汗だらだらで登った 摩耶山

 六甲山系の摩耶山に登りました。暑さは覚悟してましたが、この日は曇天となった代わりに湿度はたっぷり。これまでに経験したことがないほどに汗をだらだらと流す、予想外にハードな山行となりました。
 標高は698.6mとしれていますが、ほぼ海抜0メートルからのスタートとなり、急坂の連続でした。
 それでも頂上近くには「槍と穂高」もあり、別世界のような光景が広がっていました。もちろん北アルプスではありません。穂高湖に影を落とすシェール槍です。

 わたしにとってはうれしいことがありました。
 山麓の摩耶ケーブル駅は、「近畿の駅百選」に選ばれています。朝礼中の駅員に認定プレートの場所を尋ねると、事務所の壁に固定されていた認定プレートをわざわざ外して写真を撮らせてくれました。
 プレートを掲げた写真は、92駅目にして初めてです。

 300段の階段を上りました。旧天上寺の参道です。急な登りばかりのルートでしたが、とりわけ汗がほとばしる難所でした。

 杣谷川に沿って下る徳川道は、先日の豪雨で荒れていて、何度も渡渉を繰り返すルートでした。下りなのに、またも汗が噴き出しました。

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青春18 「戎神」がお出迎え~神戸電鉄・恵比須駅

 「近畿の駅百選」に選ばれながら未踏だった神戸電鉄の恵比寿駅です。三木市の玄関口にあたりますが、ご縁がありませんでした。
 駅前に「戎神」の石像があり、切妻屋根になまこ壁を取り入れた・・・というのが選定理由です。

 切妻の下でももえべっさんがほほ笑んでいます。

 ありました。認定プレートです。カバーのアクリルがちょっと変色してますが、正面の目につくとことに掲げられていました。

 青春18きっぷの旅でした。姫路から加古川に戻り、加古川線に乗り換えました。加古川線は「JR大回り乗車 雪の加古川線の旅」でこの冬に乗って以来です。粟生(小野市)で途中下車です。
 北条鉄道は、北条町との間をつないでいます。でも今回は横目にしただけです。

 神戸電鉄は、粟生線は鈴蘭台まで29.2キロ。そのまま神戸・新開地まで直通運転しています。青春18きっぷでは乗れませんので、きっぷを買って乗車しました。

 粟生から20分ほどで1面1線の恵比寿駅が近づいてきました。

 乗ってきた新開地行き準急を見送ります。昼間ダイヤはは1時間に1本ですが、朝夕はもう少し増えます。

 近くに戎神社があるはずと、地図で探しました。駅から5分ほどのところに、立派な神社はありました。

 湯の山街道に面しています。

 他に見るところもなく、30分後にやってきた次の電車に乗りました。

 新開地(ここも駅百選)で下車すると、神戸新聞の号外が壁に張られていました。桐生の9秒台はすごいですが、大阪の夕刊紙で働いたわたしには壁新聞の方が懐かしかったです。

 神戸駅(ここも駅百選)から新快速、普通と乗り継いで帰宅しました。
 これで青春18きっぷの5回分を使い切りました。長野への旅や、駅百選探訪で十分に元をとりました。

 「近畿の駅百選」 この駅に降りた

青春18 播州赤穂と姫路で駅百選は2連敗

 青春18きっぷの最後の1回が残ってました。使用期限は10日です。ならばと、急に思い立って播州赤穂に向かいました。近畿の駅百選の未踏駅だったからです。
 日生まで「カキオコ」を食べに行ったり、岡山から帰る途中に通過したことはありましたが、降り立ったのは初めてです。
 折角ですから赤穂城の城跡まで歩いてみました。

 立派な長屋門です。大石内蔵助の旧邸です。

 すぐ裏は、これまた立派な大石神社です。

 門前には四十七士の石像が並んでいます。兵馬俑のようにも見えて、ちょっとアンバランスな気もしました。

 大願成就を祈ります。わたしには、もはや無縁の気もしますが…。

 赤穂駅にも、「誠忠義士伝双六」なるものが掲げられています。

 わたしが探している駅百選の認定プレートは見当たりません。
 駅員に聞いてみると、「以前はあったのですが、どこに保管しているかわかりません」。ちょっとがっかりの返答でした。

 姫路からやって来た播州赤穂行が到着すると、隣のホームから福山行の「ふるさとおこし6号」が発車していきました。青春18きっぷの利用者らしき一団が乗り継いでました。

 姫路も駅百選に選ばれています。下車して認定プレートを探しましたが、こちらも発見できず、2連敗となりました。

「近畿の駅百選」 この駅に降りた

 わたしが降り立った「近畿の駅百選」です。
 駅百選が認定されたのは2000年から2003年(1回25駅)です。それからの年月に駅舎の建て替えなどで認定証(プレート)は所在不明になっている駅ももあります。鉄道の駅なのに、交通の便が悪い駅もあります。プレートをいくつ発見できるか、ぼちぼちと旅を続けます。

 プレートが見つからない京都などを含めて、あと「7」です。

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京都丹後鉄道 3つの駅

 「近畿の駅百選”熱”」が、長い潜伏期間をおいて再発したようです。お盆で帰省した奥さまの実家、舞鶴で半日ほど時間ができました。向かった先は、京都丹後鉄道(丹鉄、旧北近畿タンゴ鉄道)の3つの駅でした。
 駅百選に選ばれている西舞鶴です。選定理由はリニューアルされた、全面ガラス張りの開放的で近代的な駅舎です。旧駅舎の時代から何度も利用しており、認定証を探しに来たこともありました。でも、見つかりませんでした。橋上のJRの駅を探していたからです。1階に併設の京都丹後鉄道に行ってみました。
 豊岡まで走ります。コウノトリが描かれた車両が入線してきました。

 ありました。認定書とともに掲出されていました。駅百選に選ばれたことを記す案内文もありました。

 JR九州のユニークな列車を設計していることで知られる水戸岡鋭治デザインの「丹後くろまつ」も待機しています。

 京都丹後鉄道でもう一つ、駅百選に選ばれている網野までやってきました。国道はお盆とあって車が多く、2時間近くかかりました。
 ところが認定プレートは見当たりません。

 立派な跨線橋もある対面式のホームです。


 
 「屋根は帆、窓は船室の丸窓と夏の海に浮かぶヨットをイメージした駅舎」です。

 駅員に聞くと、以前は掲出していたが、今は宮津駅で保管しているとのことでした。

 ならばと宮津に転進しました。
 ところが、駅員は「わかりませんね」。期待はしてませんでしたが、西舞鶴の厚遇ぶりから、ちょっとがっくりでした。

 駅前は百日紅がきれいです。「フーテンの寅さん」でも出てきそうと以前に書いた駅前の食堂が、どうしたことか行列のできる店に変身してました。

青春18 近畿の駅百選 尼崎、須磨浦公園、西神中央、ユニバーサルシティ

 近畿の駅百選は、2000年から03年までの4年間に国土交通省が選定した近畿地方の特徴ある100の鉄道駅です。その認定プレートが、多くの駅に残っています。
 『「近畿の駅百選」 この駅に降りた』で、わたしの足跡を残しています。久しくご無沙汰していますが、この夏の青春18きっぷで、智頭急行の平福駅を訪ねました。思いだして整理してみると、未踏は15駅でした。京都のように、何度も乗り降りしていても、認定プレートがみつからずに「未踏」となっている駅も含んでいます。
 青春18きっぷもあることだしと、その中の近くにある4駅にチャレンジ。予想に反してすべての駅で認定プレートをキャッチしました。

 まず向かったのはJR尼崎です。「UFOを思わせるドーム付きの空中回廊が特徴の三味線をイメージしたデザイン」というのが選定理由です。
 なるほど、UFOが不時着した感じです。ただし三味線はわかりませんでした。

 認定プレートは、みどりの窓口の壁の上にありました。

 近くに眠る近松門左衛門の「冥途の飛脚」のヒロイン、梅川をイメージした文楽人形の像が立っています。

 改札内に本屋からコンビニ、処方箋薬局の窓口まである駅です。

 【09:11】
 急に思い立ってJR島本をスタートしました。高槻からは快速になり、乗り換えなしで尼崎です。

 青春18きっぷの2回目のスタンプです。

 山陽電鉄の須磨浦公園です。
 「桜の名所として有名な須磨浦公園の隣接駅。駅舎はロープウエー乗り場と一体」ということで、2つの駅が並んでます。

 駅正面の壁に、額入りで保存されていました。

 山頂に向けてロープウエーが昇っていきました。

 国道2号の向こうにJR、そして海上に突き出した須磨海づり公園が見えます。子どもが小さかったころ、何回かアジやハゲを釣りにやってきたことがあります。

 【10:43】
 JR尼崎から新快速、各停と乗り継いで須磨で下車しました。

 山陽須磨で山陽電鉄の姫路行き各停に乗り換えました。ガラガラです。須磨浦公園は一駅でした。

 神戸市交通局の西神中央です。
 「ドーム型コンコース屋根にステンドグラスを配置。『太陽と緑』をテーマにしたヨーロピアンデザイン」という通り、モダンな街のモダンな駅です。

 「定礎 昭和62年3月」というプレートが埋め込まれた柱の上にありました。

 地下鉄西神山手線の終点です。

 南口には広いバスターミナルがあります。ちょうどJR明石駅前行きのバスがやってきたので、飛び乗りました。

 【13:42】
 JR明石駅前の魚の棚で一杯やって、良い気分で上り新快速に乗りました。

 まだ早いのでと大阪で下車。環状線内回りに乗り換えました。3枚扉の新型です。

 USJの玄関口、JRユニバーサルシティです。
 「帆船をデザインした斬新的なデザイン」だそうですが、それらしい風景には撮影できませんでした。

 にぎやかな案内の片隅にありました。

 駅を出ると、そこはけばけばしいUSJの世界です。

 カメラを構えてジェットコースターが滑り降りてくるのを待ちました。でも暑さに負けて退散しました。

 【16:09】
 JR島本に戻ってきました。
 本日のJR運賃の合計は2570円。青春18きっぷの使用で、1回分より200円だけトクという計算です。
 まあ、このきっぷを買っていなかったら、こんな旅もしなかったでしょうから、どちらがトクかは微妙です。ま、消化試合ですかね。

青春18 近畿の駅百選 旅籠のような智頭急行・平福

 津山から姫新線に乗り佐用まで。ここで智頭急行に乗り換えて一駅の平福に行きました。青春18きっぷでは智頭急行に乗れませんが、それでも向かったのは、平福が「近畿の駅百選」に選ばれているからです。
 平福は、姫路と鳥取を結ぶ因幡街道沿いに栄えた宿場町です。駅は、平成6年(1994)の智頭線開業とともにできた比較的新しいものですが、無人駅ながら立派な旅籠を模した駅舎が目を引きます。
 ホームでは、乗ってきた左の下り智頭行きと、右の上り上郡行きが交差しました。 

 ありました。お目当ての認定書は柱の上です。

 2003年の発行です。よくぞ残っていたものです。
 8年ほど前に「近畿の駅百選」の各駅を巡りました。『「近畿の駅百選」 この駅に降りた』に記録が残ってます。あと10数駅が未踏で残ってました。平福も、わざわざ訪ねるには、あまりに遠隔地で不便でした。

 剣豪・宮本武蔵の誕生の地にも近く、初の決闘場があります。

 緑の稲穂が揺れる向こうで、のんびりと停車する下り列車です。

 「スーパーはくと」が通り過ぎました。

 下り列車も、やっと発車しました。

 平福は水運の要衝としても栄えました。千種川に沿って高瀬舟が瀬戸内から上ってきたのです。

 山の上には利神城の本丸跡が見えます。

 立派な陣屋門も残っています。

 道の駅がありました。名物の「しかのコロッケ」や野菜なども売ってました。わたしは、とりあえず冷たいソフトクリームにかじりつきました。

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今夜の一献 信楽焼でいただくタラの芽天ぷら

 信楽駅前陶器市で買ってきた信楽焼を並べて、さっそく今夜の一献です。
 タラの芽は昨日、流れ橋近くの四季彩館で買ってきたものです。天ぷらにしました。春の香りです。

 これで焼酎を飲もうと思っていた湯のみです。口が広いので、氷を放り込んでロックにしました。湯割りもいいですが、これからのシーズンはこれですね。

 三つ葉はサツマイモ、シーフードミックスとともにかき揚げにしました。サックリと揚がりました。

 信楽焼のゲット商品一覧です。

 信楽経前の広場にテントが並んでました。連休中とはいえ平日とあって、人出もそこそこでゆっくりと見て回れました。

 信楽といえばたぬきです。

 手前の四角の皿に最初に目が行きました。これにパスタを盛ったらいいだろうな。
 大皿は1枚2000円を超えているのも多かったですが、こちらは800円でした。

 焼酎用にと手にした湯のみです。握りやすく、軽いです。

 1つ100円というコーナーもありました。小皿が気にいったので6枚お買い上げです。これで600円なり、湯のみもいいのがあって、そちらは1つ200円でした。

 信楽高原駅は「近畿の駅百選」に選ばれています。その認定プレートが展示されていました。

 狸がお出迎えしてくれる信楽駅です。

 わたしの降り立った「近畿の駅百選」です。未踏破の駅を訪ねたくなりましたが、まだ認定プレートは残っているでしょうか。

 

有馬温泉の玄関口、神戸電鉄有馬温泉駅

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新しい車がうれしくて、雨だというのにドライブに出かけました。高速も走りたかったので、向かったのは有馬温泉。日帰り温泉につかってゆったりとしました。
夏休み最後の日曜日ということでしょうか。結構な人出です。それも、若いカップルが目につきます。温泉でデートなんですね。
温泉街をブラブラしていて、神戸電鉄有馬温泉駅が「近畿の駅百選」に選ばれていたことを思い出しました。ここの駅前を車で通り抜けたことは何度かありましたが、駅舎に入ったのは初めてです。

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頭端式(ターミナル)のホーム1面の、かわいい駅です。
駅百選のプレートは、改札口を入ったところに飾られていました。「写真を撮りたいのですが」と頼むと、「どうぞ」と気安く検札機をフリーにしてくれました。

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神戸電鉄有馬温泉駅

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現在の駅舎は建て替えられていますが、開業当初から洋風建築だったそうです。

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駅前の太閤橋から下をのぞくと、朝からの大雨で濁流が流れてました。遊歩道は通行止めです。

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「ありまサイダー てっぽう水」を飲んで、のどを潤いました。懐かしい味です。でも一気に飲み過ぎて、ゲポッ。

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お決まりの炭酸せんべいも、小さいのを土産に買って帰りました。

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三津森本舗
神戸市北区有馬町809
078-904-0106

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文殊さんの知恵の輪 北近畿タンゴ鉄道・天橋立駅

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 日本三景のひとつ、天橋立の玄関口、北近畿タンゴ鉄道・天橋立駅です。
 「三人寄れば文殊の知恵」の文殊堂わきにある「知恵の輪灯篭」がモニュメントになっています。

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 ホームにはリニューアルされた観光列車の「タンゴあかまつ号」と「あおまつ号」が連結して止まっています。

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 「近畿の駅百選」の選ばれていますが、認定プレートが見当たりません。駅員に尋ねると、駅員室の内部から「これですか」と額縁ごとはずして持ってきてくれました。
 駅百選の踏破はこれで「あと17」となりました。

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 天橋立駅

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 伊根の舟屋を模した駅舎です。駅前の国道は、以前はよく通りました。現在は山側にバイパスができています。

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 橋立山智恩寺の立派な山門です。

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 本尊は文殊菩薩です。
 途切れることがないほどの参拝者でした。

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 文殊堂わきに「知恵の輪灯篭」があります。この周りを3回まわると、頭が良くなるそうです。
 本来は、船の安全のための航海灯として使われていたそうです。
 向こうの赤い橋は「廻旋橋」で、船が通行するときは橋が回転します。

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