京都・出町柳 名曲喫茶「柳月堂」のアイスティー

 ちょっと時間があったので、わざわざクルマをコインパーキングに停めて柳月堂に入りました。いつ以来でしょうか。内部って、こんなのだったかな。あまり覚えてません。
 今時珍しい私語禁止のリスニングルームは、「チャージ500円」が必要です。それほど時間もないので、横のバーに座りました。どっしりとしたバーと椅子です。冷房がよく効いて、ひんやりとしています。
 「アイスティー」(650円)です。客はわたし独り。のんびりと、隣の部屋から漏れる音楽を楽しみました。

 重厚な造りです。
 今度は、暑い休日の昼下がりに、たっぷりと時間をとってやってきます。

 昔から1階はベーカリーです。

 柳月堂
 京都市左京区田中下柳町5-1 柳月堂ビル 2F
 075-781-5162
 

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東京・新宿 名曲・喫茶「らんぶる」のアイスティー

 東京の名曲喫茶探訪は、渋谷の「ライオン」に次いで2回目です。
 学生時代に東京に行ったときに、何回か、といっても2回くらいは行った「らんぶる」です。ネットで調べたら健在でした。当時は、紀伊國屋書店の近くにあたくらいの記憶しかありません。店内の様子など、覚えてません。
 懐かしさにかられて訪ねた「らんぶる」は、だだっ広いただの喫茶店でした。ま、こんな喫茶店が、珍しくなりましたが・・・。
 「アイスティー」(600円)のストローが、ここが「らんぶる」であることを主張しているようです。

 壁のスピーカーから「名曲」は流れてましたが、単なるBGMといった感じです。

 名曲・珈琲 らんぶる

 なんと「団体予約」もありだそうです。

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東京・渋谷 「名曲喫茶 ライオン」でバックハウスを聴く

 テレビか何かで知って、一度、行ってみたいと思っていた「名曲喫茶 ライオン」です。帰りの新幹線まで時間ができたので、渋谷に行きました。にぎやかな若者の街です。そんな一角に「創業1926年」と看板に掲げた喫茶店です。入口のドアには「内部撮影禁止」の張り紙が。で、写真はここまで。

 ドアを開けると、かなり広く、左奥に向けてちょっと階段状に下ってます。そこに古くさいイスが対面せずに並んでます。正面は2階と吹き抜けになっており、でかいスピーカーボックスが鎮座しています。
 不思議なスピーカーです。大きいのは上下左右に4個付いてますが、どう見ても右2つは口径38センチ、左2つは30センチくらいと思えます。左端には中高音用と思われるマルチセルラホーンが上下に2つ、右端には16センチくらいのが2つ。さらに後で追加したのか高音用のツイーターが数個がのぞいてます。
 音も不思議です。入ったときは、CDで管弦楽(グランドキャニオンかなにか)が流れてました。ハッとするような菅の響きもありますが、全体には団子になったような、少なくとも現代のステレオ装置の音ではありません。
 次は、バックハウスのLPです。たぶんモノラル録音でしょう。シャーシャーとスクラッチノイズがにぎやかですが、妙に懐かしいピアノの調べを奏でました。
 テーブルに灰皿はなかったのですが、禁煙かどうかは不明です。でも永年の紫煙で燻されたような空間です。壁のベートーベンの写真も茶色です。
 コーヒー(500円)1杯で小一時間、楽しみました。

  2階にも席がありました。上がってみるのだった。外部からその様子がよくわかります。電柱には広告が。

 若い女の子が「うわー、1926年創業だって」と声をあげてました。古い建物をバックに携帯で記念撮影を始めた様子から、わざわざ訪ねてきたようです。でも店に入る様子はなく、わたしと同年配のおじさんが不思議そうに眺めながらドアを開けました。

 今月のプログラムです。2つ折りで、裏には5月の「真のHiFi 立体音響」による「ライオン・コンサート」のプログラムが印刷されています。
 ライオンのHPを見ると、内部の様子がよくわかります。

 名曲喫茶ライオン
 東京都渋谷区道玄坂2-19-13
 03-3461-6858

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大分・由布院 「茶房 天井桟敷」のかぼすのシャーベット

 由布院を散歩しました。JR由布院駅前の駐車場にレンタカーをとめて、ゆっくりと。金鱗湖まで歩いて、由布院御三家のひとつ、「亀の井別荘」のカフェ「茶房 天井桟敷」で休憩しました。
 

 「かぼすシャーベット」(550円)です。当たり前ですが、よく冷えたてさっぱりとした味です。暑い中を歩いてきたので、最高のシチュエーションです。 

 もうひとつは「かぼすのジュース」です。こちらもかぼすの香りが心地よいです。

 みどりいっぱいの窓に面した席でした。グレゴリオ聖歌が静かに流れていました。

 壁にはLPのジャケットがかかってます。カラヤンだったりコルトレーンだったり。ちょうど座った上には、ウィーン・美術史美術館の「マルガリータ王女」をデザインしたジャケットがありました。

 奥の部屋には大きな「バイタボックス」が鎮座していました。1960年代くらいのスピーカーでしょう。それも現役だそうで、夜のバータイムには、その音色が聞けるそうです。
 京都・岡崎のジャズ喫茶「jazz spot YAMATOYA」のバイタボックスより、ひとまわり大きく感じました。

 アンプはこちら、真空管の300Bシングルアンプです。真空管はWE(ウェスティン・エレクトリック)製ではなかったのですが、「WEのはいま、修理中です」とのこと。まさにホンモノが健在なのです。

 太い梁が走る重厚な空間です。

 造り酒屋の屋根裏を改造したそうです。

 「Bar 山猫」の営業時間にやってきて、大好きなバーボンを手に、その音色に酔いたいです。

 天井桟敷
 大分県由布市湯布院町大字川上2633-1
 0977-84-2970

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別府アルゲリッチ音楽祭 マラソン・コンサート

 午後4時に始まったコンサートが終わったのは、8時半でした。途中に長い休憩があったとはいえ、「タンゴとクラシックの出会い」を堪能しました。
 マルタ・アルゲリッチ(わたしはこれまでアルゲリッヒと表記してきました)を聴くのは、2年前のスイス・ルツェルン音楽祭以来です。別府で毎年、名前を冠した音楽祭を開いており、13回目です。
 プログラムは、アルゼンチン出身のピアニストらしく「タンゴ」です。「リベルタンゴ」なんかでで知られるピアソラ(作曲家)と、バンドネオン(アコーディオンに似た楽器)が何度も登場しました。ピアノ連弾と弦5重奏にバンドネオンがリズムが絡む演奏に盛り上がりました。でも圧巻は、白髪・長髪のごっついおばちゃん(もちろんアルゲリッチのこと)のソロ、ヒナステラ「3つのアルゼンチン舞曲集op.2より)でした。
 休憩には、白ワインを味わいました。

 iichiko総合文化センターにあるiichikoグランシアタが会場です。
 大分県の焼酎のメーカーが、冠スポンサーです。

 長い休憩は50分間。食事をとる人も多く、吹き抜けではタンゴの生演奏にあわせて踊るカップルも雰囲気を盛り上げていました。


 よく響くホールでした。

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大阪・大淀中 「CONDI」のチョリソーフレンチ そしてマーラー

 「ウェスティンホテル大阪」は、会社からの徒歩での帰宅途中に横目で通り過ぎます。ベーカーリーがあるのも見えてました。
 初めて入った「CONDI(コンディ)」で、「チョリソーフレンチ」(180円)と「パニーニ」(200円)を買いました。別のカフェでアイスコーヒーをテイクアウトして、ビルの下でパクつきました。スパイシーなウインナーと、パリッとしたチーズがいい味です。 

 ホテル・ショップにしては、リーズナブルな価格設定です。

 CONDI
 大阪市北区大淀中1-1-20 新梅田シティ内
 06-6440-1064

 新梅田シティでは、子ども向けのアトラクションも行われてました。

 4階にある「新梅田ガーデンシネマ」で「マーラー 君に捧げるアダージョ」を観ました。作曲家・マーラーと妻・アルマとの愛と苦悩が、未完に終わった交響曲第10番のハーモニーとともに描かれています。

 JR大阪駅まで戻りましたが、きょうオープンした「大阪ステーションシティ」は人でいっぱい。JR伊勢丹などの物販店はどこも入場制限とあって、早々に退散しました。

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神戸栄光教会でバッハの「マタイ受難曲」を聴く

 日本キリスト教団神戸栄光教会です。1886年に米国人宣教師、W.R.ランバス師によって創立されました。関西学院なども創った人です。1923年に現在地に建てられた「赤レンガ教会」は、阪神淡路大震災で全壊。2004年に再建されました。

 J.S.Bachの「マタイ受難曲 BWV244」を聴きにやってきました。

 立派なパイプオルガンがありますが、きょうは使われませんでした。

 太陽光が穏やかに降り注ぐ礼拝室です。祭壇のあたりには、尖塔から取りこんだ光が降り注ぎます。

 「マタイ受難曲」は演奏時間が3時間を超す大作です。しかし、時間を忘れて聴き入りました。鼻炎が出て、対訳を見ようと下を向くとポトリ、ポトリの連続でハンカチで押さえるのに必死ではありましたが、信者でなくても心洗われる時間でした。

 昨年3月に、大阪・東梅田教会で聴いた「ヨハネ受難曲」と同じシリーズの演奏会です。畑儀文さんの指揮兼エヴァンゲリスト(福音史家)、「追っかけ」の状況になっている青木洋也さんのアルトとほとんどが同じ顔ぶれです。
 長身の青木さんのカウンターテナーは、きょうもひとり頭抜けてました。

 日本キリスト教団神戸栄光教会
 神戸市中央区下山手通4-16-1
 078-331-2286

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Walty堂島 閉店セールでCDをゲット

 現在のわたしの通勤ルートにCD店はありません。おかげで、CDとはすっかりご無沙汰です。
 大阪駅前第3ビルの「Walty堂島」が閉店セールをしています。元ご近所のブログ「M氏のあくび日記」で知りました。さっそく行ってみました。すでにショーケースはガラガラです。
 50%offに気をよくして、3枚をゲットしました。
 グレン・グールドのバッハはゴールドベルクなど何枚かもってますが、これはピアノ協奏曲第1番の違う年の録音(オケも違う)が収録された2枚組の輸入盤です。
 ヨー・ヨー・マは、バッハのカンタータをチェロで歌ってます。これは中古です。
 若いアシュケナージのショパンです。

 Walty堂島は、毎日放送ビル(?)にあったワルツ堂がなくなったあと、その関係者が開いた店だったはずです。梅田に勤務していたときは、昼飯後なんかによく立ち寄ったものです。
 「ジャズの担当者の退職」が閉店の理由のようですが、CDの売れ行きも減っているのでしょう。みんなネットで買うんですかね。

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ことしも、宝塚・ベガホールで「ベガメサイア」を聴く

 阪急・清荒神の駅前にあるベガホール(宝塚市立文化施設)でヘンデルの「メサイア」を聞きました。昨年と同じで指揮は畑儀文、伴奏はテレマン室内管弦楽団です。独唱は、カウンターテナーの青木洋也だけが朗々と飛び抜けていて、圧倒的迫力と音楽性にあふれていたのも同様でした。
 なんだか、このところ青木洋也の「追っかけ」をしている感じの相方につきあってますが、実はわたしも満足しています。
 周囲を気にしながら1枚だけシャッターを切ったカットがブレているのはご愛敬です。

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ウィーン・楽友協会 こんな演奏が聴きたかった

 CDを買ったのは、いつ以来でしょうか。しかもシンフォニーです。
 レナード・バーンスタイン指揮、ウィーンフィルハーモニーの演奏するマーラーの交響曲第6番「悲劇的」です。1988年のムジークフェラインザール(楽友協会大ホール)でのライブ録音です。さすがにすばらしい響きをしてます。
 テレビで佐渡裕が師匠のバーンスタインを語る番組を見ました。その中で、楽譜にはハンマーを3回振り下ろすように書かれており、3回目は「自らの死」を表しているとか。初演を指揮したマーラーは、3回目は鳴らさなかったそうです。バーンスタインは・・・。
 「コールマーテル同行記」は前回、カラヤンとベームという2人の巨匠を書いてから中断しています。バーンスタインも加えたことだし、だいぶ記憶も薄れた部分がありますが、もう少しだけ書きつらねようと思っています。。

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