滋賀・信楽 ブラウンライス&ウォーターの季節のプレート

 宇治・興聖寺で墓参りをしました。涼しいうちにと、朝早くに出かけました。そのまま宇治川に沿ってドライブして、信楽まで走りました。
 いくつかの窯元を見ました。でもこの暑さでは、のんびりと歩いて回るような状況ではありません。「陶芸の森」の信楽産業展示館の涼しいショップでほっとひと息つきました。
 昼飯は、併設のカフェ・レストラン「ブラウンライス&ウォーター」でいただきました。「無農薬玄米と地元のお野菜をたっぷりと」という「季節のプレート」(1400円)です。
 メーンは、自家製塩麹で味付けした鶏のフリットです。洋風の唐揚げといったところですが、シコシコとうま味のする鶏です。 

 付け合わせは、青菜のゴマ和えとカボチャのシナモン煮です。
 どちらも器がきれいです。

 デザートは、ほうじ茶のプリンでしょうか。

 大きな窓から、まわりの山々が見渡せるゆったりとした空間です。

 ブラウンライス&ウォーター(BROWN RiCE AND WATER)
 滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7 県立陶芸の森
 0748-83-2882

 信楽高原鉄道の信楽駅に行ってみました。「近畿の駅百選」の認定証を確認したくてやってきたことがあります。
 鉄ちゃんグッズが並んでいます。

 探していた「鉄印帳」は、やはり売り切れでした。18日から再発売されるそうですが、そちらには早すぎました。
 寺社仏閣を巡る朱印帳の鉄道版です。全国の第3セクター鉄道40社の共同企画で、この帳面をもって全国の3セクを乗り鉄体験しようというわけです。
 スタンプラリーには、すぐにノセられてしまう性格です。

歩いて昼飯:歩 静かな京都~嵐電を歩く

 「歩いて昼飯」というカテゴリーをつくりました。文字通り、歩いて昼飯を食べに行った記録です。
 アスレチック・ジムのベルトの上を汗をかきかき歩いているのもいいですが、同じ歩くなら外に出ようというわけです。10キロほどは歩いて、おいしい昼飯もいただく計画です。
 その1は、京都・衣笠にある音楽喫茶「ムジーク」でクラシックを聴きながらランチをと、歩行距離を考えて阪急・嵐山からスタートしました。
 いざ、歩き始めると、ずっと横を走る嵐電(京福電鉄)のことばかりが気になって、いつの間にか「鉄ちゃんになる」になってました。
 嵐山本線と北野線が分岐する「帷子ノ辻」です。難読駅名です。嵐電で最もポピュラーなモボ611、621型ですが、3両が並びました。左端は本線を四条大宮に向けて発車したところです。右の2両は、北野線の白梅町行きです。 

 「嵐電嵐山」です。いつも観光客で大混雑しています。それが、ホームの向こうの足湯まで、人影がありません。
 ヒマそうにしていた人力車のニイちゃんは「2月はこんなもんです」と話してましたが、それにしてもチャイニーズはもとより、日本人もいません。「人影が消えたというニュースで、かえって見に来る人もいますよ」。はい、わたしがそれです。

 「車折神社」です。鳥居の前を通りぬける嵐電を、園児が見送ります。わたしの孫を見ているようです。

 「鳴滝」を過ぎると、桜並木の下を走ります。まだ開花には早いです。

 駅名は「〇〇」と括りましたが、読めますか?

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トロッコ嵯峨駅 最後の日のデゴイチと駅チェンバロ

 JR嵯峨嵐山駅に隣接するトロッコ嵯峨駅です。ここからトロッコ列車(嵯峨野観光鉄道)が発車します。
 駅構内のSL広場に展示されていた「D5151」は、老朽化して年明けから解体、撤去されることになりました。きょうが最後の公開日でした。
 大きな動輪で長い貨物列車をグイグイと引っ張った昭和12年(1937)製造の過熱テンダー機関車は、役目を終えて鉄の塊に戻ります。

 我が国SLの完成形で、「デゴイチ」の愛称で親しまれて国産最大の名機でした。

 D5151は長く旧大鉄局吹田機関庫に所属して東海道線や山陽線で活躍。昭和46年(1971)に廃車となりました。京阪くずはモールで展示された後、嵯峨にやって来ました。

 近くで見ると、錆も浮いています。

 動輪のオブジェ越しです。

 名残のヘッドマークをつけています。

 「19世紀ホール」では、「駅ピアノ」ならぬ「駅チェンバロ」が開かれていました。チェンバロが生で聞けるちょっと珍しい光景です。
 立派なパイプオルガンもあります。

 トランペットやオーボエ、ヴァイオリンなどを、チェンバロの軽やかな響きが支えていました。

 大阪音楽大学の学生さんたちの演奏でした。
 指導しているチェンバロ奏者は、わたしのFaceBook友だちです。

 反対側にはベーゼンドルファーのグランドピアノもあり、こちらでも演奏されてました。
 駅ピアノというよりは、ミニコンサートの雰囲気でした。
 ピアノの後ろにもSLが並んでいます。

 特急「はと」や「つばめ」のヘッドマークが懐かしいです。

 「ジオラマ京都JAPAN」にも入ってみました。

 梅小路機関庫が再現されています。転車台が回転しています。

 広いスペースに京都の光景がコンパクトにまとまられています。こちらは金閣寺です。

 嵯峨野トロッコ鉄道が走ります。

 旧二条駅に客車が到着します。

 こちらは京都駅です。トワイライト・エクスプレスが停車しています。

 トロッコ列車は、満席で発車していきました。

 トロッコ嵯峨駅
 京都市右京区嵯峨天龍寺車道町11−1

関西百名山 紅葉の大原から大比叡、坂本まで

 絶好のお出かけ日和でした。きょうも山歩きを楽しみました。
 山仲間のM子さんが「比叡山に登ったことがない」とおっしゃる。それでは行きましょうと、Oさんとともにエスコートしました。
 京都・大原から京都一周トレイルを逆向きに仰木峠~水井山~横高山と越えて延暦寺へ。関西百名山の大比叡(おおびえ、848.1m)を制覇? 秘境駅に数えられる坂本ケーブルのもたて山駅に寄って、一気に坂本へ下山しました。15キロほどのロングトレイルでした。

 光のシャワーを浴びて杉木立の道を進みます。

 M子さん恒例のデザート。本日はカボチャづくしのケーキです。詳しい説明を聞きましたが、右から左で申し訳ありません。
 空洞になった幹をテーブルにしました。チョコレートの桜と若枝の紅葉のあまりの美しさにほれぼれ。もちろんお味もサイコーです。

 坂本ケーブルのもたて山駅です。ここで乗下車する人はほとんどいません。駅を降りても、山道が延びるだけです。
 カメラをかまえるわたしは、満員の乗客に怪訝な目で見られました。

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臨時特急「まほろば」で奈良へ~JR大回りの旅

 JRの新大阪~奈良間を走るノンストップ特急「まほろば」がこの秋、臨時運行されています。今春、全線開通したおおさか東線を優等列車が走るのは初めてです。
 急に思い立って、このシーズンの土、日曜日に13往復するだけの限定列車に「乗り鉄」体験をしました。しかも、京都までの「大回り乗車」でしたので、時間だけはたっぷりとある年金生活者の懐にも優しい半日でした。

 新大阪の1番ホームに行くと、「まほろば自由席」と書かれた辺りには、発車半時間前だというのに行列ができていました。それが見る見るうちに伸びました。
 大阪から大和路快速に乗っても奈良までの所要時間は10分ほどしか違いません。どうせガラガラだろうとタカをくくっていましたが、大違いでした。3両編成の指定席2両は、すでに満席でした。

 行列に対して検札が始まりました。自由席特急券は1200円でした。
 検印を押されたわたしの乗車券は、島本から京都までの310円区間です。「大回りです」と告げると、何の問題もありませんでした。

 行先表示は当然ながら「奈良」です。「特急」ともありますが、「まほろば」という列車名がないのが残念です。昔の特急のような列車ごとのヘッドマークもありません。

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「JR鍛冶屋線廃線30年 メモリアルウォーク」を歩く

 「JR鍛冶屋線廃線30年 メモリアルウォーク」を歩きました。
 鍛冶屋線は、兵庫・西脇の野村駅(現・JR西脇市)から北に13.2キロ、鍛冶屋駅まで走っていたローカル線です。大正12年に播州鉄道として開業、播州織物の運送などを担ってきましたが、平成2年に廃線となりました。その廃線跡に残された駅舎や整備された遊歩道などを巡るイベントでした。
 今年は、猛暑のためかわが町あたりの紅葉はまだまだ先のようです。でも、播州の廃線跡は、晩秋を感じさせる光景があちこちにありました。

 鍛冶屋線の跡地にできた日野北バイパスの開通プレイベントも行われていました。羽安駅では、無料でジビエ焼き肉なんかもふるまわれていました。

 鍛冶屋線の鉄橋をそのまま使った橋がかかっていました。
 山仲間で鉄ちゃんでもあるOさんと一緒に歩きました。

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イェンバッハ 3つのレールの結節点

 イェンバッハはインスブルックからOeBBの特急で東へ15分ほど。人口7000人ほどの町です。ここから南と北に2つの私鉄が走っています。
 ツィラータールバーン(Zillertalbahn)は、南に32キロのマイアーホーフェンまでを結んでいます。
 週に何日かはノスタルジックな蒸気機関車が1日1往復、運行されるようです。残念ながら運休日で、SLの姿はありません。

 SLに似合いそうなクラッシックな客車です。

 イェンバッハのOeBBのホームには、2つの鉄道への案内があります。

 アッヘンゼーバーンは、OeBBの横にあるホームから出発します。

 インスブルックから乗ってきたOeBBのレギオナル・ツーク(各停)です。

 車窓からは、雪を覆った尖った山々が連なって見えて、飽きることがなかったです。

 帰りのホームです。
 東に行けば、ドイツのミュンヘンです。
 西に行けば、インスブルックを通ってイタリアのボローニャです。

 かわいらしい駅ですが、駅前には何もなさそうです。

 ボローニャ行きのオイロシティー(EC)がやってきました。

アムステルダム ガントレットを走る

 ガントレット、日本語では単複線といいます。アムステルダムのトラムです。プラハのトラムでも見たことがあります。
 いささか「鉄ちゃん」の話題です。町の風景ではなく、レールにご注目を。
 ダム広場を過ぎて、ムントタワーが向こうに見える辺りです。道が狭くなってます。なかでも両側の建物が迫る区間は、それまで複線だったトラムのレールが、単線のように狭まります。でもポイントはなく、単線ではありません。複線ですが、相互通行できないだけです。

 日本とは逆に車は右側通行です。わたしの乗っているトラムは、黙っていても右側の線路に進みます。
 譲り合い精神(?)さえあれば、向こうからくるトラムとガッチンコすることはありません。

 ガントレットの区間は、いくつもあります。

 トラムの車内です。日本のように、座席が空いているのに立っているといった乗客はあまり見かけません。

 アムステルダム・コンセルトヘボウの前に停車するトラムです。
 ここは同名のオーケストラの本拠地です。この後ウィーン・フィルの本拠地、ムジーク・フェライン(楽友協会)、ベルリンのフィルハーモニーホールと、名だたるホールを巡りました。

 アムステルダム中央駅からトラムに乗り込んだときに、トラム内の車掌から買った1時間チケットです。
 帰りは、1時間ギリギリになりタイムアウトと、ダム広場で途中下車しました。
 でも1時間の計算の起算と終結の正確なカウントはどうなっているのでしょうか。
 上の2枚は、スキポールとアムステルダム間のチケットです。

 チューリップの国、オランダらしく、中央駅構内のコンコースにはカラフルな花屋があります。

 中央駅には、珍しく改札口が設置されています。今回の旅での改札口は、ここだけです。

 スキポールから乗った電車は、デン・ハーグからやって来ました。そちらに行って、マウリッツハイス美術館でフェルメールの最高傑作、「青い耳飾りの少女」に会いたくなりました。

グラーツ どこで食べてもマクド

 どこで食べても「マ・ク・ド」です。グラーツからの帰り道。改札わきの店で「1st Set」を買って、ウィーン行き列車に乗り込みました。確か4.8EURだったはずです。日本とそれほど変わらないという印象です。レタスが細く刻んであるくらいで、お味もそれほど変わりません。

 注文すると、番号のプリントアウトをくれます。その番号がディスプレーに表示されるまで待ちます。

 McDonald’s Graz
 Conrad-von-Hötzendorf-Straße 91, 8010 Graz,Austria

 グラーツの駅舎です。真っ赤な驚かされる天井です。

 何もない駅前です。以前は、ここにトラムが停車しました。

 ウィーンのハウプト・バーンホフ(中央駅)から出発しました。OeBBの電気機関車で引っ張ります。

 隣国・スロベニアのリュブリャナ行き急行です。スロベニア国鉄の水色の客車との混成です。

 日本のJRからは姿を消した食堂車も健在です。

 アルプスを越えた最初の鉄道、セメリンク鉄道を設計した技師、ゲガの碑と世界遺産のプレートが、このセメリンク駅にあったはずです。でも見あたらないまま通過しました。
 記憶違いで、逆方向でした。

 帰りは、反対側の窓から気をつけていると、確認できました。

 石造の二重アーチが美しいカルテリンネ橋も通過します。カメラを構えてましたが、わかりませんでした。
 こちらは二重になっていないので、よく似た橋のようです。