Paso a paso Dos 20日目=9/13 雨を避けて早着

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 この日のステージは、マンシージャまで27kmほど。ところが、雲行きが怪しくなり、6kmほど手前のレリエゴスで急に思い立ってストップした。これが大正解だった。

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 昼前だがアルベルゲに入ってしばらくすると、雨が降ってきた。おかげで雨具を使うこともなかった。
 右足首は相変わらずチクチクと痛い。休養にもなってよかった。

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 村には何もない。退屈して、夕食前から食堂でワインを飲みながら日記を書いた。

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超簡単な夕飯

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マカロニ・ボロネーゼです。なかなかうまいです。

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村に1軒のレストランは、7時になっても営業を始める気配がありません。しびれを切らして、近くの店で買ってきました。

レトルト食品です。

スペイン語は読めなくても、この表示でわかりました。

アルベルゲの電子レンジで2分間、チンしたら出来上がります。

店のおばちゃんは、キャッシャーが別の客で詰まっていたので、手書きで1の位からウンウンと計算してくれました。

きょうもカンカン照り

 きょうもカンカン照りです。傘が役にたってます。

 大阪のおばちゃんは、ママチャリに傘たてのクリップをつけてます。このおっちゃんは、「It’s simple」とかいって、ザックのショルダーにうまく固定してました。

 ヒコーキ雲が青いキャンバスを切り裂きます。

お日さまに追いかけられて

歩き始めて2時間ほどして、やっと日の出です。太陽が大きいです。

西を向いて歩いてます。いつも自分の影が前にできます。

日が昇るにつれて影は短くなります。

きょうも良い天気でした。一度、曇天の日があっただけです。

それでも、早朝はだいぶ涼しくなり、きょうは初めて雨具兼用のジャケットを羽織り、手袋をしました。寒暖の差が激しいです。

my camino=19日目 SIMフリー・スマホにプリペイドSIM~巡礼の必需品 

 メセタの大地を歩いていると、向こうに高い鉄塔が見えました。近づくと携帯電話の中継アンテナだと分かりました。こんなところにまで携帯電波が飛んでいました。
 わたしの格安キャリアのSIMフリー・スマートフォンは、スペイン国内で使えるプリペイドSIMに差し替えていて、データ通信や国内通話が可能でした。
 バルセロナに着いた夜、ホテルのフロントで携帯ショップを教えてもらいました。地図にプロットしてもらったショップの中で一番近かったVodafoneESに飛び込んで、通信容量1.5ギガ、国内通話付きのSIMを購入しました。15ユーロでした。若い店員が、チャチャとわたしのスマホにSIMを差し込み、設定までやってくれました。

 あっさりとFacebookも更新されました。
 ところが、ホテルに戻って設定を触っていると、ヘンにロックがかかって作動しなくなりました。翌日、サンジャン・ピエ・ド・ポーに移動する途中のパンプローナで時間がありました。バスステーションは新市街にあったので、辺りをやみくもに歩いていると、簡単にVodafoneESのショップが見つかりました。男性店員は、あれこれと調べ、最後にはVodafoneESの本部(?)にも電話して、SIMカードを初期化して使用できるようにしてくれました。料金として10ユーロを請求されましたが、「バルセロナのショップで買ったばっかりだ」とそのときの領収書を見せると、タダにしてくれました。
 最初にトラブルこそありましたが、わたしのスマホはメセタの大地を歩いていようが、ほとんど途切れることなくインターネットとつながっていました。
 オ・セブロイロの峠に登る前夜でした。足が痛かったので、初めてカミーノ・コモドという運搬業者にザックを運んでもらうことにしました。アルベルゲにあった荷札に名前と目的地などを書き込み、5ユーロを入れてザックに結び付けました。
 「そこに書いてある電話のところに頼まないと取りに来てくれませんよ」
 アルベルゲの若い女性スタッフが声をかけてくれました。小さなアルベルゲで、ほかにコモドの利用者はいそうにありませんでした。
 「電話してくれますか」。その女性に頼みましたが、充電中のスマホを取り出して、「ダメなの」。「じゃ、これで電話して」。女性スタッフにわたしのスマホを渡して連絡してもらいました。もちろんスペイン語の会話でした。
 終盤のガリシア州に入ってからの公営アルベルゲでは、WiFi通信を使うために認証を求められました。その認証のためのパスワードをSNSで受け取るには、スペイン国内で使える電話番号が必要でした。それも、わたしのSIMには付いていたので、これまでと同じようにネット通信を使用することができました。
 WiFiが日本より普及しているスペインです。たいていの施設、アルベルゲ、バル、レストランで利用することができます。パスワードが必要ですが、スマホをかざして「?」と聞くと簡単に教えてくれます。
 とはいえ、アルベルゲでは夕食後などに宿泊者が一斉に通信を始めると、回線速度が遅くなることがありました。フロントでは強力な電波も、ベッドではダメということもありました。
 プリペイドSIMを使う値打ちは、こんな時に力を発揮してくれました。サリアを前にして足が痛くなりました。WiFi電波なんて飛んでいない道端に座り込んで、翌日は休養日にしようとインターネットのBookinng.comで2連泊の宿を予約しました。

Paso a paso Dos 19日目=9/12 足首が痛い

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 この日のステージは、サアグーンの町の出口にあるサン・ベニーと門を横目にベルシアノス・デル・レアル・カミーノまで23.5kmほど。

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 少しづつ樹木が増えてきた。紅葉している木もあった。

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 途中から疲労蓄積のためか右足首が痛くなってきた。アルベルゲで、持っていた湿布薬を張った。

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ソパ・デ・アホに大満足

念願のソパ・デ・アホに舌鼓を打ちました。頼んだメニューには「ソパ・デ・カスティーリャ(カスティーリャのスープ)」となつてました。でも、これでした。

アホは、イタリア料理のアーリオと同じニンニクです。

古くなったパンをニンニクと煮こんだ伝統スープです。生ハムかチョリソーも沈んでいて、塩あじがアクセントです。

メニュー(巡礼定食)はたった10€ですが、ハーフボトルのワインもついてます。

パンも食べてます。

セグントも、プリメロからスパゲッティ・ボロネーゼです。安心していただけます。これくらいのボリュームがいいです。

デザートはヨーグルト。

ボトルはきっちりと空になってます。

昨夜、泊まったアルベルゲ、LosTemplariosの食堂は素晴らしかった!

一番乗り テラディリャス

本日も日課の徒歩25キロほどをこなしました。アルベルゲには一番乗りです。

シャワーを浴び、到着ビールを飲み、次の日課は洗濯です。ちゃちゃと手洗いして、干し場に吊します。スペインの午後の日射しを浴びて、ひと眠りしたころには乾いてしまいます。

my camino=18日目 メヌー・デル・ディアのお味 

 ソパ・デ・アホのソパは蕎麦ではなくてスープ、アホはニンニクです。カステーリャ地方でポピュラーなスープです。
 12日目に泊まったサン・ファン・デ・オルテガの修道院アルベルゲはペルグリーノにこれをふるまってくれることで有名でした。わたしもいただきましたが、古いパンがはいっているだけで、ニンニクのうま味があまり感じられない、ちょっと肩透かしの味でした。
 ロス・テンプラリオスの私営アルベルゲには、きれいなレストランが併設されていました。メヌー・デル・ディア(日替わり定食)のメニューを見ると-と日本語ではなりますが、スペイン語ではMENU(メヌー)は定食のことです。そこにありましたソパ・デ・カステージャ(カステージャのスープ)が。
 定食には普通はハーフボトルのワインが付いてきます。水やビールをセレクトすることもできます。赤ワインを飲んで待っていると、出てきました。オレンジ色がかったとろみがついたスープでした。古くなったボガティージョに使うような皮が厚くて硬いパンをニンニクが煮込んであるそうです。生ハムやチョリソーも沈んでいて、その塩味がアクセントになっています。念願のソパ・デ・アホに舌鼓を打ちました。
 メニュー(巡礼定食)はたった10€でした。
 定食はプリメロ・プラート(前菜)から1品、セグンド(主菜)から1品、これに飲み物、デザート、パンがついてきます。これでたったの10ユーロです。この日はセグンドにもプリメロからスパゲティ・ボロネーゼを選びました。こんな選択も可能で、自分の腹具合と相談することができます。
 セグンドの1品は、ボリュームたっぷりのものが多いです。肉でも鳥でも2切れはついていて、ちょっと食傷気味でした。
 とはいえ、スペインの料理は、ほとんどが口に合いました。毎日、20キロ、いやそれ以上も歩き、腹を空かせてテーブルに着きます。到着ビールのおいしかったこと。夕食は、キリリ冷やした赤ワインです。スペイン語でヴィーノと頼むと、きまってヴィーノ・ティント(赤ワイン)が出てきます。定食でヴィーノ・ブランコ(白ワイン)は別料金です。出発前は、白ばかり飲んでましたが、今はすっかり赤組に宗旨替えです。

 パンも食べてます。

 セグントも、プリメロからスパゲッティ・ボロネーゼです。安心していただけました。これくらいのボリュームがちょうど良かったです。

 デザートはヨーグルトでした。
 ボトルはきっちりと空になっていました。

Paso a paso Dos 18日目=9/11 17キロほど村もなく

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 この日のステージは、テラディージョス・デ・ロス・テンプラリオスまでの27kmほど。最初の17kmの間は、村もなく、延々と麦畑が続いていた。

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 少しづつ樹木は増えてきたが、カンカン照りに変わりはなかった。

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 夕飯は私営アルベルゲの食堂で。ここで食べたソパ・デ・アホ(ニンニク・スープ)はうまかった。
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