奈良で巡る 「西国三十三所 観音霊場の祈りと美」

西国展1

 
 奈良国立博物館で開かれている特別展「西国三十三所 観音霊場の祈りと美」を見てきました。
 夏の1日が戻ってきたような暑さでした。鹿も、博物館の前の池で水を飲んでました。 

西国展2

 博物館内は当然、撮影禁止です。

西国展3

 寺外初公開となる清水寺奥の院本尊「千手観音坐像」(重要文化財)など、すばらしい仏さまや縁起などの数々に見入りました。
 西国三十三所を巡ってますが、これはウォーキングの延長のようなものです。それほど信仰心があってのわけではありません。それでも西国三十三所の信仰と歴史、それに美に改めて感じ入りました。

西国展4

 博物館もそうでしたが、奈良はびっくりするほどの人出でした。
 近鉄奈良駅前には「平城遷都1300年祭」までのカウントダウン表示もあります。

西国展5

 物議をかもした「せんとくん」と「まんとくん」が、同じ幟の表裏です。

西国展6

 「西国三十三所禮圖」が展示されていました。フロアーには、これの拡大図があって、伊勢から紀伊-河内-大和と順に巡ることができます。山崎とか芥川と、わが家近くの地名も書き込まれています。
 複製を売っていたので、記念に買い求めました。

西国十七番 空也上人もおられる「六波羅蜜寺」

六波羅蜜寺1

 JR京都駅から乗った京都市バス・急行銀閣寺行きは、1日乗車券をもった若者のカップルでいっぱいでした。清水坂で、たくさんが下車しましたが、六波羅の方へやっている人はほとんどいませんでした。
 六波羅蜜寺は、「都七福神」を自転車で巡った昨年正月以来です。

六波羅密寺2

 本堂は貞治2年(1363)の修営だそうです。昭和44年(1969)に解体修理が行わました。丹の色も鮮やかです。

六波羅蜜寺3

 三蹟のひとり、藤原佐理(すけまさ)の筆になる扁額がかかっています。三蹟の残りふたりは、小野道風、藤原行成です。

六波羅蜜寺4

 有名な空也上人像ですが、今回は拝観しませんでした。

六波羅蜜寺5

六波羅蜜寺6

 「六波羅堂」と納経帳に書いていただきました。
 六波羅蜜寺
 

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西国十六番 本尊御開帳の「清水寺」

清水寺1

 清水の舞台です。

清水坂1

 修学旅行のシーズンでもないのに。「○×▲?」「@◇#$・・・」と、耳慣れない会話も飛び交います。

清水寺2

 びっくりするほどの人並の清水坂を上ってきました。

清水寺3

 ご本尊が開帳中です。
 西国三十三所巡礼の中興といわれる花山法皇の崩御(ほうぎょ)より一千年ということで、ことしから数年かけて各寺がご本尊を開帳してゆきます。奈良・国立国立博物館では「西国三十三所 観音霊場の祈りと美」も開かれています。
 清水寺の本尊開帳は、2000年以来です。このときも拝んでいます。本来は33年に1回、開帳されるので、次回は25年後です。

清水寺4

清水寺5

 朱印帳には「大悲閣」と書かれています。「本堂の別名です。大きな慈悲をもたれた観音様をお祀りしています。こんな建物の上にまつられているから『閣』です。普通のお堂なら『殿』とかになります」。そんな説明を聞きました。
 清水寺
 

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西国三番 「粉河寺」の門前に人気なく

粉河寺1

 JR和歌山線の粉河駅で下車しました。駅前からきれい整備された商店街「とんまか通り」が門前まで続いています。ところが、10数分の道のりで、地元の人とはついにすれ違いませんでした。地方の休日の昼下がりって、こんなものなんでしょうか。

粉河寺2

 重文の立派な大門です。

粉河寺3

 広くて雄壮な境内です。

粉河寺4

 本土の前には、桃山時代につくられた枯山水の庭があります。

粉河寺5

粉河寺6

粉河寺7

 粉河寺
 

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西国二番 夏に戻った「紀三井寺」

紀三井寺1

 夏の日差しが戻った1日でした。先月31日の日曜日、青春18きっぷの最後の1回を使って行ってきました。
 本殿の目の前にある桜の老木です。和歌山地方気象台の標準木です。近畿への桜前線の到来を教えてくれる桜です。

紀三井寺2

 重文の楼門は、平成19年に塗り替えられたばかりで、朱がまぶしいです。

紀三井寺3

 「還暦」というのも人ごとではなくなりました。この文字を見ると、はっとします。

紀三井寺4

紀三井寺5

紀三井寺6

 和歌浦湾の向こう、下津の対岸に沖の島が浮かんでいます。大昔に泳ぎに行ったことがあります。

紀三井寺7

 紀三井寺というのは通称です。
 金剛宝寺
 

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西国二十六番 山深い古刹「一乗寺」

一乗寺1

 清水をたたえる静かな池に、睡蓮がきれいです。

一乗寺2

 JR姫路駅前から1日4本しか走らない法華山一乗寺経由社(やしろ)行きの神姫バスでやってきました。冷房の効かないバスで、40分近くかかりました。

一乗寺3

 国宝の三重の塔です。承久元年(1171)に建立された古塔です。

一乗寺4

一乗寺5

 緑の中にたたずむ開山堂です。

一乗寺6

 法華山一乗寺

姫路城

 姫路城は、この暑さの中でも観光客が絶えません。
 

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西国二十七番 雨上がりの「書写山圓教寺」

圓教寺1

 友人が「西国巡りにつきあう」というので、青春18きっぷを使って姫路の書写山圓教寺に参りました。30数年ぶりです。

圓教寺2

 JR姫路駅前からバスに乗ったあたりから雲行きが怪しくなりました。書写駅に着いたら、バスを降りるのをためらうほどの土砂降りです。
 ロープウエーは運行を見合わせています。
 しばらく待つと、運行が再開されましたが、雨は降り続いています。

圓教寺3

 雨に煙る山門です。参拝者も少なく、幻想的です。

圓教寺4

 魔尼殿(本堂)は、広い舞台になっています。

圓教寺6

圓

 立派な大講堂です。

圓教寺7

 「ひめじ田宴アート」の姫路城と兵庫県のマスコット「はばタン」です。異なった苗を植えて、田にアートしています。

圓教寺8

 書写山には、バストロープウエーの往復セット券(1300円)を買うと、お得です。

圓教寺9

 書写山圓教寺
 

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西国二十八番「成相寺」 傘松公園で股のぞき 

成相寺1

 京都・宮津の天橋立にある成相寺にやってきました。ここに来たのは初めてです。
 27年前の冬のことです。117クーペで成相山を登りましたが、積雪がすごく、途中で退却しました。それ以来です。

成相寺2

成相寺3

 立派な山門です。

成相寺4

 「写してもいいですか」と聞いてから、シャッターを切りました。

成相寺5

 成相寺

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西国一番 お山の上も31度 「青岸渡寺」

青岸渡寺1

 西国一番札所青岸渡寺にやってきまし。
 朱塗りの三重の塔に那智の滝がかかります。

青岸渡寺2

 青岸渡寺はお山の上です。400段を超える石段を登っていきます。汗が噴き出します。

青岸渡寺2

 本堂です。この暑さなのに、参拝者が絶えません。

青岸渡寺3

 まぎれもなく「西国一番」です。
 朱印帳をお願いすると、「暑いですね。いま、31度もあるんです。ここでこんなの、珍しいです」。

青岸渡寺4

 標高約500メートルの境内からは、目の前に那智の滝が流れ落ちています。

青岸渡寺5

 隣接して熊野那智大社があります。神官が水をまいてますが、まさに「焼け石に水」です。

青岸渡寺6

青岸渡寺7

 青岸渡寺の朱印です。

青岸渡寺8

 わたしの朱印帳です。春に三十三番谷汲寺で「結願」し、夏に一番青岸渡寺で「発願」です。これから「内容」を充実させます。
 

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