金沢 町家を歩く

 金沢の町を歩きました。
 旅で食べた昼飯や、歓待されたK氏の手作り料理は紹介してきましたが、最後にもうひとつ。町家の風景が記憶に残っています。
 料亭の「寿屋」は藩政期の木造建築で、元は羽二重の問屋だったそうです。黒瓦の3階建てが重厚でした。

 近江町市場からひがし茶屋街の方に歩きは始めて、最初にカメラを向けたのがコチラでした。
 正面に回ると創業の文化10年(1813年)という暖簾があがっていました。「中六屋」は加賀前田藩、金沢陸軍師団などご用達の金沢味噌の老舗でした。 

 立派な木造3階建てです。金沢は戦災にあわなかったので、このような建物が残っているようです。

 朽ちようとしていますが、2階には電気も灯り、現役のようです。

 3階の窓からは、どんな風景が臨めるのでしょうか。

 「中島めんや」の店先です。「加賀八幡起上り」人形となるのでしょうか。

 博多もつ鍋の店としてリニューアルされています。

 泉鏡花記念館は鏡花の生家跡に建設されたミュージアムです。

 いいですね。その名も「たばこの吸える喫茶店」です。わたしが入ることはありませんが。

 浅野川大橋の近くにある町家「旧志村金物店」を改装した「八百萬(やおよろず)本舗」です。カフェ&セレクトショップです。

 主計町と書いて「かずえまち」と読みます。ひがし、にしとならぶ茶屋街です。五木寛之の小説の舞台にもなっているようです。

 ベンガラ格子の路地を、外人さんが歩いてました。

 昼間でも仄暗い「暗がり坂」です。かつて旦那衆が人目を避けて茶屋街に通うために使われてきたと言われています。

 表通りに戻ると、金沢蓄音器舘の向こうにも、立派な木造の町家がありました。