カニを満喫した、今年最後の夕飯でした。敦賀の鮮魚商から直送されてきた立派なカニが並びました。
2年ぶりに2人の孫娘らもやって来て、にぎやかになりました。
鍋も堪能しました。雑炊が最高でした。
孫娘は、ジージ作のビー玉・コースターに夢中になって遊んでくれました。
新型コロナに振り回された1年でした。それでも3家族8人が元気に過ごせ、おいしいものも食べられたことを感謝します。
皆さまもよいお年をお迎えください。
京都一周トレイルの伏見・深草コースを歩きました。今回も逆向きに伏見稲荷からスタートして、伏見桃山がゴールです。そのまま焼き鳥の「鳥せい本店」に流れ込む算段でした。
冷えた体に創業延宝5年(1677)の老舗酒蔵、山本本家の神聖「蔵出し生原酒」がしみ渡りました。日ごろ、清酒はほとんど飲みませんが、これは別格です。
焼き鳥もドーンと並びました。とりねぎ、レバー、つくね、生麩田楽・・・。どれもうまいです。
スタートはささ身の刺身です。
大きな万願寺唐辛子は、サクリとしています。
手羽唐には、レモンをジューと搾ります。
お代わりは「たれ口」です。冬限定搾りたて新酒です。原酒がすっきりさわやかだったのにたいして、こちらはフルーティーでまったりとしています。
「ご飯が食べたい」と、天むすとかす汁を頼んだ人も。
わたしは白ネギを追加しました。
ああ、できあがりました。
2年前にも、今回とは違ったメンバーとやって来ています。何度来ても、満足度に変わりはありません。
鳥せい 本店
050-5868-4951
京都市伏見区上油掛町186
バギンボックスといいます。Bag-in-Boxが縮まった表現です。堅い紙箱の内側に、プラスチック袋がはいっています。その中身はワインです。
2リットル入りで1000円ちょっと。すこぶるリーズナブルです。
お味の方もなかなかのもので、ハウスワインとしては十分です。
「エル・トキ」は、チリ産です。大型酒店に行くといいろんなバギンボックスが並んでいます。そんな中で、知人に教えてもらったこれがうまいです。
コックがついていて、飲む分量だけデキャンターに取り分けます。わたしは500CCのふたつきの広口瓶を使っています。
ボトルなら、つい飲み干してしまいます。残ったワインも保存が面倒です。それに空き瓶の処理も大変です。そんなお悩みが解決されます。
今夜の一献は白です。
タコとキノコのアヒージョとスパニッシュオムレツのトルティージャがメーンでした。
スキレットでニンニクと岩塩を入れたオリーブオイルを温めます。ブツ切りのタコとしめじなどをいれれば、すぐに完成です。
シコシコとおいしいタコです。
トルティージャはスペインのサンティアゴ巡礼を思いだす味です。
タコは先日、神戸に出かけた折に明石まで車を走らせていました。魚の棚商店街をブラついて、ここまでやって来たのだからと買って帰りました。その夜は刺し身で、翌日はきゅうりと酢の物に、そして今夜で食べきりました。
魚の棚は、午後遅くだったので新鮮な魚とはあまり出会えませんでした。
久しぶりの外食でした。
京都の東山を大将軍まで歩き、強い日差しが戻った街を四条河原町まで戻ってきました。何も考えずにビアレストラン・ミュンヘンに飛び込みました。
以前なら当然のようにジョッキを傾けたところです。新型コロナの緊急事態宣言下では、それは夢幻(ゆめまぼろし)です。
おとなしく(?)、「週替りランチ」(820円)です。照り焼きチキンがうまいです。付け合わせの野菜と一緒に食べ進みます。「ほうれんそうとシメジのおひたし」もキンピラも素敵でご飯もうまいです。小鉢にラーメンまでついています。
実は、これも飲んでいます。
アルコール度0.5%という「微アルコールビール」です。缶入りですが、いつものジョッキとおつまみのポップコーンとともに出てきました。これだけで大満足です。
静かな店内でした。あちらに1人、こちらに1人とおじさまがぽつぽつと静かに食べてました。
店に入るとまず検温と、対策も十分でした。「コロナ・パスポート」でも見せれば、もう少し飲める日がやってきてほしいものです。
ビアレストラン ミュンヘン
京都市中京区四条河原町上ル米屋町386番地
0120-06-3505
今夜も満足の一献です。
タコのアヒージョと、厚揚げのイタリアン、おいしいバケットとサラダでした。
プリッとしたタコです。塩味もほどほどで、きりりと冷やした赤ワインとピッタリです。
昨日の京都・七条の鮮魚店「山定」です。太ーいタコを見て、アヒージョにしようと小さいのを買っていました。
小さいといっても足が2本(?)も入ってました。残りはたこ焼きにでもしましょう。
大阪の家庭には必ずあるというタコ焼き機です。でも、わが家にあったかな?
京丹波産の大黒しめじがありました。
ニンニクと、ベランダから摘まんできたイタリアンパセリを刻みました。
スキレットにオリーブオイルを注ぎ、弱火でニンニクの香りを移します。
タコとシメジを入れ、岩塩で味付けしました。
仕上げにイタリアンパセリをふりました。
よく冷やした仏・ボルドーの口当たりがよい赤を開けました。
厚揚げには、オリーブオイルと醤油、ニンニクを塗り、チーズをのせて焼きました。これで立派なイタリアンです。
バケットは、アヒージョのオイルに漬けていただきます。
バケットでは最高と思っている京都・大山崎の「パヴェ ナチュール」で買ってきました。
日曜日は大繁盛で、予約しておかなくては手に入らないことが多い人気パンです。
天王山の山麓にあります。自転車やジョギングの人が通り過ぎます。
ウッドデッキの脇に咲いていました。
愛車のシトロエンC4も風景にしっくりと納まっています。この車にお世話になるのもあとわずかとなりました。
パヴェ ナチュール
075-952-1188
京都府乙訓郡大山崎町大山崎白味才51
おいしい魚が食べたい! これが口ぐせです。それを満たしてくれる店が見つかりました。
京都・七条の鮮魚店「山定」です。中央卸売市場の近くです。朝に競り卸られた魚が、並んでいます。
「天然タイ頭」(500円)を迷わずにゲットしました。合わせて買った切り身とともに立派なあら煮(かぶと煮)となりました。
わが家は薄味です。醤油や砂糖でごまかす必要はありません。それがおいしいです。
背骨に残った身をほじくるあたりが、とりわけ好きです。
切り身も立派だったので、ひと切れを刺身にしました。
甘い脂がまわって、さすがに鯛ですね。
魚そうめんは、京都の夏には欠かせません。
文字通りにお買い得でした。
サバやノドグロ、イワシにアジ、タコにイカ、生きたハモ・・・。どれも食べてみたいです。
さすがに「密」な熱気です。
七条商店街も昔と比べるとずいぶん静かになりました。でも、ここだけは人だかりです。
山定商店
京都市下京区西七条南東野町169
075-313-8449
賀茂なすのみそ田楽ときんぴらごぼう。それを作るつもりだったのです。でもネットでレシピを調べているうちに、イタリアへワープしてしまいました。
「賀茂なすのトマトコンカッセ」です。コンカッセって何かと調べたら、角切りのことでした。
バルサミコ酢が効いたみそ味のソースです。焼いた賀茂なすとの相性も、和風の田楽みそに負けていません。
トロリと柔らかくなった賀茂なすが、舌を滑ります。
前菜(?)は、ニッポン人らしく冷奴です。長岡京にある「とうふ工房 にがり屋」の湯葉とうふです。一緒に買ったたれも優しい味いです。
もう一品追加と作った無限ピーマンです。ピーマンを電子レンジで2分ほどチン。そこに昨日の残りの鶏のささ身のはさみ焼きを裂いて加えました。数少ない動物性たんぱくです。
だし醤油で味付けしただけです。鰹節は不要だったようです。
二品目のイタリアンきんぴらごぼうです。
醤油味のフツーのキンピラも好物ですが、アンチョビのひと味違ったテーストも、目先が変わっていいものです。
ごぼうは千切りしました。
水にさらします。
手作りのアンチョビの出番です。レモンがなかったので、ピンチヒッターは半切れは残っていたスダチです。
フライパンで炒めて塩コショウ、最後に摺りごまをかければあっという間です。
トマトは角切り、いやコンカッセします。
ソースは、バルサミコ酢にみそ、砂糖、ニンニクわ混ぜ合わせただけです。
水切りしたトマトと、刻んだバジルを入れました。
賀茂なすは厚さ1センチほどに切り、オリーブオイルで両面を焼きました。
賀茂なすは、京の夏を代表する京野菜です。ソフトボールくらいの真ん丸です。京都・上賀茂で栽培されてきました。
近くのスーパーに並んでいたので、思わず手が出ました。
この夏に仕込んだアンチョビが、そろそろ食べごろなはずです。ポテトと炒め、ブロッコリーも加えました。
アンチョビはちょっと塩気を抜きすぎたのか、個性が控えめです。それでもポテトとは鉄板、いやフライパンでの絶妙コンビです。
ブロッコリーも、いくつも食べてしまいます。立派なメーンとなりました。
カリカリに揚がったベーコンの破片が、よい舌触りです。
オリーブオイルにニンニクの香りを移し、細切れのベーコンを、次いで電子レンジで柔らかくしたポテトを加えます。
細かく刻んだアンチョビを放り込み、茹でたブロッコリーも追加します。
塩コショウして、味がなじめば完成です。
今回のアンチョビは、小さなイワシしか手に入りませんでした。
塩漬けにして1カ月、オリーブオイルに漬けて2週間余りで、でき上がりました。
これがあると、食卓の楽しみが増えます。
舞鶴に行くときは、車にクーラーボックスを積んでいます。舞鶴漁連で獲れたてを、最短時間でわが家に直送します。
きょうは旬の岩ガキです。殻を処理してもらっていたので、水で洗っただけで登場です。
プルルンとしています。甘いミルクが口いっぱいに広がります。海水で適度の塩気です。贅沢なひと口です。
イカの刺身は、自分で調理しました。イカの処理は慣れています。
身が甘いです。
新鮮な証拠に、皮(?)が簡単にはがれました。
いっしょにゲットしてきたチリメンジャコとたいた伏見唐辛子です。小粒のジャコに骨があって、これは予想以上の箸休めです。
ピカピカと光るきれいなキスです。
ウロコがぎっしりとついています。
頭を落とし、内臓をだして水洗いします。
骨を取りますが、このあたりは処理に集中して、写真はありません。
なんとか紅葉開きにできました。
冷蔵庫に保存しておきます。あすにでも天ぷらにしようと思います。
岩ガキはいい値がします。
獲れたての魚が、トロ箱から取り出されたばかりです。
雑然とした店先ですが、かえって活気がみなぎります。
いつもは西舞鶴駅前の鮮魚店で仕入れています。きょうは、別の店です。最近、にぎわっているのを横目にして、気になってました。
さかなや水嶋鮮魚店
0773-75-1346
舞鶴市引土104
ハッセルバックポテトに初挑戦しました。スウェーデンの国民食らしいです。FB友だちのGさんがつくっておられました。
ジャガイモに切れ込みを入れ、そこにベーコンやチーズをはさんで、オーブンで焼いただけです。カリッとした皮がうまいです。
暑くなってからはビールばかりですが、久しぶりによく冷やしたワン・コインのシャルドネです。
スペインのサンティアゴ巡礼が懐かしいピメント・デ・パドロン・まがいも、それなりのお味です。
ジャガイモをよく洗い、薄さ3ミリほどに(なかなかうまくいきませんが)切込みを入れます。バラバラにならないように、菜箸を渡しておきます。
水に5分ほどつけて、グルテンを流します。
ラップして5分ほど電子レンジにかけます。
はさむのは、スライスチーズ2種とべーコンです。
オリーブオイルにハーブソルト、すりおろしにんにくを混ぜ込みます。
すき間にオイルを塗り、具材をはさみます。
小さなスキレットにのせ、ベランダから摘まんできたローズマリーを載せます。
200度のオーブンで20分ほど、焼きました。
ピメント・デ・パドロンは、サンティアゴ・デ・コンポステーラのバルで感激した一品です。
知り合いからいただいた獲れたてのシシトウに、伏見唐辛子とまざってちょっと太短いのがありました。万願寺唐辛子かもしれません。
オリーブオイルで炒めて、岩塩を振りかけただけです。
出生の違いは越えられませんが、「まがい」と切り捨てるにはもったいないです。ワインには、よく合いました。
仕上げは、とうもろこしご飯です。オクラのみそ汁と冷奴、奈良漬と、これで落ち着きました。