My memory カフェ巡り ウィーンを代表するカフェ・ツェントラル

 ウィーンを代表するカフェ・ツェントラルです。1876年のオープンからウィーンっ子に愛されてきました。
 憧れの町でゆっくりと過ごすとができた4回目の旅で訪れました。
 高い天井を支える複雑なアーチや美しい柱が印象的な空間です。ここを愛した皇帝、フランツ・ヨーゼフ1世や妃のエリザベートの肖像画もかかっていました。

 メランジェ(ウィーン風コーヒー)片手にを片手にウィーンっ子を気取りました。

 「モーツァルト・シンフォニー」と名付けられたケーキです。ト音記号が載ってます。

 行列ができることでも有名です。わたしたちはそれほど待ちませんでした。ご覧の恰幅の良い紳士が案内してくれました。

カフェ「ツェントラル」でお茶をする

 朝から王宮礼拝堂でウィーン少年合唱団の清らかにハーモニーに触れ、ホーフブルク(王宮)あたりをぶらりと歩いてやって来ました。

王宮礼拝堂でウィーン少年合唱団を聴く

ウィーン 朝の光景

My memory カフェ巡り 世界で最も美しいウィーン美術史美術館

 「世界で最も美しいカフェ」と称されるのが Café im Kunsthistorischen Museum Wien です。ウィーン美術史美術館にあります。
 My memory のパート3は、カフェ&レストランです。ウィーンのカフェ巡りからスタートしますが、その第1回にふさわしいです。
 あまたの絵画を間近にしたあとの、ちょっとひと息です。カフェ中央の丸いソファーに腰掛けて周りを見渡します。窓の外にはマリア・テレジア女帝の像が。見上げると3階まで吹き抜けのドーム天井です。その豪華さに目を奪われます。

カフェ巡り 美術史美術館の「世界で最も美しいカフェ」

 ウィンナーコーヒーが定番ですが、この日は「ローストビーフ・サンドイッチ」にかぶりつきました。

ウィーン美術史美術館の「世界一きれいなカフェ」

 わたしが好きな「マルガリータ王女」(ベラスケス)には3回、ごあいさつしました。マドリード(ラス・メニーナス)でもお目にかかっています。フェルメールやブリューゲルなどハプスブルク王家のコレクションは何度訪れても見きれません。

マルガリータ王女との再会 ウィーン美術史美術館

反田恭平のザルツブルク音楽祭デビュー ネットラジオで聴く

 行きたかった! 生で聴きたかった!!
 ピアニストの反田恭平がザルツブルク音楽祭デビューを果たしました。
 ザルツブルクはちょっと遠く、その画像配信も見ることができませんでした。でも、ラジオから流れるでる反田くんのピアノに圧倒されました。

 ネット中継もあるとの情報でした。ノートパソコンをスピーカーの上にセット。テレビを経由して真空管アンプーTANNOYのスピーカーと楽しむはずでした。昼前のテストでは、中継までのカウント・ダウンも表示されました。
 その時間が近づくと、「あなたの国では見ることができません」という非情なお知らせ。あわててORF(オーストリア放送)のラジオ放送に移って音声だけですが生配信を聴くことができました。 

 モーツァルトのピアノ協奏曲第26番 ニ長調 K.537「戴冠式」です。
 素晴らしい演奏でした。「ウチのスピーカーって、こんなピアノの音が出るんだ」と妙に感心させられました。
 ザルツブルクのモーツァルテウム大ホールでの演奏です。圧倒的な響きでした。また新しい反田くんがいました。
 アンコールは、「トルコ行進曲」でした。何度も聴いてますが、聴く度に新鮮な調べでした。

 レコーダーをセットして空気録音してみました。戴冠式の3楽章のフィナーレです。

門真・ららぽーと門真 大衆中華 さわだ飯店の海鮮あんかけ焼きそば御膳

 孫娘たちを送りがてら「ららぽーと門真」へ行きました。まずは昼飯でした。3階のフードテラスに直行して、好きなものを選びました。
 わたしは最初に目についた「大衆中華 さわだ飯店」に並んで「海鮮あんかけ焼きそば御膳」(1480円)にしました。
 カウンターで受け取ると、横に並んでいた酢をどぼりと真っ先にふりかけ、カラシの小袋をいただきました。シェフに対してちょっと失礼だったですかね。
 大きなエビとイカと海鮮たっぷり。おいしいあんかけでした。もう少し熱々だったらいうことはありませんでした。

 横から「どんな味?」と奥様の箸が伸びてきました。

 油淋鶏なんかもさすがのお味でした。

 「魔法のレストラン」なんかで見覚えのある澤田州平シェフがプロデュースする店でした。

 孫娘は、これ一辺倒のうどんをすすってました。具はなしです。

 「伝説のすた丼屋」のすた丼もおいしそう。

 ラフテーという選択もありました。

 広いフードコートです。お盆休みでしたが、大混雑というほどではありませんでした。

 ららぽーと門真
 門真市松生町1-11
 

My memory トラムは素敵 インスブルックも真っ赤っか!


 
 アルプスの雪山に囲まれたインスブルックの町にも、真っ赤なトラムが走っていました。
 わたしが乗ったトラムを巡ってきた旅も最終回です。 
 ヨーロッパの町には赤がよく映えます。ウィーン、プラハ、エアフルト、ベルン。この「トラムは素敵」に登場した16回のうち、3分の1が赤かったです。

アルプスの山に取り囲まれたインスブルック

インスブルック マルクトハレは真っ赤っか

 雪に閉ざされた世界は、当然ながら色がありません。なおさらに赤への思いを深くしたのでしょうか。

インスブルック 雪のハーフェレカーへ

インスブルック 雪に咲くエーデルワイス

 黄金の屋根は、黄金に輝いていました。

雨のインスブルック 黄金の小屋根の響き

 My memoryのパート3は、「カフェ&レストラン」としてわたしの旅の食の思い出をたどります。まずはウィーンのカフェ巡りから。

 

京都・桂 中村軒のすだち氷と麦代餅

 きょうも暑い一日です。お盆休みで帰省している孫たちと中村軒に出かけました。好物のかき氷が食べたかったのです。
 季節限定、8月頃はすだち氷でした。白みつとすだち果汁を使った爽やかに甘いシロップがかかっています。
 氷は、昔風のシャリシャリ感が残っていますが、舌にのせるとおいしく溶け去ります。
 左は、息子が頼んだ宇治ミルクです。2年前にわたしも食べています。

 女性陣は名物の麦代餅(むぎてもち)です。大きなつきたての餅に餡が挟まっています。

 孫はわらび餅をペロリでした。

 右手の緑は桂離宮です。

 これまでの中村軒

 御菓子司 中村軒
 075-381-2650
 京都市西京区桂浅原町61

My memory トラムは素敵 ウィーンには赤いトラムが似合う

 「ウィーン わが夢のまち」です。5回も訪れました。音楽を聴き、カフェを巡り、トラムに乗りました。
 ウィーンではシュトラーセン・バーン(路面電車)と呼ぶ赤いトラムがよく似合います。リンク(環状道路)を一周し、放射状に延びてます。

ウィーン 真っ赤なトラムの心憎い配慮

ウィーンの町をトラムは走る

 交通博物館にも行きました。19世紀後半の公共交通手段としての馬車から、歴史的なバスやトラムが展示されていました。

トラムって素敵 ウィーン交通博物館

 2004年に初めて訪れたウィーンです。「Ring-Kai-Ring」との行き先表示があるリンクを周回するトラムが走っていました。これにさえ乗っていれば安心でした。

ウィーン 初めてのトラム Ring-Kai-Ring

 雪のウィーンにも、真っ赤なトラムが映えました。

雪のウィーン点描 リンクあたり

My memory トラムは素敵 ベルリンの雨宿り

 ベルリンといえばフィルハーモニーです。ヤンソンスを、ラトルを、サラ=オットを聴きにと、3度も訪れました。
 雨が降りました。シュプレー川の遊覧船日和でもなかった日には、トラムに乗って雨宿りをしました。行き先はわからないままに乗って、終点から戻ってきました。
 旧東ドイツ地区には、多くの路線が残っていました。

ベルリンでは トラムに乗って雨宿り

 起点となったハッケシェ・ヘーフェです。おしゃれなショップやカフェ、ギャラリーなどが並んでいました。無印やUNIQLOも。

ベルリン ハッケシェ・ヘーフェの甘いビール

わたしのみやげ アンペルマンの毛糸帽子

 雨を避けてベルリン大聖堂に入ってみると、結婚式でした。大きなパイプオルガンが、メンデルスゾーンの結婚行進曲を奏でました。

ベルリン大聖堂 結婚式に「列席」

My memory トラムは素敵 アムステルダムのガントレット

 ガントレット(単複線)は、複線にできない狭い土地に両線路の一方が互いに跨っています。
 向こうからトラムがやって来ます。わたしが乗ったトラムは、通り過ぎるのを待ちます。2枚目の画像では、わたしのトラムが先に進みます。双方のレールにポイントはありません。
 アムステルダムにはそのガントレットがいくつもありました。その度に運転手の後ろでカメラを構えていました。

アムステルダム ガントレットを走る

 運河の町です。運河巡りも楽しみましたが、移動はトラムです。アムステルダム中央駅からトラムに乗車しました。泊まったホテルやアムステルダム・コンセルトヘボウ、レンブラントの「夜警」やフェルメールが展示されている国立美術館などがあるミュージアム地区まではトラム5番で一本でした。

アムステルダム 運河の町にもトラムは走る

 2度目に訪れたアムステルダムです。コンセルトヘボウの前をトラムが横切ります。中央駅から勝手知ったるトラム5番に乗ろうとしましたが⋯。

アムステルダムを散歩する

アムステルダム 朝の散歩

宮津・伊根 醤食堂の「ソーダがつおタタキ丼」

 舞鶴にある奥さまの実家の墓掃除に出かけました。昼飯は、天橋立を走り抜けて伊根に近い海辺にある「醤(ひしお)食堂」まで行きました。
 「きょの大将のお勧めです」といわれれば、外すわけにはいきません。名物の海鮮丼も気になりましたが、「ソーダがつおタタキ丼」です。
 丼一面を覆い尽くしています。だし醤油(?)をかけ回していただきます。

 ああ、旨い魚に出会うことができました!! 雨の中をはらばるやって来たかいがありました。まさしく感激ものです。

 ごはんはたっぷりと沈み込んでいました。ペロリと平らげました。

 みそ汁もていねいに作られています。揚げは炙って焦げ目がついています。味噌に酒の粕も混ざっているようでした。温かなのがうれしかったです。

 「500円均一」という一品から「ミシマオコゼのカマ唐揚」です。パリッとした骨までかぶりつきました。

 奥さまが頼んだ「お造り定食」(2000円)です。おしゃれな8種盛りです。それぞれが味を競っています。海鮮丼は、これが丼になるようでした。

 ソーダがつおには、「さっきまで泳いでいた」との説明付きです。

 客の入れ替わりでガラッとしたタイミングです。
 土砂降りの雨の中を、車の中で半時間以上も待ちました。

 毎回、楽しみに見ている「おやじ京都呑み」(KBS京都テレビ)で、角野卓造さんと近藤芳正さんがおいしそうに食べてました。それで知りました。

 醤食堂
 0772-47-9933
 宮津市字長江945

 店を出ると、雨は上がってました。前の海岸をウミネコがうめつくしていました。向こうが天橋立です。

 何かに驚いたのか、一斉に飛び立ちました。