京都電鉄(京電)の路線跡を歩きました。4日前のことです。
当時の路線図(注)を見ていると、木屋町二条で右折して蹴上を目指した鴨東線に、「疏水ダム」(赤線)と読める停留所があります。町中のそんなところにダムが?
それが京電に電力を供給し、現在も発電している疏水の夷川発電所だったのでしょう。もう一度、京都を歩きました。
京都電燈という電力会社が送配電していました。社章は稲妻からデザインされた「菱形雷紋」でした。
その社章がくっきりと残る点検蓋が、寺町三条近くの路面に残っていました。
ここにも隠れていました。千枚漬がカラーペインティングされた嵐山行きの嵐電(京福電鉄)の車体です。
京福電鉄は、京都電燈を親会社として誕生し、菱形雷紋を継承しています。
京都電燈のすごさは、このビルをみればわかります。
京都駅前にある京都関電ビルディングは、現在は関西電力の京都支社です。これが京都電燈の本社ビルとして1937年に建設されました。



