丹波・氷上町 「清住かたくりの里」はカタクリのジュータン

 一面が薄紫のジュータンでした。カタクリの花が満開でした。これほどに密集して咲いているカタクリは初めてです。
 兵庫・多可町の竜ヶ岳に登りました。帰途、ちょっと寄り道して訪れた氷上町の「清住かたくりの里」です。
 飽きるほどにカメラのシャッターを押しました。

  濃いピンクに染まります。

 これでもかとイナバウアーして、そっくり返っています。

 目立ちたがりやです。

 花は小ぶりですが、密集度は圧倒的です。

 大満足の山友です。

 向こうの斜面が色づいてます。
 入場料は不要ですが、保護活動の助けにと300円を募金箱に投入しました。

 達身寺という丹波地方有数の古刹の近くです。

 清住かたくりの里
 兵庫県丹波市氷上町清住
 0795-87-2222

大津・石山 湖舟の志じみ釜めし御膳

 石山寺の門前で、名物のシジミ釜飯をいただきました。
 「志じみ茶屋 湖舟」は、まさに門前にある古そうな店でした。
 ウナギも自慢のようですが、看板の「志じみ釜めし御膳」(1,650円)をいただきました。
 結構、待たされました。米粒から炊いているそうです。 

 蓋を開けると、シジミがたっぷりと入っています。よい香りが広がります。
 ひと口いただきます。意外と味付けのしっかりとしたご飯です。

 残りは蓋を戻して蒸らします。そして豪快に底までを混ぜます。
 お焦げもできていて、香ばしくておいし御飯です。
 赤だしも、底にシジミが沈んでいました。

 念のために予約しておきました。平日だったので、なしでも大丈夫だったようです。

 志じみ茶屋 湖舟
 077-537-0127
 大津市石山寺3-2-37

 

京城勝覧を巡る 第十六日 桜満開の石山寺

 江戸時代の儒学者、貝原益軒が記した京ガイド本「京城勝覧」に沿って京都近郊を巡ってきた17回のツアーも、きょうで最後となりました。
 順序が逆になりましたが、第十六日は「石山にゆく道をしるす」です。「道遠し朝はやく京を出べし」とあります。益軒は三条大橋から粟田口、蹴上、追分、大津、膳所と歩いて石山寺にたどり着きます。
 わたしは車で京滋バイパスを走り、水無瀬の自宅から半時間余りで石山寺の門前でした。

 参道は、予想外に閑散としています。それなりの人出でしたが、境内は広く、密を気にせずゆっくりと桜を鑑賞することができました。

 多宝塔を見上げます。
 「良弁杖桜」と名付けらた開山・良弁僧正の杖に根ついて育ったという古花の奈良八重桜です。

 本堂からも桜が臨めます。

 石(硅灰岩)の山にあるから石山寺ということがよくわかります。

 昨日とはうってかわって、暖かな日和となりました。月見亭から見る満開の桜です。

 枝垂れ桜もきれいに垂れ下がっています。

 ピンクが鮮やかです。

 石山寺といえばこの人です。紫式部の像の後ろにも桜です。

 本堂の脇には、源氏の間があります。
 「堂の東のわきに源氏の間あり。紫式部が源氏をかきし所なりといふ。源氏を書たる硯あり。一石の内に二面ならべめずらし。式部が面影あり。式部が歌二首を書たり。(略)寺僧に乞うてみるべし。」(京城勝覧)
 益軒の時代とさして変わっていないのでしょうか。

 「京城勝覧」のさし絵です。
 これで「京城勝覧」に紹介されている17行程プラス拾遺(番外)をすべて巡ることができました。
 「京城勝覧を巡る」はコチラから見ることができます。

 西国三十三所詣りの時にもやってきました。
 学生時代には、境内に石山寺ユールホステルというのがありました。1泊したこともあります。

 きょうは4並びだったんですね。

 石山寺
 077-537-0013
 大津市石山寺1-1-1

石清水八幡宮と安産の御守

 京都・八幡の石清水八幡宮をお詣りしました。
 近ごろ、神社でも見かける光景です。善男善女は、神前で手を合わせるためにお行儀よく行列を作っておられます。これって必要なんでしょうか?
 せっかちなわたしは、とても待っておれず、横の方から手を合わせました。

 間もなく生まれてくる3人目の孫の安産を祈って、お守りを頂戴しました。

 お目当ては、この展望台でした。人出に反して、桜は多くはありませんでした。紅葉は素晴らしいのですが。
 京都市内が一望できます。曇っていて空の色もイマイチでした。

 三川合流域の背割堤がピンクのラインになっています。車で横を走ってきましたが、こんな密で大丈夫かと気になるくらいの大群衆でした。

 エジソンの記念碑の前のサクラも立派でした。

大阪・水無瀬 「麺屋だもんで」の濃醇鶏白湯ラーメン

 阪急・水無瀬駅前の高架下商店街、島本センターに新しいラーメン店が開店しました。散歩の帰りにここでで昼飯にしました。
 「ワンオペ(1人営業)のため」と断っていて、メニューは簡単。濃醇鶏白湯ラーメンの塩か醤油のチョイスだけ。後は煮卵のトッピングとご飯。カウンターに5席だけです。
 チャーシューの豚と鶏、ノリやシナチク、野菜などがきれいに盛られています。ていねいに作られた醤油味の鶏スープが、細いけれど腰のある麺にからみます。 

 「麺屋棣鄂(ていがく)」の焼き文字も鮮やかな木箱が置かれています。5日前に京都・岡崎の「一番星」で知ったばかりの京都・上鳥羽にある製麺の屋号です。同じ麵なのです。
 椎尾神社でヤマブキの花を見ての帰りでした。ブログを書くためにヤマブキを調べていると、その中国名はなんと「棣棠(ていとう)」でした。
 「棣」という初めて見た漢字は、「テイ、タイ、ダイ、にわざくら、にわうめ」と読むそうです。

 島本センターは、昔はもっとにぎわってましたが、いまやシャッター通りになろうとしています。新しい店ができるのはうれしいです。

 麺屋だもんで(メンヤダモンデ)
 大阪府三島郡島本町水無瀬1-17-12 島本センター内

椎尾神社の咲き始めたヤマブキと満開のサクラ

 椎尾神社のヤマブキが、まさに山吹色の花をつけ始めていました。
 サントリー山崎蒸溜所の奥にある椎尾神社です。ヤマブキは、島本町の町の花です。

 ヤマブキの花は一重のものは5弁です。ところが、それ以上あるものや、八重咲きするものも混じります。

 

 シャガも花をつけています。

 椎尾神社は、天平時代に聖武天皇の勅を受けて草創されたそうです。後鳥羽上皇も水無瀬離宮から足を運んで参詣しました。

 あと10日もすると、この辺りが山吹色一色になるでしょう。

 椎尾神社のヤマブキと天王山

 水無瀬の自宅から歩いてきました。水無瀬川の岸辺はピンクに染まっています。

 ラッパスイセンと咲き競っています。

 ハナニラも真白に輝いています。。

 椎尾神社から社会福祉施設を通り抜けて、ちょとした山道を宝積寺(宝寺)までやってきました。

 裏道を抜けてアサヒビール大山崎山荘美術館です。こちらのヨシノザクラも満開です。

大津・坂本 「本家鶴㐂そば」の野菜天ぷらそば

 大津・坂本までやって来ました。となれば昼飯は「本家鶴㐂(喜)そば」しかないでしょう。京阪・坂本で下車すると、まっすぐにやって来ました。
 予想していたとはいえ、すごい行列でした。それでも待ちました。回転は早かったです。
 「野菜天ぷらそば」(1300円)です。カリッと揚がった天ぷらと、ここならではのそばです。腹を空かせて待った値打ちがありました。

 これがうまいシーズンになりました。

 メニューには2000円、3000円台のセットが並びます。とても、とてもです。
 ビールを飲んで2000円ちょっとの会計が、わたしの財布具合でした。

 父のお気に入りでした。京都・下鴨の実家から車で大原、途中と走って、よく食べに来たのも思い出です。

 ウェイティングリストに名前を書いて、のんびりと待ちました。

 本家鶴㐂そば
 大津市坂本4-11-40
 077-578-0002

京城勝覧を巡る 第十五日 江州東坂本にゆく道

 江戸時代の儒学者、貝原益軒が記した京ガイドツアー本「京城勝覧」に沿ったウォーキングは、びわ湖への道の2回が残っています。
 桜も咲いたことだしと、第十五日を歩きました。
 益軒は白川から山中を越えて坂本を目指します。帰途に小関越から山科に戻りますが、わたしは逆に山科からスタートしました。
 びわ湖疏水の桜は、まだ咲き始めでした。
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今夜の一献 春の香り~土筆の佃煮、卵とじ

 ちまちまと居酒屋風に並びました。
 味わった春の香りです。土筆(つくし)が1袋100円でした。つい手が出てしまいました。
 買っておきながら、「こんなたくさんどうするの?」という山盛りを前に、1本1本、額を取り除きました。
 奥さまが佃煮風に煮てくれました。醤油味が勝りますが、気持ちは春満喫です。
 知り合い作のイカナゴのくぎ煮も並んでいます。

 土筆の卵とじです。こちらの方が、ほろ苦さも残っています。

 一緒にゲットしたシイタケは、清酒をかけて魚焼き機でやきました。肉厚でうまいです。

 小松菜とエリンギ、豚肉の炒め物です。
 

 もう一品は、九条ねぎのぬたです。これが口にあいました。

 お相手は、いただきものの天橋立ワインの赤です。
 豊かな香りと、まろやかなお味です。いつものバギンボックスとはひと味も、ふた味も違います。

 茨木の山の中にある「見山の郷」までドライブしました。スーパーには並んでいない品に、つい手が出ました。
 すぐ前を流れる川辺の桜は、まだまだ蕾が堅かったです。

 de愛・ほっこり「見山の郷」
 茨木市長谷1131
 072-649-3328

京都・岡崎 一番星の「中華そば 並 玉子入」と疏水の桜

 一気に桜、開きました。
 京都・鹿ケ谷の哲学の道から歩きました。岡崎までやってきて昔からある中華そばの「一番星」です。
 メニューはシンプルです。「中華そば 並 玉子入」(800円)です。喉を潤したかったのですが、そんな瓶はなく、水でガマンです。
 茶色く濁ったスープです。味もシンプルです。豚骨でしょう。細い麺ともやしが、うまく絡ん箸にひっかります。
 トッピングにスライスしたゆで卵というのは、初めてです。

 テイガクは、見たこともない漢字で「棣鄂(テイガク)」です。麺屋棣鄂は京都・上鳥羽にある製麺所で、全国300のラーメン店で使われています。麺が汁とよく絡むのだそうです。

 一番星
 075-751-9692
 京都市左京区岡崎北御所町28-4

 椿を鑑賞した霊鑑寺から疏水端の哲学の道に下ってきました。
 一気に開いたようです。

 すでに満開のこちらは、ソメイヨシノより一足早く咲く品種のようです。

 枝垂れ桜が満開です。