にぎわいの円山公園を通り抜けました。長楽寺の園池は、相阿弥作で、銀閣寺の庭の試作だったと伝えられているそうです。
だれもいない静かな庭先に座り込んで、ひとときを過ごしました。
元は円山公園一帯がこの寺の寺域だったそうです。
延暦24年(805)、桓武天皇の勅命で創建された由緒ある寺です。
平清盛の娘、建礼門院徳子は、壇ノ浦で一度は入水したあと、ここで得度剃髪しています。
裏山にあたる東山の中腹には水戸藩士の墓地が並びます。「尊攘(尊皇攘夷)」の文字は水戸藩主、徳川烈公斉昭(徳川慶喜の父)の揮ごうです。
京都市街が見下ろせます。手前は円山公園の桜です。
時宗の寺で、宗祖一遍上人尊像(重文)や建礼門院にまつわる品々が「春季特別展 建礼門院秘宝」として公開されていました(拝観料とも650円)。
円山公園に戻ったところに、坂本竜馬と中岡慎太郎の像があります。
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