自分でつくる チャーハン&ワンタンスープ

 英会話教室に出かける前に、一人前をサッとつくった昼飯です。
 桜エビのチャーハンです。ゴマ油で桜エビとネギのみじん切りを炒め、タマゴ、ご飯を入れました。味付けは、塩、胡椒とニンニク醤油です。
 インスタ映えはしませんが、そこそこのお味でした。

 スープも簡単につくりました。
 前夜の餃子鍋につくった餃子の残りが冷凍されていました。菊菜がメーンの餃子です。化学調味料を使っていない顆粒のガラスープの素に薄口醤油と酒を入れただけです。それでも、餃子から出た味もあって、これまたお手軽に作った割には暖まる出来栄えでした。

 今年最後の英会話教室は、クリスマスソングを歌ったり、クイズやゲームを楽しみました。一番ノッテいたのは、もちろん先生でした。
 わたしは、日英のカルタを用意しました。ネットからダウンロードしてきました。30の単語を厚紙にプリントアウトして切り抜きました。日本語の「そのとおり」を読み上げて、「Exactly」を探すというわけですが、日本語と英語の微妙なニュアンスの違いを判別するのは結構、難しかったです。

「Multi-function Tester TC1」でEQアンプを調整する

 抵抗やコンデンサーの値を簡単に測定できる「Multi-function Tester TC1」です。
 これをゲットしたのは、わたしのオール真空管で構成されたオーディオ・システムのうちのEQ(イコライザー)アンプのある部分を測定したかったのです。
 EQアンプは、RIAAという規格に従って高音を強く、低音を弱めて録音してあるレコード(LP)に、逆特性のフィルターをかけて元の音に戻すのが役目です。そのフィルターが、抵抗とコンデンサーで成り立っています。
 EQアンプのカバーを開けて、あるコンデンサーの値を量りました。5566pF(ピコ・ファラッド)と表示されました。

 フィルターを構成しているのは抵抗3個とコンデンサー2個です。測定したコンデンサーは0.0056μF(マイクロ・ファラッド)=5600pFあるべき部分でした。34pFくらいは誤差のうちです。これがあまりに設計値と違っていると、周波数特性にも影響が出ます。

 抵抗は、1本30円と安価なパーツです。1kΩ、47kΩ、680kΩで許容誤差が±1%のものをそれぞれ10個づつ購入していました。
 テスターと抵抗の誤差が知りたくて、それぞれを測定しました。思っていた以上に誤差が少なくてびっくりしました。
 同じ抵抗を2度測定すると、そのたびに微妙に値が変化します。測定器としての命の絶対値の較正も、厳密になされていないでしょう。それでも、お遊びとしては十分に評価できる仕上がりでしょう。

 EQアンプの抵抗を、設計値に近いものと取り替えました。47kΩはすべて低めだったので、手持ちの抵抗から510Ωのものを探して、シリーズに接続しました。

 コンデンサーも、39pFというのをパラレルに接続しておきました。
 これで周波数特性は、設計値に近づいたはずです。精神安定剤としたは十分でした。

 EQアンプを元に戻してLPを楽しみました。
 ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチのヴィオラが朗々と響くシューベルトのアルペジョーネ・ソナタです。EQアンプを触ったことによる差異は、わたしの耳ではわかるはずもありませんでした。

「Multi-function Tester TC1」はスグレもの!

 「Multi-function Tester TC1」という測定器をゲットしました。ネットの書き込みで、こんなものがあることを知りました。
 国内大手の通販サイトにも並んでましたが、eBay(米国の通販業者)ならほぼ半額の日本円換算で2000円ほど(郵送料込み)でした。10日ほどで届きました。台北から発送されていました。
 プチプチで覆われた簡易封筒に、小さなかすれた文字がプリントされていました。郵便業者が、よく間違えずに届けてくれたものです。
 マニュアルの類は一切ありませんでした。メーカー名すら不明の、ちょっときわどい商品ではありました。でも、使い方は想像できました。

 【使用その1】
 抵抗値を測定しました。手元の680kΩとカラーコード表示された抵抗をセットしてスタート・ボタンを押すと、680.6kΩと出ました。測定器にも、抵抗にも誤差があるはずです。誤差は1%以内なので、たいしたものです。ちなみにこの抵抗の許容誤差は±1%です。

 【使用その2】
 古いコンデンサーを測定しました。
 436.1μFと表示されました。470μFが規定値ですので、これはちょっと「抜けて(容量が減って)」います。

 【使用その3】
 次はトランジスタです。
 3本足を1、2、3のスロットに無造作に差し込むと、たちどころにE(エミッタ)、B(ベース)、C(コレクタ)のピン配置から、hFEというトランジスタの性能などを表す数値が表示されました。たいしたものでした。
 他にもダイオードなど用途はあるようです。

 USBケーブルが同梱されていました。ボディーの下部にUSBのコネクタがあったので、スマホの充電に使っているケーブルを差し込むと、赤く点灯して充電が始まりました。
 緑色に変われば、充電完了のはずです。4.19Vでした。

 LEDと電解コンデンサー、金属ピンが入った袋がついていました。何に使うんでしょうか?
 ネットで検索して金属ピンの使い方を見つけました。

 1、2、3ピンを金属ピンでショートしてスタート・ボタンを押すと、セルフ・テストが始まりました。
 22%あたりまで進むと、ピンを抜くようにと表示が出ました。その通りにすると、テストは進みました。
 このセルフ・テストで、何が較正されたのはよくわかりませんが、たまには必要なのでしょう。

 なかなかのスグレものでした。この測定器が欲しかったわけは、改めて書き込みます。

播州赤穂 「一粋」の穴重と、「ル・ポン国際音楽祭」

 ベルリン・フィルハーモニーのコンサート・マスターでバイオリニストの樫本大進が音楽監督をつとめる「ル・ポン国際音楽祭2018 赤穂・姫路」のオープニング・コンサートを聴きに、播州赤穂まで出かけました。
 その前に食べた夕飯です。赤穂義士(浪士?)で有名な赤穂城のすぐ近くにある「一粋」です。午後5時の開店を待って飛び込みました。「当店一押し」という「特撰 穴重」(1480円)です。
 焼きアナゴが表面を覆っています。焼く前に蒸してもあるのか、柔らかいです。ご飯にはタレがしみ込んでいますが、アナゴは白焼きに近いような感じです。山椒も効いてます。ワサビを載せると、これまたグッとアナゴの味が引き立ちました。

 暑い1日でした。赤穂城の辺りをちょっと散歩すると、汗をかくほどでした。音楽会の前でしたが、良く冷えたのがたまりませんでした。肉とコンニャクをピリ辛に煮たのが、付け出しで出てきました。アナゴが焼けるのをゆっくりと待ちました。

 昼は、丼物、夜は居酒屋メニューが中心のようでした。

 一粋
 0791-45-2488
 兵庫県赤穂市加里屋南2-8

 目の前が赤穂城でした。

 赤穂市文化会館ハーモニーホールが会場でした。地方都市によくある多目的ホールかと思っていると、クラシック向けのコンサートホールでした。
 座席は最後尾と最悪でしたが、小さな楽器の音がきれいに響いてきました。

 赤穂市に小さいときに暮らしたことがある樫本の「気軽に楽しめる、演奏者と聴衆の距離の近い演奏会を」という提案で2012年に始まった音楽祭です。
 この日のチケットもたったの1000円と低料金ということもあって大人気でした。
 発売当日に、自宅近くのコンビニの端末でチケットぴあにアクセスして待機。スマホの時計とにらめっこして、発売開始と同時に購入ボタンを押しました。購入はできましたが、最後尾でした。すぐにもう一度、購入手続きをしてみましたが、売り切れになっていました。
 姫路城二の丸や書写山圓教寺の特設会場でも開かれます。

 この日の演奏では、ドヴィエンヌという知らない作曲家の「バス―ン四重奏曲」が素晴らしかったです。バス―ンという、あまりソロで聴く機会がない低くて丸い響きと、樫本の繊細なバイオリンの掛け合いに引き込まれました。
 樫本のバイオリンを生の音で聴くのは、ベルリンでのベルリン・フィルのシンフォニー、京都・バロックザールでのベルリン八重奏団に次いででした。
 ドビュッシーの「ピアノ三重奏曲」などプログラムも繊細なメロディーのものが多く、研ぎ澄まされた高音が爽やかでした。そのためか、ステージに立つ姿も遠目ながら、これまでになくスマートになったようにも見えました。

見られてる!! こいつ、何者??

 目がじっとこちらを向いてます。首も振ってます。 

 角度を変えた静止画です。

 タネは、折り方にあります。
 「magic-dragon」といいます。FB友だちのHさんが紹介してられました。積み木のパズルに次いでアイデア拝借です。こちらは、オトナがはまってしまいました。

 1枚の紙を切り抜いて、ちょっと折り曲げただけです。
 下記URLからダウンロードしました。カッターナイフで切り、指示通りに山折り、谷折りして、両面テープで張り付けただけです。

  https://winthropdc.wordpress.com/2015/01/30/friday-funny-make-your-own-magic-dragon/

アンパンマンで積み木のパズル

 「アンパンマン、アンパンマン!!」と、この絵を見ると孫娘が目を輝かせます。
 Facebookの友だちが「積み木パズル」を紹介しておられました。デザインは違いましたが「これだ」と、わたしも早速、挑戦しました。

 近所のホームセンターは、台風に備えた買い物客でこれまでにないほどの大にぎわいでした。そんなかで見つけたバルサブロックです。30×30×30mmの立方体のバルサ材の軽い木片です。4個入りで150円ほどでした。

 アンパンマンやカレーパンマンなど6種の画像は、インターネットからダウンロードしてきました。大きさを調整して、L判の写真用紙にプリントアウトしました。
 カッターで、まずは60mm四方に切り、それぞれを4等分にしました。
 木工用ボンドを水で薄めながら、筆で木片に塗り込みました。
 切り取った絵柄を、4つの木片に張りました。 

 4つの図柄が、4つの木片に配置されることだけを考えて、あとは適当な面に張り付けました。

 隅がピタリと合ったところや、隙間ができたところなどさまざまですが、まずは思い通りに完成しました。
 さて、2人の孫娘の反応が楽しみです。

神戸・ハーバーランド 「隆記」の日替り定食と「ロ短調ミサ曲」

 神戸・ハーバーランドの松方ホールでJ.Sバッハの「ロ短調ミサ曲」を聴きました。

 バッハと中華という唐突な組み合わせです。
 その前に一人食べた昼飯は、雨も降っていたので、あれこれ考えずに駐車場のすぐ近くにあったフードコートの中華料理「隆記」にしました。メニューをのぞいていると、「きょうの日替わりはこちらです」と女性店員の声。迷わずに「日替り定食」(650円)にしました。今どき、うれしい価格設定です。
 お味の方は、それなりというか、十分いおいしい酢豚でした。

 マックやケンタッキー、リンガーハットなどが並ぶ一角でした。

 隆記
 078-361-3288
 神戸市中央区東川崎町1-8-1 プロメナ神戸 B1F

 大阪バッハ合唱団の「ロ短調ミサ曲」でした。奥さまもソプラノでステージに立っていました。
 ミサとは無縁のものには、なかなか難しい曲ですが、テンポ良い演奏に引き込まれました。トランペットが響き、フルートがさえる渡るところはさすがに生の音でした。

 神戸新聞の松方ホールから見た神戸港です。台風の接近を前にクルーズ船が出港していきましました。

芸文で聴く エストニア国立男声合唱団

 エストニア国立男声合唱団の素晴らしい演奏に酔いました。兵庫県立芸術文化センターの大ホールを出ると、なんとそこでストームが繰り広げられました。目の前の指揮者、ミック・ウレオヤが腕を振り下ろすと、舞台の響きとはひと味違った生のハーモニーがロビーを包みました。
 エストニア合唱界の伝説的指揮者・作曲家、グスタフ・エルネサクスの「我が祖国 我が愛」でした。
 幸いなことに最前列にいたので、持っていたカメラ、LUMIX・GX7-MK2を動画モードにして撮影しました。一聴は百文に勝ります。

 プログラムは、メンデルスゾーンやシューベルトと続きました。
 ジョヴァンニ・ボナートの「大いなるしるし」では、全員がステージから客席に降り、8声のパートは3方の壁を取り囲みました。指揮者とチェロは客席の中央です。右から、左から、うなりのような通奏低音に歌詞がないような音が重なり、あちこちの団員が手にするワイングラスがグラスハーモニカとなって透き通る響きが幻想を広げました。
 仏教の声明(しょうみょう)がどんなものかはよく知りません。でも、そんな言葉が浮かんできました。限りなく抑制的で、消え入るような音色は、西洋の油絵からは程遠く、まるで墨絵の世界でした。
 アンコールの「フィンランディア賛歌」も、懐かしさがこみあげてくるような演奏でした。
 日本人団員で、今回の日本公演の数週間前に亡くなったという西村英将さんがこの公演のために編曲した「夕焼け小焼け」とエストニアの「お月さま」とのミックスメロディーは、得もいわれぬレクイエムとなって聞こえてきました。

 

ニーダーエッガー 独・リューベックの懐かしの甘さ

 ハンブルクに出張した息子がみやげを買ってきてくれました。「ニーダーエッガーをお願い」と奥さまが頼んでました。
 ニーダーエッガーは、ハンブルクにも近いハンザ同盟都市のリューベックにあるニーダーエッガーという店が作っている名物のマジパンです。 粉末のアーモンドと砂糖などを練り込んで、チョコレートでコーティングしてあります。ピスタチオ、オレンジ、パイナップル、エスプレッソといろいろ味付けされています。
 シットリとしたアーモンド粉の香りとチョコレートの甘さが口に広がります。 

 15世紀初めにリューベックが飢饉に見舞われたとき、パン職人が倉庫に大量に眠っていたアーモンド使って作ったのが起源とされています。今では、ニーダーエッガーがマジパンの店として知られています。

 2010年にリューベックを訪れたときには、ニーダーエッガーの本店で昼飯を食べました。

 レシュティというスイスのジャガイモ料理の上に小エビがのってます。
 時間がなくて、「早くして! 早くして」とウェイトレスをせきたてて、ヘンな顔をされたことを覚えています。

 ハンブルクを離れる朝、ホテル近くのスーパーにニーダーエッガーが並んでいるのを見つけました。奥さまが機内持ち込みバッグにそれらを入れて飛行機に乗ろうとすると、ハチミツの小瓶が手荷物検査で引っ掛かりました。親切な係員が「そこの自動販売機で、ジップケースを2個買って、そこ入れろ。2ユーロだから」と教えてくれました。廃棄は免れて日本へのみやげとなった、思い出の味でした。

ダイニングテーブルをオイルフィニッシュ

 わが家のダイニングテーブルが、毎食後の水拭きのため、油分が飛んでざらついてきました。
 サントリーの「樽ものがたり」という、ウイスキーの蒸留に使った樽のオーク材を再利用したテーブルです。わが家と同じ町内にあるサントリー山崎蒸溜所を見学したときに展示されていました。気に入って、手に入れてからかなりの歳月が流れました。
 仕上げは、塗装ではなく、オイルフィニッシュだったはずです。ならばとオイルを探して、自分ですり込みました。

 ネット通販で購入したリボス(ドイツ)のメンテナンス用オイルワックス・ビボスNo375です。
 50cc瓶が2本のセットで、2000数百円でした。

 成分を見ると、蜜蜂ワックスなどのワックス類やアマニオイルなどすべてが天然素材由来のようです。

 ぼろ布と、無害オイルですが使い捨ての手袋を用意しました。

 まずは試しに、目立たない脚部に塗ってみました。ちょっとかさつき気味だった表面がしっとりとして、いい具合です。しばらく様子を見ましたが、問題もなさそうでした。

 広いテーブルの表面にすり込みました。ニスなどの塗料とは違って、刷毛目が出る心配もなく、作業は簡単でした。
 左が作業前。右が作業後ですが、画像ではその違いはあまりわかりません。ひいき目に見ると、オークの特徴の虎班(とらふ)模様が、ちょっと鮮やかになっています。

 電動サンダーにフェルトパッドをつけて、表面を仕上げました。新品だった時の風合いも蘇って、いい具合に仕上がりました。
 次は、椅子にもオイルフィニッシュします。