インスブルック 絶景の現実

 インスブルックの北の山、南の山へケーブルカーやロープウエーで上りました。一日、遊び疲れてホテルに戻ってくると、最高の青空が広がってました。
 昨日、「予感」を撮影したイン小橋にもう一度、行ってみました。「現実」は予想通りでした。

 イン川の上流にもきれいな山がそびえていました。

 午前中に上った北側の山です。視界はなく、足首を超える積雪に逃げ帰ってきたのがウソのようです。

インスブルック 絶景の予感

 小雨になりました。ホテルで一休みした後、散歩に出ました。
 雲の切れ間から、すぐ近くに白い雪をかぶった鋭い岩峰がのぞいていました。

 北側の山にはケーブルカーがつながっているはずです。

 南側の山々は、穏やかな山容ですが雪は積もっています。

 イン川にかかる小橋の上は、どこにでもある光景でした。

 イン川沿いの散歩道を、坊やもワンコも散歩していました。
 昼間には、雨の中でブランコを漕いでいる親子もいました。
 明日の天気予報は「晴れ」です。どんな光景がベールを脱ぐのでしょうか。目覚めるのが楽しみです。

雨のインスブルック 黄金の小屋根の響き

 チロルの秋を楽しもうとインスブルックにやってきました。ところが雨、降りしきり、気温は10度ほどとまるで初冬でした。傘をさし、セーターに雨具を着込んで旧市街を巡りました。
 旧市街の象徴となっている「黄金の小屋根」です。張り出した出窓(エルカー)の上に黄金色に輝く小屋根は、皇帝・マクシミリアン1世が広場で行われる行事を見物するために15世紀末に作られました。
 お隣の「市の塔」から見下ろしていると、運よくそこからブラスが鳴り渡りました。

 「黄金の小屋根博物館」に入ると、目の前でブラスが奏でられていました。

 トランペットにトロンボーンなど、みんな上手です。
 石の建物で奏でているせいか、よく響いていました。アマチュアのボランティアだと思わせましたが、吹いているほうも気持ちよかったはずです。

 最初に見下ろしていた市の塔の時計も見えました。

 演奏が終わった後で、小屋根から見晴らしを確認しました。皇帝が見たのと同じ光景です。

 小窓の天上には、人間など精密な彫刻が施されていました。

 

ブラスの音声が入った動画も撮影しました。

アムステルダムを散歩する

 アムステルダムに着きました。スキポール空港の入国手続きで待たされましたが、空港前のホテルにチェックイン。さっそく鉄道で20分ほどのアムステルダムに向かいました。
 中央駅からトラムに乗り、向かったのはアムステルダム・コンセルトヘボウでした。これがホールの名前であり、シンフォニーオーケストラの名前です。
 2015年にやってきたときは「I Amsterdam」のシンボルがあったあたりからホールを臨み、思い出に浸りました。指揮者のマリス・ヤンソンスの最後のシーズンのコンサートでした。

 シンボルのハープが西日に輝いていました。
 まだ秋の音楽シーズンは始まっていないようでした。
 

 振り返れば国立ミュージアムです。レンブラントの「夜景」やフェルメールが並んでいます。

 東京駅のモデルになったともいわれるアムステルダム中央駅です。夕方の通勤ラッシュとあって、混雑していました。

 駅前からは「5番」のトラムに乗れば行けるはずでした。
 ところが車掌に聞くと、「5番はここまで来ないよ」。記憶違いだったのか、路線が変更になったのか。12番のトラムに、1時間チケットを買って乗り込みました。

 運河の街です。自転車の街です。車窓からの風景です。

 「ここから歩いたね」と、流れる懐かしい風景に声を上げ続けました。

1EUR=120YEN ウィーンでのんびりと

 「ウィーンでのんびりと」の旅に出発します。
 ウィーン1カ月滞在が夢でした。そこは思うに任せず、半月ほどの旅になりました。
 リタイア後には、スペイン巡礼45日の一人旅には出ました。でも、奥さまとゆっくりと旅するのは久しぶりです。夫婦でのヨーロッパは8回目(わたしは11回目)になります。
 このところ続いていたユーロ安も、5日には一服したようです。わたしは2日に当座の現金支出のために高槻の銀行窓口でユーロを購入しました。当日の外為は1EURが118円台でした。それに手数料が加わって120円ちょっとでした。
 1EURがたった100円だったときもあり、140円したときもありました。ちょうど中間です。
 さて、旅の方は「ウィーンでのんびりと」といいながら、なかなかゆっくりとはしておれない性格です。まずはインスブルックに飛び、チロルの秋を楽しみます。

 ウィーンの楽友協会(ムジーク・フェライン)では、ベートーベンの第9を聴きます。
 王宮礼拝堂の日曜ミサも聴きます。ここではウィーン少年合唱団が天上からの歌声を聞かせてくれます。
 最後のベルリンでは、ベルリンフィルハーモニーの響きに浸ります。