京都を歩く そすいさんぽ 鴨川運河コース

 琵琶湖疏水を巡る「そすいさんぽ」の後編は、四条大橋から南下。伏見を抜けて宇治川に放流される三栖閘門(みすこうもん)までの鴨川運河を歩きました。びわ湖から25.1kmポイントが京の都を潤した人工河川のゴールでした。

 疏水に沿った多くの部分が遊歩道として整備されていました。
 京阪電鉄とはルートが重なる部分が多く、何回か踏切を渡り、高架下を潜りました。

 疏水にかかるいくつかの小さな橋の橋脚に、六角形の星がデザインされていました。「六芒星」と呼ばれ、京都市電力局(当時)のマークでした。疏水は電力源でもあった名残のようです。

 京阪・墨染と丹波橋間の船溜です。
 こから西約290m、高低差15mの地点まで伏見インクラインが通じていました。明治28(1895)年に完成しました。
 この高低差を利用して墨染発電所もつくられました。

続きを読む 京都を歩く そすいさんぽ 鴨川運河コース