京都・嵯峨鳥居本 愛宕念仏寺の千二百羅漢

 「愛宕念仏寺」と書いて「あたご」ではなくて「おたぎねんぶつじ」と読みます。奈良時代に山城国愛宕郡(おたぎごうり、現在の東山松原通りあたり)に建立された寺で、大正時代になって嵯峨鳥居本に移築されました。
 昭和30年に住職となった仏像作家の西村公朝さんが、荒廃した寺を復興。祈願した参拝者の手によって彫られた1200体の石造の羅漢さんが今では苔むして並んでます。
 愛宕山や清滝への行き来には、すぐ前の道を何度も通ってますが、境内を参ったのは初めでした。

 ネコを抱いたり、米俵を抱えたり。

 重文の本堂の前も埋め尽くしています。

 カメラ撮影のことは考えてなかったので、LUMIX GX7MK2にはパンケーキの20ミリ単焦点レンズをつけているだけでした。望遠が欲しかったところです。

 紅葉はすっかりと終わり、境内を散策している人はまばらでした。

 いろんな表情の羅漢さんです。

 ちょっと濃い人

 サックスを演奏中?

 何がおかしいのか・・・

 テニス愛好家

 漱石ファン

 お面をかぶり

 仲睦まじくさしつさされつ

 「三宝の鐘」は、仏法僧のハーモニーを奏でます。

 雪が降り積もった日に、再びやって来たいです。

 天台宗 愛宕念仏寺
 京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町2-5
 075-285-1549