西日本最高峰 霊峰・石鎚山に登る

 四国の霊峰・石鎚山に登りました。標高1,982mは西日本で最も高く、日本百名山にも選定されています。
 山仲間8人と前泊となった麓の土小屋からスタート。表参道を下り成就社からロープウェイも使って下山しました。
 薄雲が広がり、天気はイマイチでした。それでも頂上付近では2日前に積もった雪に触れ、麓ではちょっと遅い紅葉も楽しみました。


 【2022/10/26 05:54】
 一夜を過ごした土小屋の国民宿舎石鎚から見る朝焼けです。残念ながらご来光の方向は見えませんでした。

 朝食をたっぷりと食べてエネルギーチャージしました。温かなコロッケは、食べ応えがありました。

 国民宿舎石鎚は石鎚スカイラインの先にあり、土小屋ルートの登山口の目の前にあります。
 泊まっていた30人ほどは、ほとんどが同年配の登山客でした。

 外の気温は4度ですが、風が弱くてそれほど寒さは感じませんでした。

 前日に歩いた瓶ヶ森が格好のよい姿を見せています。

 緩やかな登りが続きました。(わたしが写っている画像は、仲間の撮影です)

 樹木の間から石鎚山の岩峰が初めて姿を見せました。
 一番奥が弥山(石鎚神社頂上社)、中央が最高峰の天狗岳と南尖峰です。この3峰を合わせて石鎚山といいます。

 瀬戸内海の島々まで見渡すことができました。

 山道の多くが木道になっています。

 成就社からのルートを白装束の修験者の一団が登ってくるのが見えました。

 積雪が残ってスリップが危険な木道を、慎重に進みました。

 二ノ鎖元小屋で成就社からのルートと合流しました。もうすぐ山頂です。

 石鎚山は修験道の行場です。垂れ下がる太い鉄の鎖を頼りに岩壁を登る鎖場が4つあります。そのうちのひとつ、最も長い「二の鎖」を登ります。

 女性陣も挑戦です。

 鎖がなければ登れない岩場です。足場が積雪で滑ります。

 垂直近くに立ちはだかっています。

 見下ろすと、この絶壁です。

 わたしもなんとか登りきることができました。思わず笑みがこぼれました。

 【09:44】
 土小屋から3時間ほどで頂上小屋に到着です。

 はるか瀬戸内海までが見渡せます。

 石鎚神社の奥宮頂上社にお参りしました。

 ネットでゲットしたYAMASTAの登頂スタンプです。

 向こうが最高峰の天狗岳です。仲間はザックを置いて身軽になって往復しました。

 わたしだけは体力の限界を感じたので、カメラを構えて待機しました。

 ナイフリッジを帰ってくる仲間です。

 国民宿舎石鎚で作ってもらった弁当を開けました。大きなおにぎりが2つですが、腹ペコの胃袋を満たしてくれました。

 みるみるの間にガスがかかり、天狗岳が見えなくなりました。

 下山は、二の鎖の回り道を下りました。鉄の階段に雪が凍っているポイントもあって、滑りそうでした。

 急階段が続きました。気を抜けませんでした。

 慎重に!

 行場らしく、あちこちに祠が祀られています。

 先ほどまでいた岩場を振り返りました。

 登山口までの距離は土小屋経由とそれほど変わりませんが、こちらの方が長く感じました。

 中腹まで下ってくると、紅葉がきれいになってきました。

 前社ヶ森の売店で休憩です。

 「力あめゆ」をいたきました。温かくて甘いなつかしい味でした。

 「きれい」の声をあげつつ下りました。

 石鎚山遥拝所の鳥居まで下ってきました。

 【13:37】
 登山口の成就社にゴールです。

 ロープウェイの成就駅までもう少し下りました。

 紅葉とススキの向こうに瓶ヶ森が霞んでいました。

 ロープウェイで一気に山麓の下谷駅まで下りました。

 切り立った山肌を、ぐんぐんと下りました。

 標高1300mの成就駅から、455mの下谷駅までわずか8分でした。
 全国旅行割引のクーポンが使用できて、お得でした。

 麓の石鎚山温泉で汗を流しました。入浴後の缶ビールが最高でした。

 下山ルートの一部が飛んで直線になっています。