東海自然歩道 忍頂寺から竜王山を越え、摂津峡まで

 東海自然歩道に沿って茨木市の忍頂寺から竜王山を越えて高槻市の摂津峡まで10キロほどを歩きました。天気予報以上の好天となり、日差しがこぼれる中の気持ちの良いハイキングでした。

 古くから信仰を集めていた山で、遺跡も多いです。
 八大龍王大権現の八葉蓮宝池には、八大龍王をまつった祠がありました。

 竜王山(510m)の頂上展望台からは、大阪方面がが見渡せました。案内板には明石海峡大橋なんかも描かれてましたが、この日は遠くの視界はききませんでした。

 竜仙峠を越えて高槻側に下る道では、昨秋の台風の影響か倒木が目立ちました。ありがたいことに、通行には支障がないようになってました。

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淡路島 諭鶴羽山と灘黒岩水仙郷の満開のスイセン

 淡路島の最高峰、諭鶴羽山に登りました。
 登山口の近くにある灘黒岩水仙郷は、初春のような日差しを浴びてスイセンが満開でした。真っ青な空に向けて、すっくと花を広げ、甘い香りを振りまいていました。

 諭鶴羽山(607.95m)の頂上からは、春霞の彼方に紀泉アルプスからダイヤモンドトレイルに連なるスカイラインが見渡せました。
 

 いつもの山の仲間と登りました。温かいコーヒーとともにいただくM子さん手作りのお菓子と、Uさんの果物をつまむひと時がいつもながらの楽しみです。

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冬晴れの須磨アルプスを楽しむ

 冬晴れの1日となった19日、六甲連山の西端に連なる須磨アルプスを歩きました。真っ青に晴れ上がり、汗ばむほどの絶好の陽気でした。
 眼下には明石海峡大橋から神戸市街、大阪湾、さらに六甲の山々から山を削って開発されたマンション群まで見飽きない絶景が広がりました。
 標高はありませんが、次々とピークを越え、コースは変化に富んでました。馬の背というアルプスの名に恥じないガレ場を越えて、この日のメンバー7人で記念撮影しました。

 鉄拐山からは、ここから連なる六甲全山縦走路の先が見渡せました。

 昼飯は弁当を持参せず、コース途中の高倉台団地の商店街で、温かいそばを食べました。

 馬の背では、前を行く小学生の一団がキャーキャーと叫びながらよじ登っていて、ハイカーも多くて渋滞が発生するほどでした。

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初登り 小楠公ゆかりの飯盛山

 正月から長引いていた風邪も、やっと治ってわたしにとっては今年の登り初めでした。
 いつもの山仲間と向かったのは大阪東部、生駒の北に連なる飯盛山(314.3m)です。FM放送の送信塔があることで、その名を知ってました。
 ここ数日の寒さはどこへやら。日差しが心地よい穏やかな1日でした。

 スタートは、野崎観音(慈眼寺)でした。「野崎詣り」で信者を集める有名な寺です。
  

 飯盛山の頂上には、小楠公と呼ばれる楠木正行(まさつら)の像が立っています。1348年の四条畷の戦いで足利方の高師直(こうのもろなお)に敗れ、自害した楠木正成の嫡子です。

 山道に、ドングリなどでつくった素敵な造形がさりげなく飾られていました。

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生駒山 愛宕山と同じ飛行塔を見に行く

 大阪平野の東にそびえる生駒山に登りました。れっきとした関西百名山の1座です。その割には、登山対象とはなっていなくて、「子どものころ遠足で行った」といった存在です。「関西百名山を目指す会」(仮称)のメンバーとしては見過ごすわけにいかず、今年最後の山行となりました。
 頂上には、昭和初期に作られた飛行塔が現存します。愛宕山の山上にあった幻の飛行塔や、私以外のメンバー3人が幼少を過ごした吹田・千里山の遊園地にもあったという飛行塔と同じ製作者とわかり、どうしても乗ってみたくなったのです。遊園地は冬季休園でしたが、間近に見ることができました。
 石切神社から登り、暗峠を経て枚岡神社に下りました。冬とは思えない陽気と暖かさの中を気持ちよく歩き、帰りには難波でミニ忘年会となりました。

 初めて参拝した石切神社です。平日というのに、お百度を踏む参拝者でにぎわっていました。

 生駒山の頂上(642m)には、当然ながら1等三角点がありました。
 その場所は、遊園地内の子供用ミニ機関車が走る柵の中でした。

 ガスが深い1日でした。それでも展望台からは、雲間に金剛山らしき山並みを見ることができました。

 難波の餃子の珉珉発祥の店で「カンパーイ!」。UさんやSくんの山行年間60日オーバーを祝いました。見習いたいものです。

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霰舞う 近江・繖(きぬがさ)山

 近江・安土城跡の南に連なる繖(きぬがさ)山に登りました。頂上近くに西国三十二番札所、観音正寺があることから観音寺山とも呼ばれます。
 生憎の天気となりました。冷たい北風に吹きすさばれ、挙句は霰(あられ)がパラパラと落ちてきて、山道があっという間に真っ白になる冬に震え上がりました。それもつかの間、眼下のびわ湖から真っ白に輝く伊吹山まで見渡しすことができて、変化に富んだ山道でした。

 繖山の標高は432m。さして高くはありませんが、初っ端から頂上まで、ほとんどが階段でした。
 英会話教室のお仲間から広がった山仲間5人で登りました。

 観音正寺の境内で昼飯にしました。西の空が明るくなり、「聖徳太子開基」の寺らしく逆光の太子の像の向こうに近江富士(三上山)が臨めました。

 激しい霰に、山道はあっという間に白くなりました。

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奈良 日本一の山城「高取城」の晩秋

 晩秋の1日、いつもの山仲間と奈良・高取山(583.6m)に登りました。標高はそれほど高くなく、その名も知りませんでした。
 山頂には「日本3大山城」のひとつと言われる高取城の石垣が残っていて、最後の紅葉、黄葉に包まれていました。麓の城下町を歩くのも楽しく、猿石や五百羅漢、壷阪寺と見どころもいっぱいのハイキングとなりました。
 大手門の前で5人そろって記念撮影しました。

 山腹にある宗泉寺に参りました。高取藩主だった植村家の菩提寺で歴代藩主の墓がありました。

 苔むした城壁に紅葉がコントラストを描いてました。生憎の曇り空でした。太陽光が当たっていれば、もっと美しかったのでしょう。

 西国三十三番札所の壷阪寺に向けて下山しました。

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時雨れる寒さ 京都府最高峰の皆子山

 京都府最高峰の皆子山(971.5m)に、山仲間のOさんと登りました。
 天気予報は晴れのつもりでしたが、京都北部はずっと時雨れたまま。冷たい小雨がパラつきました。手袋を忘れた素手は凍り付き、今年初めての冬を実感しました。
 それでも、高校生時代以来の半世紀ぶりの山頂に、こんなだったかなあと記憶をたどりながら、感慨深い山行となりました。

 山頂近くは、寒々とした冬の風景でした。

 麓に降りてくると、まだまだ晩秋でした。高度差500mほどでしたが、2つの季節がクロスオーバーしていました。

 予定より早く下山したので、朽木まで車を飛ばして温泉につかりました。帰り道は坂本の日吉大社門前にある「本家 鶴㐂そば」で温かいそばをいただきました。
 山行本番もよかったですが、アフターの方も充実していました。

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愛宕山 ケーブル廃線跡を直登する

 京都の西北にそびえる愛宕山。その麓の清滝から山頂に向けて、かつてケーブルカーが走り、山頂にはホテルや飛行塔がそびえる遊園地があったそうです。昭和初めのころです。太平洋戦争末期に鉄供出で廃線になってから、すでに75年ほどの歳月が流れました。今でもコンクリートの軌道敷は残り、いくつものトンネルをくぐるちょっとした「探検ルート」になっていました。
 独りで出かけたものの、怖気づいて途中で引き返したことがありました。今回は、山仲間2人の同行もあって念願の「ケーブル廃線跡を直登」を達成しました。

 廃線ルートには6つのトンネルがあります。2つは通行不能ですが、残りは暗闇を進みました。
 第1トンネルの出口は、土砂が流れ込んでいました。

 路肩が崩れ落ちていて、こわごわ進みました。

 山頂のケーブル愛宕駅が、雑木林の中の広場に取り残されていました。

 愛宕山の山頂からは、遠くの山々がきれいに臨めました。比良連山の蓬莱山から武奈ヶ岳までもくきっりとしていました。

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剣尾山から横尾山へ紅葉ハイキング

 能勢の剣尾山にハイキングに出かけました。英会話教室から広がったいつもの仲間とご一緒しました。
 登山口の能勢の郷から行者山、剣尾山、横尾山を反時計回りに周回する7.5キロ、高低差500メートルほどの変化に富んだコースでした。

 真っ赤な紅葉の下からスタートしました。

 カサコソと落ち葉を踏みしめて、気持ちの良い尾根を登りました。

 横尾山から下りでは、ゴロゴロとした岩の急坂を慎重に進みました。

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