目ん玉・キューブをつくる その2 仮音出し

 MDF合板をボンドで固定した「目ん玉・キューブ」は、すぐに音出しまで可能となりました。
 わたしの2つ並べたデスクの左側の壁面です。古いテレビの両端から目ん玉2つがこっちを見ています。
 下の二回りほど大きな箱は、米国製のAuratone 5C ‘Super Sound Cube’です。レコーディング・スタジオでミックス確認用に使われました。これとの音を比較してみました。

 容量1リットルほどのキューブの内部に吸音材を入れます。百均のダイソーをうろついて、エアコンの汚れ防止用のフィルターを買ってきました、

 キューブの内部に張り付けました。どれほどの効果があるんのかは不明ですが、一種のおまじないです。

 スピーカーケーブルをはんだ付けしました。

 背面にはターミナルをセット。アンプとつなぎます。

 さて、音出しです。結線を何度も変更して2つのスピーカーから出てくる音を比較しました。

 「空気録音」を試してみました。同じ音源を2つのスピーカーから出して録音、比較するのです。双方の音を即座に切り替えることができます。
 TASCAMのレコーダー、DR-07MK2を小さな三脚にセットしました。パソコンの音源を出力しました。

 目ん玉・キューブの音

 AURTONEの音

 いかがですか、差異は確認できますか。
 出だしのピアノや、後半のドラムスは、明らかに音の膨らみが違います。それにしても、発売当初はウン万円もした名器に対して、わずか500円ほどで作った(スピーカーは別)目ん玉・キューブは、予想以上に健闘といったところでしょうか。

 音源は、ジョン・レノンが歌う「IMAGIN」です。
 次はキューブを塗装するか、AURTONEのように薄い突板でも張って、もう少しミエをよくしてやります。