(6) 新海浜-彦根港 (03/07/06)
水無瀬-JR稲枝-新海西-薩摩町-三津屋-犬上川橋-下芹川橋-松原橋-彦根港-JR彦根-水無瀬
距離=15キロ、総歩行数=26,034歩
10:47
JR稲枝駅前。1日に数本しか出ていないバスに合せてやってくる
乗客は1人。どこでも降ろしてくれる。まるで貸切バスである。おまけに運転は若い女性
11:05
新海の集落から湖岸道路に出たところが、今回のスタート
「松原まで14キロ」の標識がある
11:15
道端の花
11:28
ファーマーズ・マーケット「美浜館」
採れたての野菜を売っている
琵琶湖名産の「鮒寿し」が並んでいる。ニゴロブナが、外来魚のブラックバスなどの食われて、最近ではめったに見なくなている。それが意外と安く(手前のものが1500円)、なつかしくて買ってしまう
味は、私がよく食べた湖西のものとは作り方が違い、ちょっと酸味が強い
11:35
よく整備された湖岸の木陰の道を歩く
11:40
「へへ印」のクルマがとまっているのが見える。気になって表に回ってみると、シトロエン専門の業者である
中古販売中のSaxo、BX、Xantia(左から、4台目はプジョー)と並び、裏手にはXM-Breakも。修理工場にはCSや2CVまでが。わたしのXsaraはいなかったが・・・
11:59
遠く彦根から長浜までが見渡せる。その向こうの伊吹山は雲の中
12:02
波打ちの砂浜は、足をとられて歩くにくい
12:06
ラジコンの水上飛行機が、エンジン音と轟かせている。しかし、双発のエンジンの左右のバランスがうまくとれず、見ているあいだは飛び上がらない
昔、同じようなエンジンを積んだラジコン・カーに熱中していたことを思い出す
12:29
「彦根八景 多景島遥か 石寺浜並木」の看板
手前は「近江湖の辺の道」のロゴで、あちこちで目にふれる
12:50
本日のコースの中間点、三津屋の浜
続・道端の花
キクですよね
さて、何という花でしょうか? わかりません・・・
これはダリア。最近はあまり見かけなくなった
キキョウです
13:17
中古車販売店に「ハコスカ」が展示されている。46年式の「スカイラインGTR」とはいえ、520万円はちょっと高くはないの
左は「ダットサン・フェアレディSR311」(フェアレディZには非ず)で、こちらは220万円
へー!! と、感心するだけで通りすぎる
13:43
久しぶりにお目にかかった「びわこサイクルライン」の標識
「瀬田から58キロ」は、よく歩いたというか、まだこれだけというか・・・
13:30
滋賀県立大学のモダンなキャンパスを横目に
数年前に学長のインタビュー取材でやってきたことがある
13:48
投網で鮎を捕っている
14:24
本日のゴールは竹生島への観光船の乗り場。かるく2万歩を超えている
14:36
彦根城の堀にそって歩く
14:50
井伊直弼が過ごした「埋木舎(うもれぎのや)」の前に出てくる
舟橋聖一の「花の生涯」で、直弼が村山たか女と「密会」した舞台である
14:53
彦根城の大手筋
15:17
JR彦根駅前には、彦根城を築いた井伊直政の像が
琵琶湖周歩の旅 その5 長命寺ー新海
(5) 長命寺-新海浜 (03/06/14)
(水無瀬-JR近江八幡-)長命寺-休暇村近江八幡-堀切港-水車橋-新海浜-新海(-JR稲枝-水無瀬)
距離=16キロ 総歩数=24,833歩
9:41
「近江商人発祥の地」の碑があるJR近江八幡駅
梅雨の真ん中だが、朝起きたらまあまあの日和。雨覚悟で出かけてくる
10:08
長命寺のバス停が今回のスタート。竹生島に渡る船が出る長命寺港には、「琵琶湖周航の歌」の歌碑がある
10:08
6番の歌詞は「西国十番 長命寺 汚れの現世 遠くさりて 黄金の波に いざ漕がん 語れ我が友 熱き心」
この後半が碑文になっているが、ここまでは知らなかった
10:13
近江の詩人、米田邦郎の歌碑
10:21
アザミがきれいに咲いている
10:47
林に囲まれたカーブの道。ポツリ、ポツリと雨が降り、傘をさして歩く
この旅では、琵琶湖は必ず左手にある。樹林の間から見え隠れする
10:49
湖上に沖島が浮かぶ。対岸の比良はかすんでいる
11:19
休暇村近江八幡。ここは「近江湖(うみ)の辺(べ)の道」の東の起点。終点は西岸の近江舞子
大半は、この道を沿って歩くことなる
11:20
休暇村近江八幡の前の浜。静かに波が打ち寄せる
11:26
伊崎白旗釣り場。左下に見える白い旗をポールに揚げると、迎えの船がやってきて、釣り場へ連れて行ってくれる、と説明版にある
鯉やブラックバスがつれるようで、一日入漁券は3000円。渡船料は無料
11:37
ここはどこ?
近江八幡市沖島町です
11:44
人ひとりいない静かな堀切港
ここから沖島に渡る定期船が出ている
11:50
夏の風物詩「伊崎の竿飛び」で有名という(わたしは知らない)伊崎不動尊への分かれ道
天気が悪いのに、岬の山道を歩くのは億劫で、今回は素通り
12:23
上流3キロほどにある「能登川町の水車」というのが有名らしい。大同川にかかる「水車橋」の脇ミニチュアがあり、、休憩所も
駅のコンビニで買ってきた弁当を食べる
12:23
雨にぬれて、アジサイが咲いている
近畿の梅雨入りの日の夕刊4紙は、そろって1面にアジサイのカラー写真を載せていた。撮影場所は、神戸・森林公園(今度、みんなで行くところ)、奈良・矢田寺、京都・哲学の道、大阪とばらばらだったが、産経など2紙にはアジサイの葉の上に大きなカタツムリ。あとの2紙のカメラマンは叱られたのかな。で、あたりを探すが、ここにはカタツムリはいなかった
12:54
栗見出在家の家並み
どの家も、赤いべんがらを塗った塀がある
13:11
近江八幡市、能登川町をすぎ、愛知川を渡ると彦根市に入る
13:25
麦が穂をたわわに実らせている
13:30
湖国バスの「新海西」が本日のゴール
バスはいつ来るのかと標識を見ても、時刻表はない。フリー乗降区間ということで、新海の集落へ向けて歩いていくと、すぐに2、3時間に1本しかないバスがやってきた。ラッキー!!
手をあげて、バスに乗り込む。乗客はわたしひとり
13:51
JR稲枝駅
こんな旅でもしない限り、降り立つことはない駅である
琵琶湖周歩の旅 その4 烏丸半島ー長命寺
(4) 烏丸半島-長命寺 (03/06/07)
(水無瀬-JR草津-)琵琶湖博物館-琵琶湖大橋-あやめ浜-日野川大橋-岡山園地-長命寺(-JR近江八幡-水無瀬)
歩行距離=23.5キロ 歩数=33500歩(歩数計を忘れたため、概数)
9:25
JR草津駅からバスに乗り、烏丸半島へ。
9:57
前回、ひと息ついて缶ビールを飲んだ琵琶湖博物館横の売店が、今回の出発点になる。
9:59
烏丸記念公園の中央広場にある高さ15メートルのステンレス製モニュメント。その向こうには、高さ95メートルの風力発電設備「くさつ夢風車」が。ただし、風は弱く、プロペラは微動だにしていない。
10:07
湖岸道路の「さざなみ街道」には100メートルごとにこんな標識が。
10:12
「ヨシやハスを大切にしましょう」という看板。このハスが花をつけたら、モネの風景になるはず。
10:35
麦秋。茶色く色づいて穂を垂れる麦畑が広がる。
10:48
少しくらいは自分の姿も記念にしようと、今回は小さな三脚を買ってきた。セルフタイマーを使って撮影。
10:55
琵琶湖大橋が見えてきた。バスフィッシングのボートがあちこちに浮かび、爆音を轟かせる大型ボートが行き交う。
11:03
花の名前は知らない。でも黄色の花びらがが素敵だった。
11:16
湖岸道路に交わるただの道路の名前が「美術館通り」とは。この向こうに佐川美術館がある。
「中国染付 コバルトブルーの世界」という開館5周年記念展を開催中で、ちょっと気になるが、今回は素通り。近くには「飛脚」の銅像が正面に構える保養施設や体育館と佐川一色。
11:21
バスフィッシングに混ざり、釣竿だけが湖面に向けて伸びている。聞けば、フナを釣っているという。竿の根元には、振動を感知するセンサーと発信機がセットされている。こんなのを5本くらい並べて、釣り人は涼しいクルマの中で受信機が知らせるのを待っている。なんとも現代風というか、ずぼらな釣りである。
11:40
琵琶湖大橋の東岸にある「びわ湖わんわん王国」。
12:15
なぎさ公園で、コンビニ弁当を食べる。東の空が暗くなり、遠く落雷も聞こえ出す。
12:23
野洲川にかかる中州大橋は傘をさして渡る。
12:57
雨は上がった。マイアミ浜に咲く菖蒲が美しい。
13:06
ゴッホの「跳ね橋」を想像する風景。
13:36
あやめ浜まで13.5キロ。本日はここで終了のはずだったが、バス停の時刻表を見ると、1時間以上の待ち。飲料水のベンダーひとつない田んぼの中の停留所にいても仕方ないと、そのまま歩き続ける。
13:43
紫式部の歌碑がある。
「おいつ島 しまもる神や いさむらん 浪もさわがぬ わらわへの浦」
13:53
草津市から歩き始め、守山市、中主町を過ぎ近江八幡市に入る。
ここで出発直後に「15.2キロ」だった標識が「0キロ」になる。
14:23
小高い山は「水茎(みずぐさ)の岡」。万葉集はじめ古今・新古今に詠われる名勝で、昔は島だったという。
14:40
ひたすら湖岸道路を歩く。行く手の山の上は八幡城跡。
15:07
長命寺橋の上から、西の湖につながる水路を眺める。
「春色 安土八幡の水郷」と琵琶湖八景のひとつに数えられる水郷めぐりの船が待っている。
15:16
西国三十三カ所第31番札所、長命寺の参道入り口。
ここが今回の終着点。缶ビールを飲み、バスでJR近江八幡へ。
琵琶湖周歩の旅 その3 石山寺ー烏丸半島
(3) 石山寺-烏丸半島 (03/05/24)
(水無瀬-JR石山-)京阪石山寺-瀬田の唐橋-近江大橋-矢橋帰帆島-高砂橋-志那漁港-烏丸半島-草津烏丸半島港(-びわ湖大橋港-JR堅田-水無瀬)
コース距離=14.5キロ、1日の総歩行数=27,282歩
10:29
出発点は京阪石山寺駅。
10:44
瀬田の唐橋を渡る。
この橋を琵琶湖周歩の旅の出発点とする。再びここに戻ってくるんのはいつの日か?
10:46
オープン・ステージのこの日は、おばさん(いや昔少女)ふたりが付き合ってくれる。
10:47
東岸からみた唐橋。
「日本三大名橋」のひとつだそうな。
11:03
湖岸には漕艇場が。練習中のボートやカヌー、カヤックが行き交う。
30年前のわれわれのように、トレーニングに汗を流す大学生も。
11:25
同じ標識の表裏。
反時計回りでは唐橋からまだ3キロ。それが、逆に回ると唐橋から190キロ。琵琶湖一周は193キロもある。
湖岸にはサイクリングロードが整備されていて、安心して歩ける。
11:36
矢橋帰帆島(やばせ・きはんじま)をすぎ、琵琶湖をのんびり眺めながら帰帆北橋を渡る。
近江八景のうち、今回のコースには「石山の秋月」「瀬田の夕照」「矢橋の帰帆」の3つを通る。
13:34
琵琶湖独特の漁法「えり」が仕掛けられている。
釣り糸を垂れる人も多かった。釣れているのは、ブルーギルやブラックバスといった外来魚。
対岸には比叡山がかすむ。
13:49
芝生の広場でコーヒーブレーク。
14:14
湖岸では、あちこちでバーベキューを楽しむ若者や家族づれが。
14:15
キャッチ・アンド・ノーリリースを呼びかける「外来魚回収BOX」。はいっているのはわずか。
14:37
満開の草花の中をまっすぐに歩く。
15:31
今回の終点、烏丸半島の琵琶湖博物館に着いた。20,000歩を軽く超え、満足の表情。
16:02
「南湖遊覧」の船に乗り、琵琶湖大橋をくぐって、対岸の琵琶湖大橋港に渡る。
JR堅田まで歩き、あとは新快速で。
琵琶湖周歩の旅 その2 宇治ー石山寺
(2) 宇治-石山寺 (03/05/10)
(水無瀬-阪急河原町-京阪四条-)宇治-天ヶ瀬ダム-南郷洗堰-石山寺(-京阪三条-阪急河原町-水無瀬)
11:02
出発点の京阪宇治駅。
前日は東京出張で帰宅が遅かった。おかげで寝過ごし、自宅を出たときに、すでに9時半を回っていた。急ぐ旅ではないので、気の向いた時間にスタートできる。
11:09
源氏物語の「宇治十帖」をモチーフにした新しい碑ができている。
後方の朝霧橋の向こうに平等院鳳凰堂がある。
11:14
曹洞宗・興聖寺の山門。「琴坂」と呼ばれる坂の上に、本堂がある。
田谷家の墓地もこの中にあるが、今回は手を合せるだけで素通りする。
11:28
天ヶ瀬ダムは、景気よく水を放出している。
ここまでは、散策路の続きで、歩いている人も多い。ところが、その後に出会ったのは一人だけ。
11:56
「鳳凰湖」と名づけられたダム湖にそって歩く。
道端で「甘いスイカ」を1玉800円で売っている。オヤジはスポーツ新聞を開けて、のんびりしている。
13:10
昼飯のおにぎり2個を食べる。再び歩き始めると、間もなく滋賀県に入る。
13:47
瀬田川に流れ込む支流。バスフィッシングをする人があちこちに。
何年か前に、わたしも息子とここで釣り糸を垂れたことがある。もちろん、釣れなかった。
14:25
ショートカットしようと京滋バイパスに沿って山道に入る。「桜峠」と名前は美しいが、工事中でダンプが行き交うなんてことはない坂道。
15:05
南郷の洗堰に着いた。
振り返ると、「宇治20キロ」の標識が。
15:07
万歩計は2万8000歩を超える。さすがに疲れる。
ウォーキングシューズはすっかりわが足になじんでくれたが…。
15:34
大阪湾河口から「71.4キロ」の標識が立っている。水無瀬は「34.0キロ」だったので、差し引き37.4キロを2回で踏破したことになる。
15:49
石山寺は横目で素通りする。
紫式部が「源氏物語」を書いたというゆかりに寺で、今回は源氏物語が出発、到着点になる。
15:59
京阪・石山寺駅。
なにもない、ビールも売っていない駅だった。
次回は、いよいよここから琵琶湖周歩の旅が始まる。
琵琶湖周歩の旅 その1
(1) 水無瀬-宇治 (03/04/27)
水無瀬-淀川河川敷-山崎-淀-伏見-観月橋-宇治(-京阪四条-水無瀬)
4月27日(日)、晴れ。
「琵琶湖周歩の旅」にひとり出発する。
島本町水無瀬の自宅を出て、コンビニでアクエリアスのペットボトルを1本買う。
駅前の掲示板の表示はすでに22度を示してしる。暑い一日になりそう。
5分も南下すると淀川の河川敷へ。そこからちょっと上流へ歩いたところに、「河口から34.0km」の石碑があった。ここを今回の旅のスタート地点と定める。
後方は河川敷の水無瀬ゴルフ場、はるかに石清水八幡宮のある男山。
いつもはクルマで通り過ぎる国道171号沿いも、歩いてみると新たな発見が。
京都・大山崎町との境あたりに「官幣大社 水無瀬神宮」の石碑が立っている。
大山崎地区ピクニック広場は、バーベキューを楽しもうという親子連れらでにぎわっている。
宇治川にかかる宮前橋を渡る。
振り返ると右側の手前の山が天王山。その向こう側から歩いてきた。
歩き始めて2時間。そろそろ疲れが。
馬券を買いに京都競馬場に入っていく車を横目に休憩。
伏見の濠川(宇治川派流)。観光地区としてきれいに整備されており、気持ちがよい。
菜の花(?)には、モンシロチョウが舞っている。
十石船が観光客を乗せてゆらゆらと。伏見港開港400年を記念して1999年に復活した。「秀吉」号と「龍馬」号がある。30分ほどかけて、水上から、酒蔵が並ぶ伏見の町を見ることができる。
家並みの間から「寺田屋」が見える。坂本龍馬がお龍の機転で難を逃れた「寺田屋騒動」があったところ。柱には刃傷の痕も残っている。
寺田屋近くの路地のような商店街は、いつのころからか「龍馬通り」を名乗っている。
宇治川にかかる観月橋を渡る。岸には、伏見と大阪を往復した「三十石船」を模した屋形船が係留されている。
川を渡ると、宇治までは左岸に沿って歩く。その前にラーメン店に入り、ビールをぐっとガマンして、味噌ラーメンを食べる。そこそこの味だった。
「47.5km」と書かれた大きな看板。水無瀬から川の上をまっすぐあるいてくれば13.5キロの計算。実際には、淀-伏見間は堤防上を歩けなかったので、だいぶ大回りをしている。
マメができたのか、足の踵が痛い。
48キロ地点。対岸のあたりに、小学校時代の担任の先生が住んでいて、夏休みには遊びに行き、このあたりの川原で泳いだことをがある。
宇治橋に到着した。「大化2年(646年)に架けられて日本最古の橋」と説明されている。
万歩計は3万4000歩を超えている。