大文字の飯盒炊爨と法然院の紅葉と

 ことし最後の紅葉と、2日前に書いたばかりです。またしても、そして最後にして最高の紅葉に出会いました。
 京都・鹿ヶ谷(ししがだに)の法然院です。赤から黄、緑へのグラデュエーションが素晴らしかったです。
 大文字山に登り、お弁当を食べて下ってきました。師走とは思えない、よく晴れた穏やかな1日でした。

 【2020/12/06 11:03】
 車を銀閣寺門前の観光駐車場(1日1040円)に止め、参道までやって来ました。
 例年の観光シーズンと比べると、人出はぐっと減っています。

 門前を左折して大文字へと向かいます。正確には、大文字山の山肌にある五山送り火の大文字の火床のことです。

 山道が始まります。右手が銀閣寺です。

 送り火で燃やす護摩木や薪を運び上げる保存会のケーブルです。
 「京都人の密かな愉しみ」(NHK-BS)でも、ここで薪揚げ作業をする大原の野菜作り農家を継ぐ青年が登場していました。

 子どもたちも交えて、結構な人が行き交いました。京都人にとっては、お手軽で人気の山です。

 千人塚です。戦国時代、この山腹にあった中尾城が陥落した際のものと考えられる人骨がたくさん見つかったそうです。

 急な石段を登れば、もうすぐです。

 【11:54】
 大文字の火床に到着です。ゆっくりと登ってきました。

 地球は丸いです。fishi-eyeレンズの視界です。
 「大」の中心にある大きな火床です。送り火は、ここから灯されます。

 左大文字が見えています。左上は愛宕山です。

 舟形です。手前は京都府立植物園と賀茂川の堤です。

 妙と法です。背後の高い山は桟敷ヶ岳でしょう。
 五山のうち鳥居だけは見えません。

 遠く大阪のビル群から、天王山、ポンポン山、小塩山、愛宕山、北山、比叡山とぐるりを見渡しました。

 お弁当の握り飯を頬張りました。

 メーンは、こちらのキノコと揚げのみそ汁でした。ガスバーナーで湯を沸かし、出汁から作りました。ちょっと味噌が少なくて薄味でしたが、暖かいのがうれしいです。
 でも、写真撮影を忘れていました。

 サンマの缶詰も持ってきました。ちょっと甘いですが、こんなシーンなら何を食べても旨いです。

 送り火の火床が、格好の調理台となります。

 メスティンの大ブームです。あちらで、こちらでご飯を炊いています。お決まりのように、蓋に缶詰を載せて、温めています。蓋の重しを兼ねています。
 昔は、飯盒炊爨(すいさん)といいました。炊飯(すいはん)ではないです。そんなことはどちらでもよく、今や若者の間ではコンビニ弁当を駆逐して、みんなメスティンです。
 豪勢に豚汁を煮込んでいるパーティーもいました。

 火床でゆっくりとして、千人塚まで戻ってきました。もと来た銀閣寺への道を左にそれて、鹿ヶ谷に下りました。

 こちらはかなりの急坂で、歩く人も多くはありません。

 京都一周トレイルのルートと合流しました。

 安楽寺の門前です。まだ紅葉真っ盛りです。

 法然院にやってきました。法然上人の草庵ゆかりの地です。

 山門を入ると、白砂壇(びゃくさだん)と呼ばれる白い盛り砂があります。

 境内には、鞍馬石の自然石を彫った谷崎潤一郎の墓もあります。
 左の「寂」が谷崎夫妻、右の「空」が谷崎夫人の妹重子夫妻のものです。
 谷崎の「蘆刈」に登場する自宅近くの「かぎ卯」でうどんを食べ、蘆刈の碑がある男山展望台に登り、谷崎づいてます。

 手水鉢から、清水が滴れ落ちます。

 息を飲む美しさです。

 たくさんの秋と出会いました。

 哲学の道を銀閣寺へと戻りました。

 【14:44】
 汗をかくほどの、程よい運動でした。アイスクリームをかじって、おしまいにしました。

 きょうは、久しぶりに仲間と東海自然歩道を歩く予定でした。ところが、再度の自粛要請に、乗り合いの交通機関の利用は敬遠して延期としました。

 5.2キロ、高低差320メートルほどでした。

石清水八幡宮 こもれびルートと最後の紅葉

 「不要」であり、「不急」でもありますが、コロナ肥り対策には体を動かすことが不可欠と出かけました。淀川の対岸にある石清水八幡宮です。
 男山として知られますが、鳩ヶ峰(142.5m)というのがピークでした。そこを通って一周する男山散策路・こもれびコースというのが整備されていました。
 紅葉も、まだまだ見事でした。そんな中を参道ケーブルが上っていきました。

 【2020/12/04 10:29】
 京阪・石清水八幡宮近くの駐車場に車を止めて歩き始めました。普段着にカメラを持っただけのお散歩気分でした。

 一の鳥居の手前を右折します。こもれびルートの案内板が立っています。

 神應寺の長い石段を登ります。

 見上ると、見事に真っ赤です。

 谷をまたぐ石清水八幡宮参道ケーブルの鉄橋です。

 ケーブルカーが視界に現れるのを待ちました。

 京都市方面の視界が開けました。手前は京阪・木津川鉄橋、向こうは京滋バイパス、はるか左の彼方は比叡山です。

 気もちのよい竹林です。

 ルートはよく整備され、道標もたくさん立ってます。

 【11:11】
 鳩ヶ峰の山頂です。八幡市の最高点ですが、視界はありません。三川合流や対岸のわが家の方角が見えるかと期待していました。

 三角点がありました。

 少し下ると展望台がありましたが、ここも見晴らしはありません。

 男山レクレーションセンターの横を進みました。

 竹林には、ワラが敷かれて冬の準備完了です。タケノコは、栽培されているのだということがよくわかります。

 エジソンが電球のフィラメントの研究に使った八幡竹です。エジソン記念碑もあります。

 【11:40】
 石清水八幡宮をお参りしました。
 車やケーブルカーでは何度も来てますが、歩いて登ってきたのはたぶん初めてです。

 ご朱印をいただきました。

 男山展望台からは、「京都の絶景」が臨めます。

 左が愛宕山、右が比叡山です。京都の町が山に囲まれているのがよくわかります。

 谷崎潤一郎の「蘆刈」の石碑です。

 この秋は、近場のあちこちでたくさんの紅葉を見ました。これが見納めでしょうか。

 裏参道を下りました。

 松花堂跡がありました。
 松花堂弁当にその名を残す江戸時代初期の僧侶、松花堂昭乗の庵があったところです。一部が京都吉兆松花堂店のある松花堂庭園に移築されています。

 【12:28】
 二の鳥居まで下ってきました。

 太鼓橋の安居橋がかかっています。

 この後、参道ケーブル八幡宮の駅前で昼飯を食べて帰宅しました。

太閤道を雨乞い岩から カレーうどんを食べに登る

 おじいさんは、きょうも山に柴刈りに出かけました。
 というわけで、雨乞い岩を通っていく初めてのルートから太閤道を目指しました。
 高槻の悠久の丘に下り、昼飯は熱々のカレーうどんでした。
 きょうから師走です。プシューの儀式は「冬物語」でした。

 気持ちの良い竹林を抜けていきました。

 雨乞い岩の上部から見ろします。手前は高槻市上牧、淀川の向こうは枚方市樟葉です。

 ドウダンツツジでしょうか。真っ赤に色づいていました。
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晩秋 大山崎山荘から山崎聖天へ

 寒い朝でした。それでも青空が広がったので、カメラを手に散歩に出かけました。
 向かったのは、天王山の麓にある大山崎山荘です。
 大山崎山荘美術館では河井寛次郎展をやってましたが、そちらはスルー。庭園を歩くだけなら入館料は不要です。

 超広角の7.5mmfish-eyeレンズをつけて、グニャリと湾曲した視界を楽しみました。

 3密というほどのことはありませんが、日曜日とあって結構、にぎわってました。

 ツワブキの黄色が一面でした。

 山の道を抜けて山崎聖天(観音寺)までやってきました。

 モクレン、それともコブシでしょうか? もう春の準備です。

 昼飯も食べてちょうど4時間。8.7kmのちょっと遠出した散歩でした。

京都 東寺のライトアップ2020

 東寺の五重塔がライトアップされています。高さ55mと、現存する日本の古塔の中では一番高い塔が、夜空に延び、影は池面に突き刺さっていました。
 カメラに三脚をもって、車で出かけました。ダウンジャケットを着てきましたが、それほど寒くはありませんでした。

 紅葉の向こうに九輪が突き抜けています。

 瓢箪池に反射します。

 この夜は、月はほとんど雲間でした。

 新たにゲットしたfish-eye(魚眼)レンズを試したかったのですが、出番はありませんでした。

 金堂の薬師如来が見えています。

 画像の部分を拡大しました。

 講堂越しに振り返りました。
 小学生のころ、この辺りのお堂を写生したことがあります。ふいに思いだしました。

 京都タワーも輝いていました。

 拝観券は友人にいただきました。昼の光明寺に次いで無料ご招待です。格安タイヤに格安レンズと続き、年金生活者には誠にありがたいことです。

 東寺 真言宗総本山 教王護国寺
 075-662-0173
 京都市南区九条町1

京都・洛西 まつおえんげいと大原野神社

 3密状態の紅葉スポットは敬遠して、バラの苗で有名な「まつおえんげい」までドライブしました。当然のことながら、こんなシーズンでもカラフルな花が咲いています。
 そんな中からわたしが選んだのは、花よりー。ひと盛り500円の 富有柿です。「おまけしとくは」と2個余計に詰めてくれました。15個もありました。

 大枝のあたりは、柿の名産地です。あちこちに成ってます。
 車の通る道沿いには、柿を並べた商店が軒を連ねるほどです。

 家に帰り、さっそくいただきました。
 「かたいの!」と頼みました。シコシコとした深い味のするおいしさです。

 キウイフルーツも熟していました。こちらは売り物ではありません。

 6月には義母と一緒にやって来て、この木の下でお茶を飲みました。

 この真っ赤な広葉樹は何でしょうか?

 もちろん、奥さまは春に向けても花をご購入です。カルーナとパンジーです。

 ちょっと走って大原野神社へやってきました。
 

 こちらは、花嫁・花婿の前撮りの背景になっているようでした。

太閤道を若山まで 山パスタを食べに登る

 おじいさんは山へ柴刈りに出かけました。
 そんな感じの裏山ともいうべき太閤道を若山まで登りました。
 昼飯は、メスティンでナポリタン風のパスタをつくり、のんびりといただきました。「プシュ―」と恒例の儀式も行いました。
 目の下には水無瀬のわがマンションや駐車場のマイカーまでが見えていました。

 太閤道は、高槻市の磐手橋から島本町の若山神社まで5キロほどあります。
 羽柴秀吉が本能寺の変を知って、水攻めの備中・高松城から「中国大返し」で戻ってきて、天下分け目の陣を山崎で張ったときに通った道といわれます。
 何度も歩いてますが、きょうは初めてのルートから登りました。

 見晴らし台からは、淀川の向こうに霞んだ大阪市内のビル群や、あべのハルカスも見えていました。

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高槻 神峯山寺の「赤」

 神峯山寺(かぶさんじ)に参りました。
 この秋、最高の「赤」でした。

 神峯山寺の本尊は3体(秘仏)の毘沙門天です。そのひとつ、兜跋毘沙門天(とばつびしゃもんてん)が年に一度、秋に公開されるのを記念する限定ご朱印です。

 根本山神峯山寺
 日本で最初に日本で最初に毘沙門天が安置された霊場としても知られ、1300年以上の歴史を持つ古刹です。
 高槻市の北部にあり、ポンポン山の登山口のひとつにもなっています。神峯山の森自然園には、野草を見にやってくるスポットです。
 11月から有料になった駐車場に車を止め、東海自然歩道に沿って谷間の道を山門まで歩きました。

関西百名山で鈴鹿最高峰 御池岳のそう快な秋空

 鈴鹿山系の最高峰、御池岳(1247m)に登りました。関西百名山の一峰で、花の百名山でもあります。
 山頂付近は広大なカルスト地形が広がっており、その上は真っ青な秋空でした。
 平地では、11月になって真夏日を観測したような好天でした。山の上でも汗ブルブルでした。コロナ肥りのわたしは、ちょっと苦しいシーンもありましたが、久しぶりに心が晴れた一日でした。

 ボタンブチから見上げる天狗の鼻です。秋の雲が清々しいです。

 全山が石灰岩で形成されている御池岳の山頂付近には、カルスト地形が広がっています。

 秋にしては視界はイマイチでしたが、北側には霊仙山が、さらにその先には伊吹山が見渡せました。
 
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京都・桂坂 モミジバフウの並木道

 真っ赤に色づいた長い並木道です。モミジバフウって、初めて聞いた木の名前です。
 漢字では紅葉葉楓と書きます。楓を「ふう」と読むところがミソです。フウ科フウ属の落葉高木です。
 楓は「かえで」とも読めます。こちらはムクロジ科(旧カエデ科)カエデ属の落葉高木の総称です。よく似てますが、違った木でした。
 京都・西京区のニュータウン、桂坂の街路樹が見事に成長して、赤い帯を描いていました。 

 アメリカフウとも呼びます。スペインのサンティアゴ巡礼で知り合った金沢のKさんがFBで四高記念館の並木を紹介しておられました。そこは「アメリカ楓通り」と呼ばれているそうです。
 桂坂は、別のFB友だちで勤務地がすぐ近くのOさんが先日、歩いてきたと書いておられました。
 さて、このブログを編集していると英会話教室で知り合った別のOさんがFBを更新されました。よく似た時間にニアミスしていたことがわかりました。 

 日本では珍しいロータリーです。

 振り向くと黄色の世界です。

 熟した果実です。イガイガがそれぞれのタネで、その集合体です。

 葉の形がカエルの手「蝦手」に似ていることから、カエデと呼ばれるようになりました。こちらもよく似てます。

 京都市バスはグリーン、ヤサカバスはイエロー、それに白地に赤い帯の京阪バスと、3社のバスが乗り入れています。

 「冬ソナ」のメタセコイアによく似ていますが、あちらはヒノキ科(またはスギ科)メタセコイア属だそうです。

 東海自然歩道の標柱がありました。そういえば大原野から苔寺の区間は歩いたことがありません。

 並木道から国際日本文化研究センター(日文研)の先にある桂坂野鳥遊園へ向かいました。静かな池で野鳥が休んでいました。

 観察スポットに置かれた望遠鏡で野鳥を観察しました。接眼レンズにカメラのレンズを押し付けると、このように写りました。

 こちらの紅葉も見事です。

 きょうのコースです。
 阪急桂から国道9号を越え、京大桂キャンパスを抜けて桂坂の並木道へ。その後、日文研のレストランで昼飯を食べて、桂坂野鳥遊園へ。帰りは市バスに乗車しました。