ベルニナ急行でアルプスを越える

【8月23日=ベルニナ急行】

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 Alp Gruem/アルプ・グリュムで昼食ととった後、St.Moritz/サン・モリッツ行きのベルニナ急行D972に乗車しました。
 間もなく左手にラーゴ・ビアンゴ(白い湖)が広がりました。氷河の水が貯まった湖で、白く濁っています。湖岸にはハイキングコースがあります。時間があれば、わたしも歩きたかった。

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 ターンを繰り返しながらアルプ・グリュム駅に上ってくるベルニナ急行です。

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 ベルニナ急行は、パノラマ車両(全席指定)で運行しています。太陽が降り注ぐ明るい車です。
 すれ違う列車は満席も多かったのに、この列車は1等ということもあってガラガラでした。右に左に、自由に動き回ることができましたが、写真を撮る者には、窓が開かないのがつらい。

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 Ospizio Bernina/オスピッツォ・ベルニナ駅を通過。標高は●●メートル。ラックレールを使わず、車輪と線路の摩擦の力だけで走る粘着方式の鉄道路線駅としてはヨーロッパで最も高い位置にあります。

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 レイル・ナイル(黒い湖)が見えてきます。左は通り過ぎたラーゴ・ビアンコの堰堤。ここがヨーロッパの分水嶺です。

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 目の前にピッツ・パリュとピッツ・バルナの間から流れてくるパリュ氷河が、大迫力で迫ってきます。

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レーティッシュ鉄道ベルニナ線の車窓から

【8月23日=ベルニナ急行】

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 クネクネとカーブして走るRhaetisch Bahn/レーティッシュ鉄道のベルニナ線です。わたしの乗っている列車の窓から、すれ違う列車が見えます。

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 ポスキアーヴォ湖に沿って北上します。

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 湖畔をゆっくりと散歩する人たちです。うらやましい。

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 無蓋のトロッコ! を引いている列車にも出会いました。この日のようによい天気なら、最高の気分でしょう。乗って見たかったです。窓ガラスがないので、カメラにもばっちりです。

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 車窓に広がるモルテラチュ氷河です。

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 モルテラチュ氷河を背景にベルニナ急行を撮影する「お立ち台」(撮影ポイント)です。たくさんの「鉄ちゃん」がカメラを構えていました。

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 Pontresina/ポントレジーナでSt.Moritz/サン・モリッツ行きとSamedan/サメダンに直行してChur/クール方面に向かう線路が分岐します。向こうをサメダン行きの列車が走っています。

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 Muottas Muragl/ムオッタス・ムラーユ(2448m)に登るケーブルカーが見えます。ここから見る夜景はすばらしいと言うことでした。アルプスの画家、セガンティーニが亡くなったセガンティーニ小屋の登山口でもあります。ここは必ず訪れるつもりをしていましたが、予定通りには行動できません。結局、ここに登るとはありませんでした。

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アルプ・グリュム駅のアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ

【8月23日=アルプ・グリュム】

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 イタリア-スイス国境の町、Tirano/ティラーノからSt.Mortiz/サンモリッツを結ぶのがRaetischeBahn/レイテェッシュ鉄道のベルニナ線です。その途中にあるアルプ・グリュム駅で途中下車しました。ホームといっても、日本のように高くはなってません。そのまま歩いて駅舎わきのレストラン「WeissbierGarten」に直行しました。
 メニューをみて、すぐにわかる「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」です。よくニンニクが効いてます。これがホンモノ味です。自分で作るために、じっくりと味わいました。

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 どこで食べても安心した食べられるサラダです。紫色のビートがかわっています。

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 日差しは強いですが、乾いた風がさわやかです。

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 ティラーノ行きの普通が発車してゆきます。

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 レイテェッシュ鉄道と箱根登山鉄道は姉妹鉄道です。アルプ・グリュム駅には、箱根登山鉄道から贈られたカタカナの駅名表示板が掲げられています。

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ブルージオのオープン・ループ橋を走る

【8月23日=ブルージオ】

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 「大興奮のベルニナ急行」で紹介したレイテェッシュ鉄道のベルニナ線ブルージオにあるオープン・ループ橋のコマ写真です。
 360度回転することによって高度を調整するのがループ線です。鉄道では、トンネル内に設けられることはあるようですが、このようなオープン陸橋は珍しいようです。

 オープン陸橋の全体は、Rhaetisch Bahn/レーティッシュ鉄道のHPをご覧ください。

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大興奮のベルニナ急行

【LIVE】

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 旅の3日目は、イタリアはコモ湖沿いに北上して、スイス国境の町、ティラーノへ。ここからあこがれのベルニナ急行に乗車です。
 真っ赤なベルニナ急行がとまってます。予約した列車には間があったので、1本前の普通にのりました。1等は貸し切り状態。左右の窓を開けて、右に左にレンズを向けながら、我ながら興奮状態です。
 ブルージオのループ橋は、すぐにやってきました。ビデオやネットで見たルール橋が迫ります。まず橋をくぐり、左に急カーブして1回転。これで高度をかせぎます。
 この後、アルプグリュム駅で途中下車して、駅のホームの野外レストランで昼食にしました。これまでに食べたなかで最高においいしいスパゲティ、アーリオ・オーリオでした。
 サンモリッツに着くまでに写した写真は600カットを超えました。1日の最高記録です。

 ネットの調子が悪く、思うようにつなtがりません。2日前の記録です。

国境の町、ティラノからスイスへ

【8月23日=ティラノ】

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 イタリア-スイス国境の町、Tirano/ティラノです。空の色が青くなったような気がします。
 駅前のレストランは、スイスからやって来て、再びスイスに戻る観光客でにぎわってます。

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 私たちは、ミラノからイタリア国鉄でやってきました。コモ湖沿いに北上して2時間30分の旅でした。

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 町を貫く幹線道です。向こうがスイスです。

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 スイス・レイティッシュ鉄道のティラノ駅です。この駅構内はスイスです。昔は、パスポート・コントロールが行われていたそうですが、今はフリーパスです。

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 箱根登山鉄道が寄贈した「ティラノ」の銘板です。

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 ベルニナ線のホームに停車するサンモリッツ行き列車です。赤色が素敵です。

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 サンモリッツに向けて発車しました。ティラノの町中の道路を走ります。

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 いよいよスイスの旅が始まりました。

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立派なミラノ中央駅と、汚れ果てたローカル線列車

【8月23日=ミラノ】

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 Milano/ミラノで1日を過ごし、St.Moritz/サン・モリッツに向けて出発する朝です。ミラノ中央駅からは、ヨーロッパ各地へ向かう列車が出発します。
 わたしが乗ったのはTirano/ティラノ行きのRegionale/ローカル線普通です。隣のホームには、ドイツからやってきたDB=Deutsche Bahn/ドイツ国鉄のピカピカのnacht zug/寝台車が客を降ろして止まっています。

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 こちら、FS/イタリア国鉄のローカル列車の汚さといったらありません。窓枠は落書きし放題の跡が残り、ガラスは半透明です。

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 1等を奮発しましたが、座席はほこりだらけ。たまらず同行者は濡れティッシュを取り出して「お掃除おばさん」に変身しました。
 あまりのほこりっぽさに、同行者はマスクを離せず、ハウスダストが苦手にわたしは鼻炎が出て鼻ズルズルになりました。

 イタリア国鉄の名誉のために言っておけば、幹線を走ってスイスに向かうチザルピーノなんかは、かのジウジアーロ・デザインの素敵な車両です。

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FS ticket

 乗車券は、日本国内から手配するより、現地で買うの方が安いです。ただし、ミラノ中央駅の窓口は長蛇の列。発券までに30分はかかりました。
 客は列車ダイヤをいちいち駅員に相談します。駅員は、気長にそれに応じます。勤務交代時間がくると、いくら客が待っていようと、よくいえばきっちりと自分が売った乗車券と受け取った紙幣から硬貨までを確認します。代わってやってきた係員、これまた慎重に自分が受け取った乗車券と紙幣、硬貨をなんかを確認します。しびれをきらして列を離れる客がいても、そんなことおかまいなしです。参りました。
 わたしは出発前日に並びましたので、時間に余裕がありました。当日の発車間際なら、イライラしたことでしょう。それなのに乗車券なしで乗車したら、有無をいわせず罰金だそうです。

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 行き止まりのターミナルです。
 映画「終着駅」の舞台はローマですが、同じ雰囲気があふれます。

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 美術館かと思わせるかのような立派なミラノ中央駅です。

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 ファシズム建築の名建築です。
 この建物の立派さとは対照的に、駅周辺はスリの出没する名所でもあります。治安はあまりよくないようで、警戒して歩きました。行かれる方は、ご注意を。

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ミラノ・スカラ座の舞台

【8月22日=ミラノ】

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 ミラノにあるオペラの殿堂、スカラ座です。今にもマリア・カラスの歌声が聞こえてきそうな気がします。
 残念ながら劇場は夏休み。秋のシーズンに向けて舞台セットの準備をしていました。
 劇場付属のMuseo Teatrale Alla Scala/スカラ座美術館に入ると、ルートの一部が、客席を通っています。

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 「天井桟敷」という言葉が、一目瞭然で理解できます。
 それにしても桟敷のコンパートメントが貴族の1等席で、平土間は庶民の席だったことがよくわかります。

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 コンパートメントには、向かい合わせて背もたれつき椅子が2客、後ろにストールのようなのが4客並べられるようです。

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 廊下に出ると大指揮者、「アルトゥーロ・トスカニーニ」の文字がありました。意味はわかりません。、

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 矢印の方に行くと、トスカニーニの胸像がありました。

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 美術館は撮影禁止です。パバロッティーが演じた「アイーダ」の舞台衣裳、パブロ・ピカソがデザインした衣裳など、ゆかりの作曲家、ヴェルディ以来の数々の資料が展示されていました。もちろん、マリア・カラスのポートレイトも掲げられていました。

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 みやげに買ったマグネットと、美術館の入場券(1人=5ユーロ)です。

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ミラノでトラムにゆられる

【8月22日=ミラノ】

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 Milan/ミラノです。トラム(路面電車)に乗りました。窓の外が見えるので大好きです。
 後ろはダ・ヴィンチの「最後の晩餐」が残っているサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会です。反対向きのトラムがやってきました。ちょっと待ちましょう。

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 ドゥオモ(大聖堂)行きのトラムがやってきました。これにのれば、町を眺めながら移動できます。

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 車内はいつもゆったりとしています。

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 「フェルマータ」なんて響き、学校の音楽の授業以来です。エエーっつと、「休止」ですね。ということは「停車」ですね。

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 新型の低床式車両も走ってます。

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 昼食を食べたレストランの脇をする抜けるトラムです。後部は、急カーブを曲がるために大胆にカットされています。

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 「1日乗車券」(3ユーロ)を、ミラノ中央駅のたばこ屋で買いました。これさえあれば、地下鉄もトラムも乗り放題。気が楽です。

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 地下鉄は、目的地間を短時間で移動してくれます。でも外が見えないので、知らない地では目的地で下車するまで緊張します。

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 車内は日本とよく似ています。違うところは、犬が乗ってくることでしょうか。そういえば、つり革ってありませんね。

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