出勤の必需品になりました。大阪・北摂の自宅から難波の会社まで約1時間かかります。耳には、かならず「i-pod」があります。聴いているのは「VOA SPECIAL ENGLISH Learn American English and Much More」です。
VOA(Voice of America)は、米国の海外向けラジオ放送局でした。それがネットの時代にも姿をかえて生き続けています。テキストとMP3をつかった音声で、ニュースなんかのプログラムを発信し続けています。
VOA SPECIAL ENGLISH は、英語を勉強する人のための番組です。ですから、ニュースも簡単な単語を使い、ちょっとゆっくりしたスピードで読み上げてくれます。
わたしは出勤前にパソコンを立ち上げると、その日のプログラムをダウンロードして、i-podに転送しています。これを始めて3カ月ほど。最初はちんぷんかんぷんだったニュースも、ほぼ理解できるようになりました。
毎日のように「イラクで自爆テロがあり、○人が死亡した」といったパターン化された出来事が多いです。イラク、イラン、アフガン、パキスタン、ガザ、ケニヤ・・・あたりが、ニュースの常連です。日本は、北方領土で漁船がロシアに拿捕されたときに登場したくらいで、ほとんどニュースになりません。米国の視点がみえて、おもしろいです。
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コッペル風Bタンク製作日記(8) 直径34.6センチの大地
「コッペル風Bタンク」は、予備部品が届いて、製作を再開しました。ところが、ピストン部分が難しくて、なかなか完成しません。
ボディーは、黒く塗装しました。待ちきれずに2軸客車を引かせてみました。この角度なら、ピストンが見えないので、なんとか格好がつきます。
エンドレス軌道を走らせたかったのです。ホームセンターでなにか適当なものはないかとウロウロして見つけました。漬物用の押し蓋です。杉板でできています。ここにPECO(ピコ)とい英国製のレールを敷きました。
Bタンクは、直径は34.6センチの大地をクルクルと走り続けます。
客車はスイス風に塗装して、と考えてました。意に反して、漬け物くさい日本の田舎のイメージです。
軽便2軸客車をつくる その3
軽便2軸貨車を塗装しました。
思ったより地味な配色になりました。これでは、スイスというより、やはり日本の田舎という雰囲気です。
屋根と側板の色を分けましたが、やはり屋根の継ぎ目の部分が難しいです。
本日のカットは、こんな具合で撮影しています。机に、習字の練習用シート(百均出身)の上にレールを置いてます。
手前のニコンは三脚に載ってます。
30数年前に買ったマイクロニッコール(接写レンズ)をつけてみました。Fマウントは変わってませんので、そのまま装着できます。
とはいえ、ピントは手動です。シャッター速度はボディーで指定、絞りはレンズのリングを動かします。まったくのカンでシャッターを押しましたが、予想以上のできばえです。
これなら、このレンズの利用法はまだまだありそうです。
軽便2軸客車をつくる その2
「軽便2軸客車」に車輪をつけました。レールにのせても格好がつきます。
キットの説明書には、「パーツ類は別途お求め下さい」とあり、メーカー3社の名前が書いてあります。鉄道模型店でショーケースをのぞき込みましたが、そんな下回り部品なんて見あたりません。店員に聞くと、親切に教えてくれました。
「下回りだけでは売ってません。Nゲージの貨車で、これなんかを流用されたらどうですか」
そのことば通りに手に入れたのが、KATOの客車「ワラ1」(1176円)です。1両で十分なんですが、2両セットです。
必要なのは、足回りだけです。
カプラー(連結器)なんかも取り外します。
両面テープで客車の床にはり付ければできあがりです。
青春18きっぷの旅 赤券をゲット
また、また、「青春18きっぷ」を購入しました。3度目です。
今回は、赤券をゲットしました。
JRの乗車券は、窓口で買うと「マルス端末」を操作して、発券されます。表面は薄緑色、裏面は磁気処理するために茶色をした券です。ところが、青春18きっぷは、一部駅窓口では赤い地紋の用紙に印刷された「常備券」で販売されます。マニアの間では、赤券とかナマ券とか呼ばれています。
大阪駅などでもこの赤券は発売されてましたが、今季で姿を消すことになりました。そのため、大阪駅では発売初日のきのう20日昼過ぎには、用意した赤券を売り尽くしたようです。
そうと知っては、わたしも欲しくなり、昼休みに会社近くのJRなんば駅に行きました。みどりの窓口の女性駅員は-
「ここでは取り扱ってません。近くなら新今宮駅に残っているかもしれません」
となると行くしかありません。往復240円を投資しました。
新今宮の駅員は、「この券の発売は、今回で終わります」と言いながら、こんな説明文をくれました。
昨年夏に買ったマルス発行の青春18きっぷです。案内文が3枚に分けて書かれてます。
今回の赤券は、小さな活字で裏面に印刷されています。2枚買ったわけではありません。念のために。
軽便2軸客車をつくる その1
「軽便2軸客車A(木造オープンデッキ)」(ARU MODEL製組み立てキット)です。
コッペル風Bタンクは、工事途中で車庫入りです。ならばと、Bタンクに引かせるつもりで準備していた客車の製造にはいりました。こちらは簡単、小一時間でここまできました。
先週、東京出張したさいに、久しぶりに階段を上がった銀座4丁目の天賞堂です。鉄道モデルファンには有名な老舗です。わたしもその名は、子どものころから知っています。東京出張で時間ができると、何度も行ってました。
コッペル風Bタンクもきれいに製作されていて、その隣にいたのが、この客車です。よし、わたしもこれを引かそうと、すぐに購入しました。
まずは、エッチング加工された真鍮板からパーツを切り離します。
折り込み線にそって折り込みます。補強のために、折り込んだ部分をハンダ付けします。
妻板は、2枚を重ねます。
ロの字につなげて、車体らしくなりました。
屋根をつけます。
これらは、すべてハンダで接着しています。
あとは、下回りの台車とカプラー(連結器)が必要です。
こんどの休みに、塗装します。ボディーは緑、屋根は赤と、スイスの登山鉄道のイメージにしようかと思っています。
コッペル風Bタンク製作日記(7) 臨時停車
下回りのシリンダー部分を塗装しました。きれいな塗り上がりで満足です。
でもそれからがたいへんでした。
SLです。ホンモノはピストンで動きます。模型ですから、ピストンは飾りです。でも、この取り付けが難しい。これまで順調に工作が進んできたのに、ここで立ち往生です。
何回もやり直しているうちに、せっかくの塗装ははがれました。ついには、車軸が折れてしまいました。やはり、最初からSLにしたのは、失敗だったのでしょうか。
幸い車軸は、交換部品を売ってますので、さっそく注文です。これが郵送されてくるまで、臨時停車です。
塗装のためのガンスプレーを入手しました。
最初は、缶スプレーで塗装しましたが、塗料が勢いよく出過ぎてダメでした。
ガンスプレーの存在は知ってましたが、空気を圧搾するコンプレッサーが必要で、2~3万円はします。とても手が出ないとあきらめてました。ところが、最近は、コンプレッサーのかわりに、ガスを充填した缶を使う簡易タイプのガンスプレーができていました。モデルショップで探すと、一番安いのは、なんと2000円ちょっとでした。すぐに購入しました。
塗料は1色で100円です。緑と赤も買ってきたにはわけがあります。
コッペル風Bタンク製作日記(6) 工具編 その1
下回りの塗装をして、次の工程に進みたいのですが、ラッカー塗料を室内で吹き付けるわけにはいきません。今度の休みまでおあずけです。
机の上に直線レール(カトーのユニトラック)を3本並べて、走らせています。グリスをつけました。ギヤのかみ合わせもこなれてきて、かなりスローでもスムーズに動くようになりました。
右に左に目をやりながら、グラス片手ににんまりです。でも前後進のスイッチ操作が忙しいので、円を描く線路を小さな板に敷いて、エンドレス運転しようかと考えてます。
Bタンク製作のために新たに入手した工具類です。
これは「エッチングベンダー」です。エッチングで成型された真ちゅう板を直角に折るのに使います。長いくちばしの部分が直線になってます。
ちょっと「はさみ物」を並べてみました。ピンセット、はさみ、ニッパー、ラジオペンチ、ペンチとすぐにこれだけ出てきました。もっと大物では、プライヤー、モンキーレンチ、水道用プライヤーといったものや、パソコンのCPUを外す専用工具、LANケーブルのコネクタをかしめる工具まであります。
ハンダごても専用です。電気配線用は30ワットと60ワットの2本がありますが、こて先の形が違います。自分で作るしかありません。
下は、直径4ミリの銅棒の先をハンマーでたたいて平らにし、ヤスリで削ってマイナスドライバー様に加工しました。近くのホームセンターで銅棒を探したら、太さはOKですが、長さが1メートルのもの(1000円もしました)しかありません。使うのはたった7~8センチでしたが、仕方ありません。
ハンダごての方が安かったので、40ワットのものを買い、先端を付け替えました。
ハンダも入手しました。電気配線用のはヤニが入っているため使えません。そのかわり、専用のフラックスを使います。これを接合する面に塗り、溶けたハンダを盛ったこて先を付けると、ジューッという音とともにハンダは流れます。
「キサゲ刷毛」はマッハ模型オリジナルです。
マッハ模型は、昔は梅田の旭屋書店の最上階にありました。いつのころか移転してました。今回、始めて行った新しい店は、泉の広場から地上に上がり、東に歩いて東急インの先のビルにありました。
キサゲ刷毛は、ステンレスの細い線を束ねた刷毛です。これでハンダ付けした個所をこすって、余分なハンダをこそげ落とします。なるほで、高いだけの効果はある必需品です。
路面電車に乗る ~阪堺線
通天閣近くから阪堺電軌の阪堺線に乗りました。
折り返しで「浜寺公園」行きとなる「モ505」がやってきました。
ターミナルの恵美須町です。ちょっと雰囲気のある駅です。ここから乗るのは初めてです。
モ501型は、昭和32年の製造です。もう50歳です。手書きのプレートが似合います。
「○○紹介所」です。ちょっと字が小さいすが、何を紹介してくれるのかと見ると、看護婦・家政婦でした。
発車オーライ、出発です。しばらくは専用軌道を走ります。
住吉鳥居前で下車しました。反対側からオリジナル塗装された「モ161」がやってきました。昭和の1ケタに作られた車両です。まだがんばってます。
コッペル風Bタンク製作日記(5) 下回りの組立
思わず頬が緩みました。動くのです。中央に見えるゴキブリのような不細工な工作物が。動きはぎこちないですが、とにかくレール半周を走りました。
このレールに電流を通したのは、10数年ぶりのことです。息子が小さかったころ、Nゲージで一緒に遊びました。90×180センチのベニヤ板にレールが2周、ポイントがついているだけです。物置の壁に、ずっと立てかけられたままでした。捨てるのが面倒で、そのままになっていただけです。
パワーパックが入ったプラスチックケースも、押し入れの奥から引っ張ってきました。いまごろ、日の目を見るなんて思ってませんでした。
きょうも1日、工作三昧でした。
下回りの組立です。エッチングで型どりされた真ちゅう版を折り曲げ、ハンダ付けしていきます。
3枚目は、車輪をバイスで固定しているところです。ここにくるまでがたいへんでした。小さなギヤ、ビスとの闘いです。
このバイス(水色の固定台)も、どうしても必要とわかり、雪をかぶったクルマを近くのホームセンターまで走らせて買ってきました。
夕刻には、塗装のためのラッカーを、これも近くの模型店に買いにいきました。昔と同じ奥さん(あたりまえです、ちょっと老けてますが)が、先客にラジコンの説明をしてました。
大小のギヤが前後の動輪に伝わります。
実は、キットが送られてきたとき、しまったと思いました。こんなのを組み立てるのは、とても無理だ。それが正直な気持ちでした。じつは、ずっと前に同じようなキット製作を失敗した経験があります。
ここまで組み上がるとは思ってませんでした。途中で投げ出したら格好悪いから、このブログへのアップも、完成してからにしようかとも思ってました。予想以上の展開になりました。