10€定食と36€の部屋 Tardajos

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Tardajosのホテル兼アルベルゲの10€定食です。
セグントは、「魚」をチョイスしました。白身魚のフライです。スパイスもきいておいしいです。

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つけ合わせのポテトは、細いのがカリッと揚がっていて、全体平らげました。いつもは山のように盛られたポテトに根をあげてます。

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ファーストは、いちもながらのサラダミクストです。まさにサラダボウルいっぱいで、鳥のエサでも出てきた気分。アスパラもはいっていて、完食しました。

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ワインはお代わりしてくれます。

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デザートはメロン。ああ、満腹です。

bookong.comで予約した部屋は36€でした。4000円ちょっとです。6€や10€のアルベルゲから比べると、大豪遊です。きれいで広いツインです。

当日予約だったので、バーゲン価格です。

期待したバスタブはありません。

TardajosのLa Casa de Beliです。
さて、きょうはメセタというさえぎるものがない大地を越えて歩きます。

オレンジジュース搾り器あれこれ

ブルゴスの朝です。モーニングを食べにカフェへ。何はともあれオレンジジュースです。

目の前で絞ってくれます。

こんなのもありました。

ちょっとブレてますが、こんなのも。

かなり手動に近いのも。

原料のオレンジです。価格はキロ当たりでしょう。

究極はこれ。ナイフで切って、口に入れるだけです。これがうまいです。
で、本日は10時半を回ってから、Bookong.comで当日バーゲンのホテルを予約。すっかり日が昇り、きょうもカンカン照りの巡礼道をTardajosまで10キロほど進みました。

my camino=14日目 街道歩きの先にあったサンティアゴ巡礼 

 ブルゴスでは1日、ゆっくりと休養するつもりでした。久しぶりに寝坊をして、のんびりと朝食を食べ、ゆっくりと大聖堂の辺りを散歩しました。すると、もうすることがありません。結局は、昼前に町を出て、歩き始めました。アルランソン川を渡ったのは11時を回っていました。歩くことが習慣になってきていました。

 2歳半と2歳になる2人の孫娘は、もうなんの不自由もなく、ひとりでちょこまかと歩き回っています。わたしもそのくらいの年齢から数えて70年近くも歩いてきました。右足の次には左足、そして右・・・。そんなことは考えることもなく、当たり前のようにして。
 カミーノは、ただただ歩くばかりでした。美しい教会で清らかな気分となり、代わり映えのしない大地を横目にし、おいしい食事に舌鼓を打ち、ワインやビールで大満足。1日は長いですが、それでも生活の中心は歩くことでした。きょうも元気に20数キロの巡礼を歩けたということが、最大の喜びとなりました。
 学生時代には、サークルの仲間と山歩きを楽しみました。後立山連峰を朝日岳から白馬を越え、唐松、五竜、鹿島槍と1週間もテント泊で縦走したことがあります。剣、槍、穂高、北岳・・・。
 社会人となってからも、何年かは夏休みに槍などに登ってましたが、いつしか仕事にかまけてさっぱりと。次に白馬の大雪渓を小学生だった息子と登り、妻とも登り、学生時代の仲間と富士山に登ったのは、50歳あたりを過ぎたころでした。その後も山歩きはぼちぼちと続けてきました。ちょっと時間がでた60歳を過ぎて、昔の仲間と日本百名山の1番・利尻山にも、中抜きして100番・宮之浦岳にも登りました。
 とはいえ、歳とともに山歩きはたいへんになってきました。ならば平地を歩けばいいのです。京都には、豊臣秀吉が築いた御土居(おどい)から洛外に抜ける「口」が7つありました。「京七口」といいます。粟田口、鞍馬口、荒神口、長坂口、丹波口、鳥羽口・・・。みんな現在も地名となって残ってます。その口に向けて都への街道が延びていました。その街道を順に歩きました。
 熊野詣は、浄土信仰から熊野三山を参詣する旅でした。後白河法皇は熊野御幸を34回も繰り返していました。わたしも紀伊路を歩いてきました。石清水八幡宮(八幡市)から東高野街道-高野街道を南下して、高野山まで。さらに小辺路(こへち)の山道を熊野本宮まで歩いて熊野詣をしたこともあります。
 歩くこと。それは山登りほどにはハードではありません。街道歩きなら、歩きたいところまで歩き、気が変われば途中でやめることもできます。もっと手軽に町歩きや、近所の散歩というのもあります。その歩くことの延長線上にたどり着いたのが、サンティアゴ巡礼だったのです。

Paso a paso Dos 14日目=9/7 休みのつもりが

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 30数日の巡礼に、3日の休養日を設定してました。この日はブルゴスでゆっくりとするはずでした。
 久しぶりに寝坊をして、ゆっくりと大聖堂の辺りを散歩しました。向こうからシトロエンC4(初期型)のパトカーが走ってきました。あたり前にシトロエンが走ってます。なぜだかうれしいです。

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 ホテルに戻って外を眺めました。教会の右に見えるモダンな建物。ひょっとしたらあれが今夜の宿にしようと思っていたアルベルゲのようだ。
 ホテルのチェックアウトは11時。アルベルゲのチェックインは2時から。さて3時間もどうする。
 で、結局はこの日も歩くことに。 

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 ブルゴスの街を後にして、アルランソン川を渡ったのは11時を回っていた。

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ブルゴスの夜に大満足

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ブルゴスといえば、これでしょう。というか、これらしいです。モルシーリャといいます。豚の腸に血液や米なんかを詰め込んだソーセージです。

評判の店がホテルの目の前とわかり、開店を待ちかねて行ってきました。

赤ワインを飲みながら、待ちました。

うまいです。米のパリッとした食感もあって、ペロリと平らげました。

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次はアンチョビのピンチョスです。

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三軒目はこれ。白魚がこぼれてます。

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白ワインといただきました。

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ウナギじゃないですよね。でも格好が。

仕上げはこちら。

これであわせて10€ぼどてす。

my camino=13日目 人生に一度は「聖地」を訪ねたいと願っている 

サンジャン・ピエ・ド・ポーからブルゴスまでは286キロ。すでに全行程780キロの30%を軽く超えていました。それでも、気分としてはクオーター(4分の1)でした。ブルゴスでは1日、休養日とする計画にしていました。

 ブルゴスの大聖堂は、世界遺産に指定されています。

 何年か前に何回に分けての「区切り」と、一部はバスやJR、マイカーも使って四国88カ所をお遍路したことがあります。1番霊山寺から88番大窪寺までの全長は、フランス人の道の1.5倍の1200キロに及びます。それが4つの霊場から成っていました。阿波国は「発心の道場」、土佐国は「修行の道場」、伊予国は「菩提の道場」、讃岐国が「涅槃の道場」と呼ばれています。あまり信仰心はなくても、実際に巡ってみるとなんとなくその意味をするところを感じることはできました。
 宗教も歴史も違うカミーノのフランス人の道も、四国のお遍路と同じ4つの構成になっていることに気づいてびっくりしました。ブルゴスまでが発心の道場だったのです。
 ブルゴスを出ると、さえぎるものがない乾いた大地、メセタが待っています。暑い暑い夏の日に、高知市内の31番竹林寺あたりを汗をかきかき歩いたことを思い出しました。修行の道場が始まるのです。思わず気を引き締めてしまいました。
 次の大聖堂があるのはレオンです。そこからは菩提の道場、最後の100キロの手前にあるサリアからが涅槃の道場ということでしょう。サリアに到着するにはオ・セブレイロという標高1300メートルの峠を越えます。サンティアゴ巡礼路の最後の難所です。これも標高920メートルと88カ所の中で一番高いところにある66番雲辺寺を越えて讃岐路に入るのと、あまりにも似ています。
 人は、生きている間に一度は聖地を訪ねたいと願って生きてきたようです。それがサンティアゴ巡礼であり、四国お遍路だったようです。後白河法皇の熊野詣も、江戸時代の弥次さん、喜多さんの伊勢参りも同じです。
 現代に生きるわたしは、宗教観は薄れたとはいえ、伊勢神宮には小学校の修学旅行で参りました。熊野詣は中辺路と小辺路(高野山から熊野本宮までの山道)を歩き、京都から熊野街道を紀伊田辺の手前まで歩いています。四国お遍路も88カ所の朱印をいただきました。そして、なんとスペインの道を歩いているのです。

Paso a paso Dos 13日目=9/6 気分としてはクォーター

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 26kmのステージ。大聖堂があるブルゴスで2回目の休養日を予定していた。そこまでで歩いた距離は286km。気分的には4分の1という感じだ。
 アタプエルカの丘の上に立つ木の十字架で。

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 天候には恵まれた。この日も良い天気。

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 世界遺産のブルゴス大聖堂。巡礼路の大都会。

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サン・ファン・デ・オルテガの3 連発

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シャワーを浴びて、洗濯をして、お決まりのものです。本日も25キロほどでゴールです。

アルベルゲにバールが1軒だけというかわいい村です。

到着の1杯目はコーラでした。

きょうも25キロほど。オカ越えの難所でした。坂はたいしたことなかったですが、とにかく長いです。

アルベルゲは1時まで開きません。待ちきれずにもう1杯。アクエリアスです。日本語が通じました。というのはウソで、同じ発音です。

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追加画像です。

4杯目はRadler。ビールベースのレモンカクテルです。こちらの人がよく飲んでいて、気になってました。すっきり味で、いけます。