アナログ回帰 グレン・グールドを聴き比べる

 グレン・グールドが、生誕80年、没後30年ということで話題になることが多いです。グールドが弾くバッハの「ゴールドベルク変奏曲」は、何枚かのCDを持ってます。これをLPでも聴いてみたくなりました。
 大阪駅前ビルには、中古のCD・LP店が何軒もあります。ゴールドベルクはないかとハシゴしました。
 見つかったのは「2声と3声のインヴェンション」のLPでした。これもCDはもってます。さっそく聴き比べました。
 ダメだ!! グールドの演奏の話ではありません。わたしの再生装置のことです。LPを聴くために、EQアンプというのを作りましたが、CDと比べて差は歴然です。ピアノの音色の厚みがまるで違うのです。
 ロストロポーヴィッチ(チェロ)が弾く「アルペジョーネソナタ(シューベルト)」は、いい音で鳴ってたんですがね。

 EQアンプの蓋を開けて、真空管をいろいろと差し替えて試しました。わずかですが、真空管によって音が変わります。なんとか最良の組み合わせにしましたが、満足の域にはほど遠いです。

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