びわ湖ホール アリス=紗良・オットのEchoes Of Life

 大津の湖岸にあるびわ湖ホールで、アリス=紗良・オットのピアノ・リサイタル「Echoes Of Life」を聴きました。
 フレデリック・ショパンの「24の前奏曲 作品28より」に、7つの現代曲を組み合わせたオリジナルです。さらに建築家でデジタル・アート・インスタレーションのハンス・カンの幻想的な画像が舞台の投影されました。
 「Echoes of Life」のCDは、発売と同時に買ってわが家のステレオで聴いていました。それがアリスの繊細で感性にあふれる生のピアノに、バーチャルな刺激も加わって、うっとりとさせられました。65分間、休憩なしでした。
 ホールの窓からは、びわ湖が臨めます。きょうは曇り空で視界もイマイチでした。

 大きなホールがほぼ満席でした。いつもの音楽会よりも男性の姿が目立ちましたかね。
 舞台あいさつがありました。流ちょうな日本語で、エコーズ・オブ・ライフで表現したかった新たな形と意味を話しました。

 真ん中が「Echoes Of Life」のCDです。アンコールは、左のCD「NIGHTFALL」に入っているサティのジムノペディ第1番でした。
 ベルリン・フィルハーモニーで3年前にアリスを聴いて、みやげに買って帰りました。天女のようだったあの時と同じように、きょうも裸足でした。

 ベルリン・フィルハーモニー ベルリンの音と天女の響き

兵庫芸文 畑儀文「シューベルト歌曲弾き歌い」

 兵庫芸術文化センターの小ホールです。テノールの畑儀文さん弾き歌いでシューベルトの歌曲集「美しき水車屋の娘」を聴きました。
 大昔にペーター・シュライヤーの「水車小屋(一般的にはこちら)」を聞いて以来でした。
 ピアノ伴奏の鍵盤を弾きながら歌います。「世界で初めて?」と、自ら話しておられました。それを苦も無く、いや練習は充分にしておられるはずですが、楽々そうにこなします。「もう1曲、聴きますか?」とアンコールは3曲。そのエネルギーには感心するばかりでした。
 プログラムの日付は1月となっています。新型コロナのために延期されていました。行けなくなった知人がチケットを譲ってくださいまいた。ありがとうございます。

 2005年の「プラハの春音楽祭」で、ペーター・シュライヤー(写真中央)がバッハのヨハネ受難曲の指揮兼エバンゲリストをつとめたステージです。
 その年の10月、畑さんが同じヨハネで最初の振り歌いをされる前に、奥さまが畑さんにわたしが撮ったこの写真を渡しました。参考にされたようです。
 畑さんが指揮兼エバンゲリストをつとめるヨハネやマタイはその後、何回も聴いています。
 

 プラハのルドルフィヌム(芸術家の家)にあるドボルザーク・ホールは、本当に素晴らしいホールでした。
 その後、ムジーク・フェライン(ウィーン)、ベルリン・フィルハーモニー、アムステルダム・コンセルトヘボウなど多くのホールで楽しむスタートとなったコンサートでした。

兵庫芸文 大阪バッハの「マタイ受難曲」を聴く 2022

 復活祭を前にして、J.S.バッハの「マタイ受難曲」を聴きました。兵庫県立芸術文化センターでの大阪バッハ合唱団の演奏会でした。
 3年前にも、同じ会場、奏者で聴いています。新型コロナウイルスの影響で中断していた定期公演が復活しました。
 奥さまもソプラノで歌っていました。
 指揮・エヴァンゲリストの畑儀文さんが歌も振りも絶好調。マスクをしてのコーラスもよく響いていて、これまでになく素晴らしい演奏でした。

 これまでに聴いたマタイ受難曲

再び! 神よ ウクライナをお守りください・・・

 ショパンのピアノ・コンチェルト第1番のフィナーレ。ピアノがかけ上げるパッセージが終わると、まだオーケストラは奏でているのに割れんばかりの拍手に包まれました。そして、1人が立ち上がり、次々と、あっという間にホールを埋め尽くしたほとんどがスタンディング・オーベーションで感動を表現しました。わたしは日本の音楽会で初めて目にした光景でした。
 ピアノの反田恭平のアンコールは、この日も「ショパンのラルゴ」として知ることになった聖歌「神よ、ポーランドをお守りください」変ホ長調(ショパンによるハーモニゼーション、遺作)でした。
 神よ ウクライナをお守りください・・・ そんな祈りが続きました。

 東大阪市文化創造館の大ホールで開かれた「Japan National Orchestra 2022 Tour」の演奏会です。
 反田の弾くショパンのP協は、ショパン・コンクールのファイナル(YouTubeで何度も視聴)、今月初め兵庫県立芸術文化センターでのコンサートに次いで3回目でした。今回は弾き振りで指揮も兼ねていました。思い通りのオケの上を、ピアノが華麗に舞い続けました。
 反田が創設した「ジャパン・ナショナル・オーケストラ」は、岡本誠司をコンサート・マスターに若々しくも透き通る響きを聴かせてくれました。
 反田の指揮、岡本がソロを弾いたメンコン(メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲)も、研ぎ澄まされた弦に引き込まれました。

 JNOのロゴがデザインされたトートバッグを記念に購入しました。

 東大阪文化創造館は、2019年9月にできたばかりの1500人収容の真新しいホールです。
 低音がちょっと響きぎみでボンつくようにも聞こえましたが、すばらしい音に包まれました。 

 余韻に浸りつつ裏の駐車場までくると、JNOがチャーターした大型バスが2台、とまっていました。ここで待っていれば、出演者が出てくるのは明らかでした。でも、そこまでミーハーにはなれませんでした。

神よ ウクライナをお守りください・・・

 神よ ウクライナをお守りください・・・
 そんな祈りが聴こえてきました。兵庫県立芸術文化センターの「東芝グランドコンサート2022」で、ピアノの反田恭平がアンコールで弾きました。
 「ショパンのラルゴ」として知ることになった聖歌「神よ、ポーランドをお守りください」変ホ長調(ショパンによるハーモニゼーション、遺作)です。反田が2位に輝いた昨秋のショパン・コンクール3次予選で初めて聴きました。
 それをきょう、弾いてくれました。3分もない静かに歌うような曲です。息を詰めて聴きました。ウクライナの叫びと重なりました。

 新型コロナウイルスの影響で予定されていたスペイン国立管弦楽団が来日できませんでした。
 反田が主宰するジャパン・ナショナル・オーケストラの代演でした。かえって良かったです。若くて瑞々しいハーモニーを響かせてくれました。ベルリンフィルの感動を思いだしたくらいです。
 ショパンのピアノ協奏曲第1番は、ショパン・コンクールでの演奏をYouTubeで何度も聴いていました。でも生はやはり違います。ちょっと長めの前奏に続いて冒頭の和音が鳴り響きました。そのすごさに圧倒されました。

 本来は別プログラムだったギタリストの村治佳織は、定番の「アランフェス協奏曲」(ロドリーゴ)を弾きました。持参したオペラグラスで、その美しさまでも鑑賞しました。
 マイクを握った村治が「東芝グランドコンサートの41年・・・」と話していました。そのプログラムには、東芝社長のあいさつのページに、社長交代を知らせるお断りがはさまれていました。

ラルゴ「神よ、ポーランドをお守りください」(反田恭平)

 

反田恭平 マドリードからのライブ・ストリームを聴く

 反田恭平くんのマドリードでの演奏を、インターネットのライブ・ストリームで聴きました。画像はなく、音声だけでした。
 その昔にも、NHK-FMにライブ放送はありました。それ以来でしょうか。違いといえば、ネット上にはありとあらゆる情報が飛び交っていて、個人が好きなものをセレクトできるところでしょう。
 ショパン・コンクールで2位を獲得して凱旋した反田くんのコンサートは、チケットが取れませんでした。それでも、あちこちのテレビ出演をウォッチしてました。
 スペイン国立管弦楽団をバックにしたプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番は、日本時間のゴールデンタイムにマドリード国立音楽堂からのライブ演奏を楽しむことができました。

 パソコンから指定されたURLにアクセスすると、つながりました。最初はちょっとつまずき、開始時間が迫っていてハラハラとしました。このブログはパソコンで毎日のように書き続けていますが、ライブ・ストリームは馴染みがありませんでした。
 パソコンから出力されたデジタル情報は、左の箱のDACというデジ―アナ変換器でアナログ音声に換えます。あとはアナログの極みの真空管アンプにつなげて音を出しました。

 こんなのも聞いていました。
 生田絵梨花って名前は初めて聞きました。乃木坂46っていわれても、紅白に出てたくらいの情報しかありません。
 それが、カワイ~に一変しました。
 反田くんとの1時間ほどのトーク番組を、飽きずに最後まで聞いてしまいました。音大卒でピアノも弾くということで、二人の話が盛り上がりました。絵梨花ちゃんのファンにまでなってしまいました。

「反田くん」 3連敗の旅

 「反田くん」 とは、ショパン・コンクールで2位入賞したピアニストの反田恭平さんのことです。この秋、わが家はワルシャワから届くYouTubeのライブ配信にハラハラ、ドキドキ。コンクールが終わっても、奥さまの「反田くん熱」がまん延する毎日でした。
 旅の前夜の3日には、軽井沢で反田くんと、同じく4位入賞した反田くんの幼馴染の小林愛実さんとのコンサートがありました。
 「プジョーがやってくることだし、軽井沢まで走るか」と、早手回しに軽井沢のホテルを予約していました。でも肝心のチケットは、発売開始と同時にパソコンからアクセスしましたがタッチの差で、つながったときはすでに完売でした。
 軽井沢まで行くのならと、翌日は横浜に住む孫娘に会いに行くつもりでした。その計画もひとたびは挫折しました。
 せめてはーと、気を取り直しての横浜行きでした。

 4日午前9時半ごろという時間に合わせて走っていた東名高速の足柄SAに停車しました。
 10時から反田くんの年末の凱旋コンサートの一般発売の開始でした。先の会員発売でも取れませんでした。3度目の正直と、車の中からスマホをたたきました。
 時報と同時にタッチしましたが、またもやアウト! 3連敗となりました。

 富士山は、そんなこと知らないよとばかりに、青空に白くて美しい姿を見せてくれていました。
 ほぼ2年ぶりに、じーじ、ばーばは成長した孫娘と遊ぶことができました。そんなきっかけを作ってくれたことだけでも感謝しておきましょう。

ショパンコンクール 反田くんはあす2:50~

 ワルシャワで開かれている第18回ショパンコンクールは、ついにファイナルを迎えました。80人が参加した1次予選から2次、3次と絞り込まれ、ファイナル出場者12人が選ばれました。このうち日本人は2人。期待の反田恭平くんも残っています。
 ファイナルはショパンのピアノ協奏曲を演奏します。そのプログラムが発表されました。反田くんは、あす未明の2時50分からです。
 1次のときは、未明に起き出して防音した部屋の小型スピーカーで聴きました。今回はオーケストラつきなので、大きなスピーカーでゆったりと聴きたいです。さて、いかがしましょうか?

 立派な胡蝶蘭です。わが家がレストランを開業したお祝いというわけではありません。
 知人にいただきました。花が終わったら、奥さまが株分けして、もう一度咲かせるそうです。里帰りすることができる日を楽しみにお待ちください。

ショパンコンクール 2nd round  準備完了

 第18回のショパンコンクールがワルシャワで開かれています。ポーランドという遠い国でのステージですが、今ではネットのYouTubeライブ中継ですべての出場者の生の音をリアルタイムで聴き、見ることができます。
 80人ほどの1次予選の間、わが家のリビングにあるオーディオ装置につながったテレビは、大音量のピアノが鳴りっぱなしでした。
 さて、きょうから2次予選です。日本人は8人も残りました。奥さまたちの大注目、反田恭平くんはあす10日午前3時50分からの演奏となりました。
 奥さまは早起きするそうですが、問題はどこで聴くかです。草木も眠る丑三つ時過ぎに、マンションで大音響は発せられません。
 わが家には防音したピアノレッスン室があります。そちらで聴けるようにわたしの部屋の装置の引っ越しをしました。

 ノートパソコンには、小さなスピーカーがついてますが、これではたいした音は出ません。
 アンプとスピーカー、それにUSB-DACをつなぎました。
 このUSB-DACは、デジ・アナ変換部は安価なキットですが、出力部にトランスを入れてインピーダンス変換をしています。柔らかい音が出ます。

 スピーカーは、ヤフオクで落札。ウォールナットの突板を張ってきれいにしたAURATONEです。 
 モニタースピーカーらしく、近くで聴くと素晴らしいピアノを響かせてくれます。
 ちょんまげ姿の画像は、1次予選の反田くんです。また全曲を聴いてしまいました。

 準備万端です。
 さて、わたしは今夜はどうしましょうか?

AURATONE その5 セッティング完了

 雑然と積み上げていたAURATONEやテレビの周りを整理しました。
 2つ並べたデスクの左端です。奥行き25センチのボードを渡して棚にしています。その上にテレビの高さを調節するコの字型の台と、奥行きがあるアンプの台座をつくりました。

 車で5分ほどのホームセンター、コーナンまで走って、長さ90センチのボードを購入。4つに切断してもらいました。
 コーナンのアプリをスマホにインストールしていると、10カットまで無料サービスです。 

 直角クランプで固定して電動ドリルで穴を開け、木ネジで固定しました。

 入力セレクターとトーンコントロールは必要と、ヤフオクで落札したプリアンプです。4000円ほどでした。
 ビクターの25年ほど前の製品です。当時、流行したA級動作で、なかなかいい音をしています。
 トーンコントロールで低音と高音を少しもち上げると、AURATONEが生き返ったように表情に富んだ音を出してくれます。小編成のジャッズが素晴らしいです。

 3つのメディアがアンプにつながれています。
 テレビ音声が出力されます。このテレビにはAMAZONのfireTVをつなげていています。NETFLIXを見たり、Amazon musicを聴くことができます。
 小さな箱の上は、RasuberryPiという小型コンピュータが入っていて、VOLUMIOというミュージック・プレーヤーソフトで動いています。Classic FM(英国) やVenice Classic Radio(イタリア)といった世界各国のネットラジオを聴くことができます。NHK-FMも聴けます。
 下段は、USB-DACで、パソコンにつながっていてデジタル音声をアナログ変換しています。

 机の上をきれいにして撮影したわたしの部屋です。
 右側のスピーカー台だけが仮置きといった風情です。