亀岡 神蔵寺の真っ赤っか

 天気も良さそうなので、紅葉を見に行こうということになりました。ネットで紅葉情報を調べると、早くも「色褪せ」なんてところもあります。あわてて見つけた穴場スポットです。
 亀岡の湯の花温泉に近い神蔵寺です。京都縦貫道の亀岡ICを降りて10分ほどでした。無料駐車場はガラガラ。拝観料は300円でした。
 でも大当たりでした。真っ赤な紅葉に圧倒されました。

 歴史は古く、創建から1200年を数えます。本尊の薬師如来は最澄作とされる由緒ある寺です。

 本堂前の石段下にあるイロハモミジは、残念ながらすでに枯れ果てていました。樹齢400年という名木は高さが13mもあり、大きく枝を広げています。見事な紅葉だったことでしょう。

 かわいいオブジェが石の上にいました。

 見ざる、いや見とり、言わとり、聞かとりということでしょうか。

 赤い実が下についているから万両でしょう。

 黄色い千両も実をつけています。

 境内のライトアップは、前夜で終了。照明機材の撤去作業が行われていました。

 わたしたちが帰ろうとしたとき、観光バス2台がやってきて、どっと見物客が詰めかけました。グッド・タイミングでした。

 臨済宗妙心寺派の寺院で、西国薬師霊場第四十三番札所です。

 朝日山神蔵寺
 亀岡市稗田野町佐伯岩谷ノ内院ノ芝60
 0771-23-5537

京都・桂坂 モミジバフウの並木道 2021

 京都・桂坂のモミジバフウの並木道が、早くもお終いを迎えつつあるという情報です。慌てて車で出かけました。
 赤い葉は、落ち葉となって、スカスカに冬枯れた幹までも。
 今年の紅葉は、ちょっと遅いとタカをくくっていました。季節は確実に移ろっていました。

 夕陽を浴びて、いっそう鮮やかに染まりました。

 洛西の高台にあるだけに、市内中心部よりは気温が低いようです。

宇治・興聖寺 お彼岸の曼殊沙華

 秋のお彼岸です。宇治の興聖寺に墓参りに行きました。
 山門に続く琴坂に、曼殊沙華(彼岸花)が真っ赤に咲いていました。
 爆発しています。

 花手水では、トルコ桔梗と競演しています。

 まるで手毬のような。

 清楚な白い曼殊沙華(シロバナマンジュシャゲ)も。

そばのつぼみ膨らむ 自分でつくるパスタを飾る

 蕎麦屋でいただいてきたそばの種を蒔いて20日です。高さ20センチほどに育った葉の間から、白いつぼみが膨らんできました。もうすぐ開花です。

 ポットに種を蒔いて、間引きをしないでほったらかしになってました。それにしてもすごい成長力です。

 蕎麦を蒔く ベランダのにぎわいに

 こちらは隣のプランターのバジルです。上の方に白い花が咲いています。

 ちょっと間引いたそばをパスタの飾りにしました。
 ベーコンにズッキーニ、ナス、タマネギ、赤パプリカをいれたパスタです。

 そばの葉は、残念ながらそばの味も香りもしませんでした。

京都・雲ケ畑 足谷でベニバナヤマシャクと会う

 雲ケ畑の足谷にベニバナヤマシャクヤク(紅花山芍薬)を見に行きました。雲ケ畑を代表する花だそうです。
 京都北山の雲ケ畑は、中学生のころからハイキングルートとして何度となく歩いてますが、この花を見たのは初めてです。
 純白の花弁が、半開きでふんわりと蕊を覆って、はじらいの表情を見せています。

 めしべは、個体によって本数が違うようです。

 ヤマシャクヤク(ヤマシャク)にベニバナと冠しています。紅色をしているのが特徴なのでしょうが、ここで咲いているのはみんな真っ白です。

 ヤマシャクヤクはもう少し早い時期に咲くようです。別の品種です。

 アップで撮影しています。実際には花の直径は6-7センチほどとかわいいです。鑑賞用の大輪のシャクヤクとは大違いです。

 高さは50センチほど。スラリと伸びた茎の先に咲いています。

 つぼみもかわいいです。

 ベニバナヤマシャクヤクは京都府のレッド・データブックで絶滅危惧種に指定されています。
 京都府は、雲ケ畑出谷町足谷地区を「ベニバナヤマシャクヤク成育地保全地区」に指定して保護しています。

 「雲ケ畑・足谷 人と自然の会」という団体が、京都府の委託を受けた巡視活動が行っています。
 ゲートとなっている足谷小屋です。ここで入山届に記入しました。わたしは事前にこの会にメールで問い合わせて、入山の許可をいただきました。

 ゲートから一本道で延びている作業用道路を進みます。かなりの急坂もありました。

 ゆっくりと歩いてちょうど1時間。作業道路の終点です。

 「九芍亭」と名づけれたツリーハウスのような休憩施設があります。
 この前のテーブルを借りて昼飯の弁当を食べました。

 クリンソウの群生地を木道で抜けて、さらに奥まで山道は続いているようです。桟敷ヶ岳への稜線へとつながるようです。

 咲き遅れたクリンソウが、一輪だけ花をつけていました。

 クリンソウの大群落です。咲いているときにやってくればすごい光景でしょう。

 タツナミソウ(立浪草)が可憐な花をつけています。

 エゴノキが白い花を垂らしています。

 ツルアジサイ(蔓紫陽花)が、大きな花を咲かせています。

 コアジサイは、薄紫に輝きます。

 ヘビイチゴでしょうか。あまりおいしそうではありません。

 コショウノキとプレートに書かれていました。胡椒のように辛いそうです。

 京都市内を上り、上賀茂神社の横を通って雲ケ畑に向かいました。もくもくバスの終点、岩屋橋からさらに祖父谷峠への林道を走ったところです。

 ゲート付近では携帯電波が拾えず、YAMAPを作動させることができませんでした。途中から動いています。

京都・洛西 大原野神社の睡蓮

 大原野神社を散歩しました。
 睡蓮があちこちに白い花を開けていました。

 夜になると花を閉じることから眠る花、睡蓮です。午後遅くになっていたので、早くも閉じている花も多かったです。

 赤いアーチの橋がかかります。モネの「睡蓮」を思い起こさせる風景です。

 鯉沢池は、奈良・春日大社の近くにある猿沢池を模してます。

 大原野神社は延暦3(784)年、長岡京遷都に際して藤原氏の氏神である奈良・春日大社の分霊を祀ったのを起源とする神社です。

 大原野神社
 京都市西京区大原野南春日町1152
 075-331-0014

西山古道 3度目のクリンソウ

 汗がポタポタと落ちる今年一番に暑い日だったのでしょう。
 柳谷観音から西山古道を歩いて、京青(きょうせい)の森にクリンソウを見に行きました。同じ西山の金蔵寺、大原の阿弥陀寺に続いて今シーズン3回目のクリンソウです。
 ここは人手のあまり入らない沢筋の湿地帯に群生しています。今年も見事に咲いていました。

 白や黄色といった変種はおらず、すべてが薄紫の同じ顔色をしています。

続きを読む 西山古道 3度目のクリンソウ

京都・古知谷 阿弥陀寺の色とりどりのクリンソウ

 京都・大原のさらに奥。古知谷の阿弥陀寺には、色とりどりのクリンソウが咲き競ってました。
 サクラソウ科のクリンソウは、紫やピンクの花をリング状につけます。それがいく段にも重なります。五重塔のてっぺんの「九輪」に似ているのでクリンソウです。
 黄色の花は、ここでしか見たことがありません。キバナクリンソウだったら原産地はビルマやチベットの高地だそうです。

 こちらは深紅です。

 白も咲いてます。

 ローズかな。

 ポピュラーな色をしています。

 鮮やかです。

 開祖の弾誓上人の石廟の前庭に咲いています。

 さして広くはないですが、クリンソウで埋まっています。

 本堂から眺める青紅葉も素晴らしいです。

 庭を歩いていると、なんとイワカガミがピンクのかわいい花をつけていました。

 高山植物が自生しているわけではないですが、遠目にもコマクサに見えました。望遠レンズに替えて撮影しました。

 この赤い花は何でしょうか?

 山城三十山の焼杉山に続く尾根が見えています。

 古知谷 阿弥陀寺
 075-744-2048
 京都市左京区大原古知平町

 外食は敬遠して、昼飯の弁当は途中の「里の駅大原」で買っていました。
 古知谷は、あまり日が当たらずにじめじめとしたところです。ちょっと走って静原の静原神社まで行き、すぐ横の公園のベンチでいただきました。
 京都一周トレイルのルート上にあり、これまで何度も歩いたところです。


 
 「おばんさい弁当」にはから揚げをメーンに、薄味で仕上げたおばんさいが盛られています。

 食べ応えがありました。

 シェラカップで湯を沸かして、即席のみそ汁もつくりました。
 アルコールランプで沸かしたので時間がかかり、できたころにはご飯をほとんど食べていました。

 里の駅大原の旬菜市場です。新鮮な野菜も買ってしまいました。

 里の駅大原
 075-744-4321
 京都市左京区大原野村町1012

京都・大原野 金蔵寺のクリンソウと青紅葉

 京都西山の小塩山中腹にある金蔵寺を参りました。クリンソウが咲くと知ったからです。
 クリンソウは、ポンポン山や京都北山なんかで見てますが、これまでで一番色が濃いです。
 ちょっと早かったようで、まさに咲き始めたところ。五重塔の頭についている「九輪」のようにはなってませんでした。

 この株は、最初の花が開いたところです。

 2段目、3段目にもつぼみが膨らんでいます。

 これから花をつける株がたくさんあります。群生するのが楽しみです。

 金蔵寺の山門です。無人の賽銭箱に入山料300円を納めました。

 青紅葉が美しい石段です。

 緑のトンネルの向こうに本堂がのぞきます。

 本堂まで上がりました。テープで読経の声が流れています。時たま参拝客とすれ違うくらいで、静かです。

 緑がしみわたります。

 赤い紅葉もあります。ノムラモミジというそうで、濃紫(のうむら)からきているとか。 春に出る新芽から赤く、秋に葉が落ちるまでずっと赤いのだそうです。

 ゴー・ストップの競演です。

 フジの花のようにも見えますが、上向きに花がついているので桐の花のようです。

 大輪のサツキも咲いています。

 見晴台を借りて昼飯にしました。

 京都市街の向こうに比叡山がそびえていました。視界も良く、はるか鈴鹿の方の山並みまでよく見えました。

 奥さま手作りのお弁当です。湯を沸かしてインスタントのみそ汁もつくりました。

 好物のタケノコとヤマブキの煮物や、自家製の日野菜の漬物、キンカンなんかが詰まっています。
 ザックで背負っていたので、若干の荷崩れを起こしています。

 卵焼きは久しぶりです。
 会社勤めの時代は、弁当持参の日も多く、よく食べました。

 大きなノリに包んで、握り飯をほおばりました。

 金蔵寺へは、細いワインディングロードを車で登ってきました。駐車場が心配でしたが、先着は2台。十分に余裕がありました。

 金蔵寺
 京都市西京区大原野石作町1639
 075-331-0023

五月の花々 カメラ片手に近所を散歩

 自宅マンションの庭に、ことしもスズランの可憐な花がいっぱい咲いています。カメラをもって散歩しました。

 シランもすっきりとした花を次々とつけています。

 大輪のクレマチスは、そろそろお終いです。

 ポピーが風に揺れます。

 フーッと息を吹きかけたくなりそうな・・・・

 雑草と一からげにするのはかわいそうです。

 わが家のベランダも、奥さまの丹精が満開です。

 アップにするとこんな具合です。