楊梅山から三好山 雪餅草をおかわり

 ポンポン山への高槻からの登山口にある神峯山寺(かぶさんじ)辺りにユキモチソウ(雪餅草)が咲いていました。
 白くて柔らかそう。じょうよまんじゅう(薯蕷饅頭)のようです。でもつまみ食いしたらたいへん。毒があります。
 カメラに収めるのだけを「おかわり」しました。次から次からで、メモリーがああ満腹です。

 花の外側は仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれ、その中に先端が丸く膨らんだこん棒状の付属体があります。これを白い雪のような餅に見立てたのが名前の由来です。

 サトイモ科の植物ですが、根には強い毒があります。

 マムシグサとも同属です。あの真っ赤な毒々しさと、こちらの清楚な純白の対比がすごいです。

 ちょっと恥じらいの表情です。

 ツインズもいます。

 こちらは子どもですかね。

 1、2、3、4・・・。群生していました。

 【2024/04/28 10:03】
 JR高槻から高槻市営バスに乗り、神峯山寺口までやって来ました。ポンポン山に登る大勢のハイカーと一緒でした。

 獣除けのゲートができていました。
 ポンポン山に登るのに、昔はここから歩いたものです。中腹の本山寺駐車場がハイカーにも開放(有料)されてからは、ご無沙汰でした。

 ツツジが、まだきれいに咲いていました。

 シャクナゲは花が終わり、新芽が出ています。

 イヌガヤでしょうか。先端に新芽が出て、ツートンカラーです。

 神峯山寺までは左岸の遊歩道を歩きました。落ち葉が積もってフカフカです。

 ひとまずは神峯山寺の山門を横目にしました。

 道端にシャガが咲いていました。

 神峰山の森自然園はコロナ以来、ずっと休園中です。
 四季の花が咲くすばらしいところでした。ユキモチソウともここで初めて出会いました。

 ポンポン山へのルートから外れました。

 自然園のフェンス越しに進みました。

 雑木の中の楊梅山のピークです。眺望はありません。

 さらに進んで展望広場までやってきました。
 昔は楊梅山一帯に散策路が広がる森林公園だったようです。今は荒れ放題です。

 名残のテーブルが残っていました。

 木漏れ日は清々しいです。

 神峯山寺に戻ってきました。緑が沸き上がります。

 モミジが赤い花と実をつけています。

 手水鉢に静かに流れ落ちる浄水が波紋を広げます。

 参道を下ってきました。
 ポンポン山まで7.6キロもあるのです。昔はそのまま水無瀬の自宅まで歩いたものです。もはや、そんな元気はありません。

 上の口から摂津峡へ向かいました。

 八重のヤマブキが鮮やかです。

 下を芥川が流れます。自然の防塁となっています。

 頂上からは生駒を正面に、大阪平野が見渡せます。

 三好山は戦国の武将、三好長慶が山城の芥川城を築き、ここから畿内を制しました。

 パントリーJR高槻駅店で買ってきた弁当で昼飯にしました。

 広い山頂です。カブスカウト(?)の少年らがゲームを楽しんでいました。

 尾根の東側にある未踏峰を目指しました。

 あまりやってくる人はなさそうな怪しい踏み跡をたどると、帯仕山です。YAMAPの一座をゲットしました。
 すぐ向こうには住宅迫っていました。

 使われていない林道を下りました。

 【14:07】
 松ヶ丘の住宅地を下り、市営バスの安岡寺住宅前でゴールとしました。