蒲団着て寝たる姿や~の京都東山三十六峰を巡ったのは3年ほど前のことです。その時には確認できなかった清水山辺りのピークに、新たに山名表示がついていることを、スマホ登山アプリ、YAMAPの記録で知りました。
暖かな1日でした。お山歩(散歩?)気分で円山公園から清水寺を取り囲むように並ぶ三十六峰の山々を巡りました。
【2025/01/20 10:26】
阪急・京都河原町から歩きました。四条大橋はいつものような人出でした。
八坂神社を参っていきます。
円山公園の向こうが清水山です。
慈圓山安養院は、法然、親鸞両上人の念仏発祥の地、吉水の草庵があったところです。
山号の慈圓山から円山と呼ばれるようになったそうです。22峰の円山はこの辺りです。
将軍塚への山道を登ります。
23峰、長楽寺山の目印となる地蔵です。
倒木の先に下っていく踏み跡があります。3年前はそちらを探し回りましたが、ピークは見あたりませんでした。
赤いビニールテープの横の木に長楽寺山と記したリストバンドのような山名表示がありました。
ネットで調べた記録などによると、ここがピークとは思えません。まあ、この辺りに長楽寺山があったという程度に理解しておきます。
気持ちのよい整備された山道を登ります。
向こうから登ってきました。左(画像では右)に行けば知恩院との分岐を過ぎて振り返りました。
火ノ用心のプレートの上に緑色のテープが巻かれています。25峰、東大谷山でした。えっ! こんなとこに!!
東大谷山は、麓の東本願寺大谷祖廟の墓地最上部から登る山腹にあるはずです。そこからさらに登ってくるとこのポイントに達するというこでしょうか。
すぐに菊渓(きくたに)から登ってくる道と合流しました。キクタニギクの和名となった菊が昔は咲いていた谷です。
「通り抜けできません」の表示を進むと26峰、高台寺山です。
以前と同じ山名表示が残っていました。
脇には新しいリストバンドもありました。
東山山頂公園に向けて登ります。
このあたりに21峰、華頂山があるはずです。
ひょっとしたらと道なき急坂を登ってみました。でも何も見つかりませんでした。
京都一周トレイルと合流しました。
トレイル側から華頂山のピークを探しましたが、手掛かりはありませんでした。
尾根に上がると青蓮院門跡です。京都市街が見渡せる大舞台があります。
わたしは無料の東山山頂展望台から見下ろしました。春霞がかかったかのように、遠望はききませんでした。
よく整備された京都一周トレイルを南下します。
27峰、霊山に向かう分岐です。なんと3年前と同様にきょうも通行止めでした。
清水寺に下る道が工事中でした。黒いクルマの後ろ辺りから先に進むのですから、この30㍍くらいは通行可能にしていただければありがたいのですが。
京都一周トレイルの道標にも破線で道が記されています。
霊山は、下部の菊渓側から登ることもできるようです。再挑戦することにして、次の29峰、清水山に向かいました。
三角点タッチしました。どうしたことか1円玉のお賽銭です。
かわいいプレートもかかっていました。
尾根の南端に清閑寺山(せいかんじやま)はあります。石塔が目印です。昔は赤にビニテが垂れ下がる枝にプレートがかかっていました。
ここに緑のリストバンドはありました。
山道を下ってきました。外国人カップルが登ろうかと思案していました。
清水寺の門です。ここから境内に入るのは、入山料は不要です。
正面に清水の舞台が見えるところまで来ると、ものすごい観光客の行列でした。聞こえてくるのはほとんどがチャイニーズでした。
音羽の滝は大行列でした。
大谷本廟の墓地に抜けます。
よく目につく大木の下が28峰、鳥辺山です。平安京の東にあった葬送地「鳥辺野」の辺りです。
大木の下にこの日5本目のリストバンドを発見しました。
清水寺の朱色の山門を振り返りました。
向こうには31峰、阿弥陀ヶ峰が見えます。太閤秀吉の墓がある豊国廟があります。
【12:54】
墓地からそのまま五条坂の交差点まで下ってきました。今回はここまでとして、四条河原町まで歩いてゴールとしました。