西宮北口の兵庫県立芸術文化センターで、大阪バッハ合唱団のJ.S.バッハ「ヨハネ受難曲」を聴きました。畑儀文さんが指揮兼エバンゲリスト(福音史家)をつとめ、ますます絶好調でした。奥さまもソプラノでコーラスに加わっていました。
同じバッハの「マタイ受難曲」ほど演奏時間は長くはありませんが、2時間半にも及ぶ大曲です。昼寝を習慣としている身には、コクリとくる部分もありました。休憩時間に眠気覚ましのコーヒーを飲みました。
終盤にかけての盛り上がりはさすがでした。最後のコラールまであっという間でした。
新型コロナがちょっと落ち着いた2021年6月にも大阪・いずみホールで同じ曲を聴いています。コーラスはマスク着用。座席もひとりおきの半分とまだ厳戒態勢でした。それからすると、いっぱいのホールで心から素晴らしい音楽に浸れました。
調べてみると、わたしがヨハネ受難曲を生で聴いたのは、今回が6回目です。
最初に聴いたのは2005年6月の「プラハの春音楽祭」でした。テノールのペーター・シュライアーが指揮兼エバンゲリストの2役をつとめるのにびっくりしたのを覚えています。
ルドルフィヌム(芸術家の家)にあるドボルザーク・ホールはよく響く素晴らしいホールでした。