真空管プリアンプ 「球転がし」を楽しむ

 わが家の真空管式オーディオ装置のうち、プリ(コントロール)アンプの球(真空管)を交換しました。故障したわけではなく、球によって出てくる音が微妙に違うからです。まあ、アクセサリーをとっかえひっかえしているようなものです。
 左側の2本が12BH7Aという規格の真空管です。新たにゲットした米国のGE(General Electric)製と交換しました。
 真空管は、昭和の時代にトランジスタにその座を追われ、ほぼ姿を消しました。それでも「音が柔らかい」といった理由から、一部オーディオ・マニアの間では今も愛用されています。 

 これまで使ってきたのはMade in USAのSylvania製でした。

 GE製は、わたし自身へのお年玉としてヤフオクでゲットしました。
 昔はテレビで使われていたポピュラーな球でした。現在では生産されておらず、当時の球が細々と流通しています。

 これまでの球転がしの歴史です。5種類もあります。
 左からGE、Sylvania、日本の東芝の12BH7A、ロシアのerectro-harmonix製の12BH7AEH、スロヴァキアのJJ-Electronic製ECC99(12BH7A同等管)と、差し替え可能なほぼ同一規格ですがメーカーが異なります。 

 並べてみると、太さや高さ、プレートの大きさなどが微妙に違います。

 Sylvania製は、使っていなかった2本と合わせて4本もあります。
 白箱は、これまた使っていないCV4024が4本です。

 このCV4024は、今後も使う予定がないので目下、ヤフー・オークションに出品中です。わずかですが、転売での高収益を期待しています。

 リビングのオーディオ装置です。左下がプリアンプ、右が300Bシングルのメーンアンプです。
 ネヴィル・マリナー指揮、アカデミー室内管弦楽団のモーツァルト・ディヴェルティメントK136のLPが心地よく響きます。
 わずかなことですが、高音がすっきりと響くようになり、あわせて中低音もまろやかになったというのが、今回の球転がしの感想です。もっともプラシーボ効果を含んでいます。ゴールは存在しないようなものですが、そこへのルートを楽しんでいます。

 このプリアンプとは、もう10数年のつきあいです。
アナログ回帰 コントロールアンプも管球式に

ミクロブライト・ワンマンLIVE in 島本町 爆音に驚愕!!

 ミクロブライト(MikroBritz)というヴァイオリンとピアノのユニットのライブを体験しました。わが町・島本町出身の2人による「我らが地元への恩返しがしたいねんLIVE!」でした。
 響くんは、なん分の1かの小さなヴァイオリンを弾き始めたころから知っています。その今、が奏でる柔らかな調べや、初体験の炸裂する爆音に曝されながらも、目指している音楽の片鱗に触れることができました。

 クラシックは、「タイスの瞑想曲」の1曲だけでした。
 この曲って、響くんのお母さんのヴァイオリン、わたしの奥さまのピアノの2人が、息子たちの通う保育園で演奏した30数年前を思い出しました。

 「高校(堀音)の先輩の髪の毛もじゃもじゃの・・・を演奏します」で始まった「情熱大陸」です。

 2部を前にペンライトが配られました。真ん中からポキリと二つ折りすると、中の成分が化合して発光するということを初めて知りました。

 なるほど赤と青に光ります。これを音楽に合わせて振りました。

 オリジナル曲が次から次へ。アンコールもあって、熱演は続きました。

 会場は、わたしの住むマンションの窓から見下ろす歯科医院の2階囲碁サロンでした。たぶん、わたしが会場に一番近くに住むリスナーでした。
 わたしがお世話になってきた歯科の善先生も、囲碁教室の関山利光九段も最前列におられました。

 ミクロブライトのファーストCD「共震」が、全国発売されました。

 ミクロブライトに詳しいです。

Merry Christmas from JNO

 奈良に本社を置く「Japan National Orchestra 株式会社」から宅配便が届きました。「Merry Christmas & Happy New Year」のカードと2025年カレンダーでした。
 受け取った奥さまは大喜びです。
 Solistiadeという、ピアニストの反田恭平とJNOのファンクラブに奥さまは加入しています。企業が配布するカレンダーのようなものが支援者に配布されたようです。
 JNOは、オーケストラとしては異例の株式会社として運営されています。コアメンバーは、その社員として身分が保証されています。このカードやカレンダーも、きっと経営者・反田くんのアイデアだったのでしょう。

 さっそくサイドボードのサンタクロースと並べてみました。

 カレンダーは二つ折りで、立てかけると両面から見ることができます。
 4月には反田くんと、ホルンの鈴木優ちゃんらが映っています。

 10月はコンサートマスター(ヴァイオリン)の岡本誠司さんと並んでいます。社長というなれば副社長です。音楽の世界だけにとどまらず、いろんな顔をもっています。

大阪・フェスティバルホール 反田恭平ピアノ・リサイタル2024

 大阪・中之島のフェスティバルホールで「KYOHEI SORITA Piano Recital 2024」を聴きました。またまた大変身した反田くんがいました。
 ショパンの「幻想ポロネーズ」の第1音を聴いて驚きました。ゆったりとしていました。限りなく広く、究極にまで優しい音色でした。
 ラベルの「夜のガスパール」は、隅々にまで神経が張り巡らされた緻密で哲学的な響きでした。すっかりマエストロ・反田でした。
 そしてムソルグスキーの「展覧会の絵」です。展覧会さながら華麗な絵画を巡っていると、あっという間に「キエフの大門」に来てました。オーケストラ版を指揮しているかのような演奏で、この大曲をこんなに短く感じたことはありません。最後は、一音一音、総髪を振り乱しての大爆発でした。大満足でした。

 おまけには、パパ反田に戻った「トロイメライ」など、アンコールは次々に5曲も弾き続けてくれました。

 広いホールが、スタンディングも含めて大きな拍手で包まれた演奏会でした。最高のクリスマスプレゼントをいただきました。

 いただいたチラシには、グスターボ・ドゥダメル指揮、ベルリンフィルの演奏会のもありました。
 聴きたいですが、なんとチケットは5万~3万円もします。とても手が出ません。富士山麓の河口湖の野外ステージで行われるヴァルトビューネ河口湖のチケット先行発売も始まりましたが、こちらもほぼ同額です。ジャンボ宝くじでも買わなくてはなりません。

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 2025

カトリック河原町教会 大阪バッハの「メサイア」~音の洪水に酔う

 京都・河原町三条のカトリック河原町教会で「能登半島災害復興支援チャリティーコンサート」を聴きました。奥さまも加わっている大阪バッハ合唱団のヘンデルのオラトリオ「メサイア」でした。
 聖堂の2列目でした。3メートルほど先で指揮・テノールの畑儀文さんやソリストが歌い、ザクセン・カンマーオーケストラがハーモニーを奏でます。そのすぐ後ろには合唱団が5層の壁を築いています。ほとばしる音の洪水に身をさらしました。
 9月にも同じ奏者のメサイアを、大阪・いずみホールで聴いています。熱気があふれる演奏でした。でもホールの離れた席で聴くのとは迫力が違いました。第3部「復活と永遠の生命」の終曲、「アーメン」はこれまで聴いたメサイアの中でも最高の盛り上がりでした。

 正面の壁を覆うステンドグラスが印象的な聖堂です。

 聖フランシスコ・ザビエル大聖堂というのが正しい呼び名です。ということはザビエルなのでしょう。

 教会の北側にあったホテルが立て替えられて、辺りの景観が一新されています。

 奥さまと待ち合わせて、久しぶりにお茶をしました。
 四条小橋を下がった「フランソア」です。純喫茶と呼ぶのがふさわしい昔からの佇まいです。

 レモンケーキは、フィンランドのARABIAのガラスプレートに載っています。

 1934年に開業しました。現在のインテリアは1941年に改装したデザインをほぼそのまま守っています。

 すぐ前が千枚漬の村上重本店です。

 シーズンが巡ってきた千枚漬と奈良漬をゲットしました。

 横の路地を入ったところには豆腐の「賀茂とうふ近喜」があります。こちらは1834(天保5)年創業の老舗です。

 「にがり木綿」を買って帰り、湯豆腐にして千枚漬とともにいただきました。

ClarusVoce 1stコンサート ~CD完成

 女声アンサンブル ClarsuVoce(クラルス・ヴォ―チェ)のカトリック芦屋教会聖堂で行われたファーストコンサートから1週間。ハーモニーを記録したCDがやっと完成しました。
 プログラムでも使用した画像を流用しています。それでもCDケースのサイズに合わせるなど手間がかかりました。レーベルは、印象的だったカトリック芦屋教会のバラ窓をデザインしました。 

 写真用紙、プリンター・インク、CDやケースと、どれも値上がりしています。

 ホールだと専用の吊りマイクで音声を録音してくれるところが多いです。教会にはそんな設備はありません。録音も自前でした。
 録画に使用した3台のデジカメ(LUMIX GX7MK2)は内臓マイクを備えています。でも音質は期待できないので、TASCAMのリニアPCMレコーダーを使いました。聖堂内のカサカサという雑音を拾ってしまう失敗もありましたが、そこそこの音声記録を残すことができました。これをCD用に編集しました。

ウィーン モツレクの夜から1年 次はザルツブルク!!

 ホットワインで鍋を突きました。
 ワクチン接種を半月前に受けていたのに、まだ抗体ができていなかったのかインフルエンザに感染しました。高熱、のどの痛みと散々な数日を過ごしてきました。赤ワインを熱湯で割って、ハチミツを垂らし、シナモンパウダーを振りかけただけです。こんなものでもおいしく感じられるようになって、やっとひと段落です。
 1年前のウィーンへ冬の旅で訪れたシェーンブルン宮殿のクリスマス・マーケットで飲んだプンシュのカップをみやげにしていました。

 シェーンブルン宮殿のクリスマス・マーケット

 ちょうど1年前の5日午前零時から、シュテファン大聖堂で反田恭平指揮のモーツァルトのレクイエムが演奏されました。モーツァルトが亡くなった同じ日の同じ時間でした。
 もう1年がたってしまいました。

 シュテファン大聖堂 反田恭平のリアル・レクイエム 【本番】
 シュテファン大聖堂 反田恭平のモツレクが響く

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 そんな思い出にふけっていると、わが家にとっては一大事のうれしい大ニュースが飛び込んできました。
 反田恭平が、2025年夏のザルツブルク音楽祭に指揮者・ピアニストとして登場すると、FaceBookやInstagramで発表したのです。

 ザルツブルク音楽祭は、わたしたち夫婦がその後、十数回もヨーロッパへ旅するきっかけとなった2004年の初めての旅で訪れています。ウィーン・フィルの演奏する「幻想」のダイナミックなハーモニーに圧倒されました。
 その舞台に反田くんが立つとなって、「これは聴きに行くしかないな(強い願望!)」と奥さまに向かって相槌を求めました。モツレクの時と同じ思いです。

Clarus Voce 1st コンサート ~準備編その2

 女声アンサンブル クラルス・ヴォ―チェの初めてのコンサートが、今週末の30日と迫ってきました。芦屋のカトリック芦屋教会の聖堂で行われます。奥さまも歌っているメンバーの練習も仕上げ段階です。
 わたしは録画、録音担当しますが、準備も手伝いました。
 フライヤー、チケットに続いて、プログラムもでき上がりました。オルガンの写真などは昨年、ウィーンのペーター教会で撮影したものです。カトリック芦屋教会のバラ窓などもあしらっています。

 フライヤーやプログラムは、ネットで印刷業者に発注しました。
 プログラムにはさみ込む歌詞の対訳は、エクセルで作りました。A4判の二つ折り両面です。4ページにうまく配置するのに苦労しました。
 高槻市内のコピー屋に行って、両面コピーしました。 

 会場に置く募金箱やスタッフが胸からぶら下げるカードなども作りました。

 コピー屋の立派なコピー機です。両面コピーもあっという間でした。

 横には自動折り機もありました。200部の用紙をほんの5分ほどできれいに2つに折ってくれました。使用は10分まで100円でした。

 高槻市内のコピー屋です。便利に使えそうです。

 Clarus Voce 1st コンサート ~準備編は、リハーサル風景です。

Clarus Voce 1st コンサート ~準備編

 女声アンサンブル クラルス・ヴォ―チェが初めてのコンサートを11月30日、芦屋のカトリック芦屋教会の聖堂で開きます。メンバーは、練習に熱がこもっています。
 わたしも忙しくなってきました。奥さまも歌っているグループの記録係を長く勤めています。今回も録画、録音担当をかってでました。
 このほど、芦屋教会でリハーサルが行われました。動きのある「グレゴリオ聖歌」は、あちこちに置いた4台のデジタルカメラで同時録画して、編集しました。

 「神の御子は今宵しも」は、音声をリニアPCMレコーダーで録音して画像と合成しました。カメラ内臓マイクで録音(グレゴリオ聖歌)したものより良い音で撮れています。
 大小5つもの三脚スタンドに固定した機器を独りで駆使しての奮闘でした。慣れない作業でしたが、本番を前によい練習となりました。

 シンプルなバラ窓が美しです。
 この2階席から主に撮影しました。

 カトリック芦屋教会
 兵庫県芦屋市公光町5丁目15番地
 0797-22-3982

 阪神・芦屋から徒歩3分、JR・芦屋、阪急・芦屋川からともに徒歩12分です。

 フライヤーとチケットもできあがりました。
 どちらもわたしがデザインしました。細かな修正は、イラストレーターというグラフィック・ソフトを使う娘の手を借りました。
 あとはプログラムの作成作業が残っています。

 指導していただいている関西二期会で活躍中のソプラノ歌手、金岡伶奈先生の独唱ステージもあります。ご興味がおありの方は、チケットを用意いたしますのでお知らせください。