「雲ヶ畑山歩き俱楽部」の第1回山歩きに参加しました。京都北山の雲ヶ畑でベニバナヤマシャクヤクの保全活動などをしている「雲ヶ畑・足谷 人と自然の会」のメンバーが始められました。
わたしの山の原点、60年余も昔の中学生だったころに歩いた北山をもう一度、歩きたくなりました。
賀茂川の源流にある岩屋山までの7キロほどのピストンでしたが、峠までの道は荒れており、ヒルの襲撃をかわしてとなかなかハードでした。
「妖怪の寺」としても知られる志明院にも参って、久しぶりに楽しい山歩きでした。
【2025/09/13 09/19】
地下鉄北大路から1日2便の「モクモクバス」に乗って終点の岩屋橋までやって来ました。
この日のリーダーから説明を受け、参加者が自己紹介しました。
惟喬(これたか)神社の説明を受けます。
惟喬親王は、平安時代の文徳天皇の第一皇子だったが皇位を継げず、後に雲ケ畑の岩屋山金峯寺(志明院)に宮を建てて移り住んだとされています。
枯れ木に生えているモフモフはタマツノホコリだそうです。独りで歩いていたのでは気づきません。
ウバユリが実を膨らませています。
志明院が近づくと、新四国八十八所霊場がありました。ミニお遍路ですが、荒れていました。
志明院の脇から山道に入ります。ルートの説明を受けました。
20人ほどが連なって登ります。
谷を詰めていきます。この清水が賀茂川の源流です。
足元にアマチャヅル(甘茶蔓)が延びています。
このあたりの谷が荒れていました。
見事なキノコです。でも「食べられないでしょう」とのこと。
薬師峠にたつ六地蔵です。同じ光景を60余年前にも見ていたのかと思うと、感慨深いものがありました。
峠を越えた反対側の斜面には志明院の高僧の墓地が。汚れが京の都に流れないように配慮されています。
薬師峠から南下して岩屋山の三角点まで登ってきました。
ここが標高648.7mのピーク。地図アプリのYAMAPもここを頂上としてますが、実際の最高地点はさらに先にあります。
さらに歩くと、石塔の一部が残っていました。
よく見るヤカンも。
標高680mのピークです。でも眺望はありません。
おいしそうなキノコです。
三角点まで戻ってきて昼飯となりました。小雨もまじり、座る場所がありません。立ったままで、わたしは四条烏丸の乗り換え駅で買ってきた志津屋のペッパーカルネをかじりました。
志明院まで戻ってきました。山門の前にフジバカマが咲いていました。秋の七草です。暑かった夏も終わろうとしています。
山門内の滝や急な石段を登って薬師の岩屋などを見てまわありました。ただし撮影は禁止されていました。
山門の前にはシュウメイギクが咲いていました。
白いのもありました。
ツリフネソウが咲いていました。
岩屋橋まで戻ってゴールとなりました。
帰りは、メンバーのマイカーに分乗させていただきました。ありがとうございます。