冬のウィーンです。寒空の下を歩き回るのは無理です。カフェ巡りを、今回の旅の一つのテーマにしました。
まず最初に訪れたのはアルベルティーナ美術館のすぐ横にある「ドー・ウント・コー・アルベルティーナ」でした。ウィーンに着いて最初に昼飯でもありました。
まずは飲み物を聞かれました。さりげなく「ハウス・ワインの赤をちょうだい」という
ほど格好よくはまいりませんが、望みのワインです。酸味の少ない、飲みやすいワインでした。
料理は2人で2皿で十分です。
「イベリコ・ハモンとマンチェゴ」です。ハモン(生ハム)は、スペイン巡礼中に覚えた味です。これは柔らかくて、塩分もほどほど。おいしくいただきました。
マンチェゴは、同じスペイン・ラマンチャ地方の羊乳でつくられています。クセのあるチーズではありませんが、燻製の香りがおいしかったです。
もう一皿は「地中海アーティチョーク・サラダ」です。アーティチョークとパルメザンチーズが薄く切られて載っていました。こちらは舌触りを楽しむ料理のようでした。
最初に出てきたアツアツの紙袋を開けると、オイルがたっぷりとかかったフォーカッチャがでてきました。これだけでワインのアテになります。
英語とドイツ語の2種のメニューがありました。
正午すぎに予約なしで入ったときは、客はパラパラでした。食事を終えて出るときには、満杯になっていました。
アルベルティーナ美術館の入口の脇にあります。ポスターの左のドアです。