ボーデン湖畔の「トスカ」

トスカ0

 BodenSee(ボーデン湖)の湖畔の町、Bregenz(ブレゲンツ)です。湖上の舞台で演じられる Bregenz Festspiel(ブレゲンツ音楽祭)がなかったら、ここに来ることはなかったでしょう。

トスカ1

 「TOSCA」の文字が見えます。

トスカ2

 湖上の舞台です。「トスカ」では大きな眼球がデザインされています。バックの壁は、サッカーコートほどの大きさで、これが油圧ポンプで静かに倒れます。

トスカ3

 開演は日没後の、なんと午後9時です。日本では考えられません。 

トスカ4

 開演前に、白ワインを飲んで、体を温めました。
 プレッツェルの形をした、大きなパンも食べました。このパンは、ちょうどわたしの前で売り切れてしまいました。前に並んでいたお嬢さんが、上手な日本語で「同じのものが欲しいのですか?」と聞いてくれ、いそがしく立ち回る売り子に「もうないのか」と交渉してくれました。おかげで、別の箱から出てきたパンです。あちこちで親切を感じました。ありがとう。

トスカ5

 やっと夕闇が迫ってきました。遊覧船でやってくる観客もいます。

トスカ6

 甲子園球場の内野席のような客席です。ずっと上まで人でいっぱいです。

トスカ7

 じわり、じわりと寒さも襲ってきます。妻は、「格好なんて気にしてられない」と、山用のレインウエア上下を着込んでます。
 周りの客も、毛布を準備したりと、怠りがありませんでした。

トスカ8

 興奮のカーテンコールです。カーテンははありませんが、プッチーニの歌劇「トスカ」にすっかり酔った夜でした。

スイス-オーストリア-ドイツ

Bregenz1

 St.Gallen(ザンクト・ガレン=スイス)からSt.Margarethen(ザンクト・マルガレーテン)を経由してBregenz(ブレゲンツ=オーストリア)に到着しました。この日、午前中に行われたBregenz Festspiel(ブレゲンツ音楽祭)のオーケストラ・プログラムに出演した団員が、わたしたちの乗ってきたECに乗り込みます。

Bregenz2

 ECが出発します。次の駅はLindou(リンダウ=ドイツ)です。

Bregenz3

 ÖBB(オーストリア国鉄)の車両が並んでます。
 インスブルックまで約2時間、ウィーンまでは8時間もかかります。

国境の町、St.Margrethen

国境の町1

 St.Margarethen(ザンクト・マルガレーテン)はスイスに東北の隅にあります。ここから5分ほどでオーストリアとの国境です。ここから東の鉄道は遵ムBB(オーストリア国鉄)が運行します。
 「国境の町」です。でもそんな雰囲気はまるでしない、ただの田舎町です。

国境の町2

 St.Gallennからは、やってきた普通列車に飛び乗りました。雨が降ってきました。

国境の町3

国境の町4

 中間集中動力、低床の4車体GTW電車です。 

国境の町5

 何もないホームです。ひょとしたらパスポートコントロールでもあるかと思ってましたが、まるでなにもありません。

国境の町6

 すぐ近くのボーデン湖には、湖岸にサイクリングコースがあるようです。向かいのホームに、リカンベンという、ペダルの位置がちょっと変わった自転車がいます。

きっぷ

 St.Margarethen-Bregenz(ブレゲンツ)間は、国境を越えたというのに、往復とも車内検札すらありませんでした。
 きれいなままのきっぷです。どういうわけか、左上には「DB(Deutche Bahn=ドイツ国鉄)」のロゴが入ってます。

国境の町7

 Z醇вich(チューリッヒ)発、 M醇・chen(ミュンヘン)行きの国際特急「EC(EuroCity)」がやってきました。次の停車駅がBregenzです。

大阪・難波 「和歌寿司」のにぎり定食一半

和歌1

 きょうもすしです。
 燃えるような暑さもだいぶ和らぎました。和歌寿司まで歩いて、のれんをくぐりました。「にぎり定食一半」(900円)を頼みました。「一半」というのは、メニューにはありませんが、たっぷり食べたいときはこちらです。
 やはりおいしい。そして満腹しました。
 前回は、2007/04/13に「お造り定食」を紹介しています。

大阪・O-CAT 「祇園」のにぎり鉄火せっと

祇園1

 一週間ぶり(27日)の難波の昼食です。まだまだ暑い大阪です。地下道沿いにいけるOCATにしました。一回りして入ったのは「江戸前にぎり寿し 祇園」です。スイスでも食べ物の反動でしょうか。
 「にぎり鉄火セット」(892円)です。
 

祇園2

 あらがたっぷりと入った赤だしが、おいしいです。

祇園4

祇園3

 前回は2006/03/01の「祇園舞妓膳」です。

St.Gallenの丘の上

丘の上1

 St.Gallenの町を見下ろす丘の上に上がりました。茶色い屋根が美しく、中央に大聖堂の塔が見えます。
 

丘の上2

 M醇・legbahn というケーブルカーです。これで丘まで上がります。
 自動運転のケーブルカーが降りてきました。

丘の上3

 だれもいないケーブルカーの駅です。自動販売機があります。料金表を見て、2人分の5CHFをいれますが、「チャリーン」と戻ってきます。どうしたものかと困っていると、あとからやって来た婦人が教えてくれました。先に人数などのボタンを押してから、料金のコインを入れます。たったそれだけのことです。それが、わからないのです。
 写真左側に一部が写っている黒い機械は、使用日時の刻印機です。買ったばかりの乗車券を差し込むと、「回数券の人だけが押すの」と先の婦人が自分の回数券を見せてくれました。親切です。おかげで、ちょっとあきらめかけたケーブルカーで丘の上に上がることができました。

丘の上4

 苦労の末に手に入れた乗車券です。

丘の上5

 ケーブルカーといっても、車両は1両。すれ違いはありません。自動運転のエレベータのような感覚です。
 親切だった婦人は、自転車ととも乗ってました。丘の上に住む人たちの日常の移動手段のようです。

丘の上6

 丘の道を町を見下ろしながら歩きました。坂を下ると貯水池のようなところに出ました。
 晴天とはいえ、ちょっと寒いと感じる天候なのに、ちょっとした日差しを惜しむように池では泳いでいる人が。芝生では、甲羅干しの人も。

丘の上7

 白い窓に緑色の雨戸、赤い花。ため息がでます。どうしてこんなコントラストになるんでしょう。

10万冊の蔵書が並ぶ修道院図書館

図書館1

 Stiftsbibliothek(修道院図書館)の明かり窓です。蔵書のほんの一部が並べられて、美しい造形美を演出しています。

図書館2

 図書館の内部は撮影禁止です。これは記念に買った絵はがきのコピーです。
 フェルトでできたオーバーシューズをはいて、内部にはいりました。想像していたほどには広くはありませんでしたが、重厚な本棚を埋める蔵書に感心しました。

図書館3

 「スイス・パス」が威力を発揮して、7CHF(スイスフラン)する入館料が、無料です。

鐘が鳴り響く町~St.Gallen

大聖堂1

 明るく華やかバロック様式のKathrdrale(大聖堂)です。
 日曜日の朝です。ミサが始まりました。後ろの席に座って、オルガンの厳かな調べと、賛美歌に耳をかたむけました。
 ミサの間は写真撮影禁止ですが、1枚だけ撮らせてもらいました。

大聖堂2

 ゴーン、ゴーンとあちこちから鐘が鳴り響きました。
 旧市街の中心にある大聖堂です。対称形の塔が印象的です。

大聖堂3

 7世紀初めに始まる教会です。現在の後期バロック様式の教会は1755-69年に建てられました。

大聖堂4

 中庭の水場で、少年がのどをうるわせてました。良い天気です。

大聖堂5

 正面の旧修道院が世界遺産に登録されています。

世界遺産、St.Gallenの街並み

St.Gallen1

 あまりの美しさに、見ほれるばかりのSt.Gallen(ザンクト・ガレン)の街並みです。

St.Gallen2

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St.Gallen5

 オーストリアのザルツブルクをちょっと小型にしたようなまちでした。でも、こちらの方が、観光客は少なく、ずっと静かで、ひなびた雰囲気で素敵でした。