京都を歩く 仁和寺の五大明王壁画を鑑賞

 御室の仁和寺は観光キャンペーン「京の冬の旅」にあわせて「裏堂 五大明王壁画」を特別公開しています。建立から377年を経た国宝を拝観できる2度目のチャンスです。
 金閣寺からきぬかけの路を歩き仁和寺へ。さらに広沢の池などを通って嵐山まで歩きました。
 冷たい風が吹き抜ける、冬に逆戻りしたような一日でした。


 京都市バスの金閣寺道からスタートしました。

 レンタルのキックボードが並んでいます。これを使えば楽に移動できますが・・・。

 堂本印象美術館を横目にします。

 立命館大学の衣笠キャンパスでは大学入試が行われていました。

 石庭の龍安寺の門前まで行ってみました。ここでUターンしました。

 きぬかけの路は、金閣寺から龍安寺を経て仁和寺まで3つの世界遺産を巡る全長およそ2.5Kmの観光道路です。
 宇多天皇が、真夏に雪見をするために衣笠山(別名きぬかけ山)に絹を掛けたと伝えられる故事にちなんでいます。

 仁和寺は御室御所とも呼ばれる門跡寺院です。

 金堂は、慶長18(1631)年に造営された御所内裏紫宸殿をその後、移築したものです。

 特別拝観のチケットは1000円でした。

 金堂には阿弥陀三尊像が並び、5間の後壁には壁画が描かれています。
 裏に回った裏堂の5面に描かれているのが五大明王壁画です。建立から372年もの間はずっと非公開でしたが、5年前に初公開され、今回が2度目です。
 5体の明王は、どれも色鮮やかです。なかでも背に燃え上がる炎が見事な朱色でした。ずっと太陽を浴びることがなかったのが、これほどまでの保存状況につながったそうです。
 撮影は禁止されており、画像はいただいたパンフレットです。
 

 金堂前から西に進むと、右手の成就山に御室八十八か所というミニ四国霊場があります。

 ミツバツツジが1本だけ花をつけていました。

 八重咲の御室桜で有名です。

 遅咲きですので、まだまだ蕾はかたいです。

 立派な山門を後にしました。

 福王子神社は、変則五差路の角にあります。

 ユースホステルというのが健在でした。今ではどんな人が利用するのでしょうか。

 「千代の古道」の石碑が、山越の交差点角に放置されてように立ってました。平安時代、都から大覚寺方面へ行く際に貴族たちが通ったとされます。

 日が陰ってきて、寒々とした広沢の池です。右向こうは愛宕山です。

 水鳥が一斉に飛び立ちました。

 こちらは整列中です。

 右の道の突き当りが大覚寺です。

 豆腐の森嘉の前にはみやげを買う人たちが。

 嵯峨釈迦堂(清凉寺)までやってきました。

 嵐山はものすごい観光客です。竹林から野々宮神社に通じる路地は大混雑です。ほとんどが外国人です。

 天龍寺の前もご覧の通りです。

 渡月橋を渡りました。まだ冬の景色です。

 まだ10キロも歩いていません。せめて松尾大社まではと思っていましたが、小雨が時雨れてきました。阪急嵐山をゴールとしました。

 この後は、ちょっと一杯が暗黙のルールです。ところが観光地の嵐山周辺には飲み屋は見つかりません。そのまま帰宅しました。