大阪・中之島のフェスティバルホールで「KYOHEI SORITA Piano Recital 2024」を聴きました。またまた大変身した反田くんがいました。
ショパンの「幻想ポロネーズ」の第1音を聴いて驚きました。ゆったりとしていました。限りなく広く、究極にまで優しい音色でした。
ラベルの「夜のガスパール」は、隅々にまで神経が張り巡らされた緻密で哲学的な響きでした。すっかりマエストロ・反田でした。
そしてムソルグスキーの「展覧会の絵」です。展覧会さながら華麗な絵画を巡っていると、あっという間に「キエフの大門」に来てました。オーケストラ版を指揮しているかのような演奏で、この大曲をこんなに短く感じたことはありません。最後は、一音一音、総髪を振り乱しての大爆発でした。大満足でした。
おまけには、パパ反田に戻った「トロイメライ」など、アンコールは次々に5曲も弾き続けてくれました。
広いホールが、スタンディングも含めて大きな拍手で包まれた演奏会でした。最高のクリスマスプレゼントをいただきました。
いただいたチラシには、グスターボ・ドゥダメル指揮、ベルリンフィルの演奏会のもありました。
聴きたいですが、なんとチケットは5万~3万円もします。とても手が出ません。富士山麓の河口湖の野外ステージで行われるヴァルトビューネ河口湖のチケット先行発売も始まりましたが、こちらもほぼ同額です。ジャンボ宝くじでも買わなくてはなりません。