京都・たかばし 「山本」のまんぼ焼

山本1

 JR京都駅で下車しました。珍しいことです。ホームから直接入れるビックカメラをウロウロし、駅前の元近鉄百貨店(その昔は丸物百貨店)の懐かしいビルが姿を消しているのを目にしました。ここにはヨドバシができるそうです。
 昼飯を食べに駅から200メートルほど東の「たかばし」まで行きました。きょうはラーメンの「新福菜館」でも「第一旭本店」でもありません。その筋向かいの「山本」です。食べたのは、もちろん名物の「まんぼ焼」です。
 席に着くや、おばさんがせわしなく説明してくれます。「初めて? 雑誌見て来たん? まんぼ焼やろ。トッピングは、全部する? 今年から10円値上がりして、全部で1020円になってん。堪忍やで・・・」。その迫力に、その「全部、のせたん」です。
 写真をじっくりと見ていると、ゲソとホルモンの順番が逆のような気もしてきました。

山本2

 まず鉄板で細切れの肉とゲソを焼きます。
 薄い生地に焼いた肉とゲソをのせます。信号のようにカラフルです。赤は紅ショウガ、黄色はタクアン、緑はネギです。目の前で焼いてる人の良いおじさんが教えてくれました。
 ソバとキャベツにソースをからめて焼いた濃厚な焼きソバをのせます。トッピングはホルモンでしょう。脂カスはどこで入ったのか確認できませんでした。
 生地をかけてひっくり返します。
 もう一度ひっくり返して、ソーズをかけます。普通と辛口の2種類です。さらに、真ん中に窪みを作って生玉子をのせます。「自由軒」のカレーを思い出しました。
 ネギをトッピングし、鰹節粉を振りかければ、できあがりです。
 細めのソバがかなりのボリュームです。ピリッとしたソースが、生玉子でマイルドになります。

山本3

 「ホルモン焼は別腹よ。常連さんはみんな注文してるよ」というおばさんの誘導で、こちらも頼みました。ホルモンをキャベツと一緒に炒め、醤油と一味で味付けして、ネギがのってます。ピリッと辛く、ビールにぴったりです。

山本4

 まんぼ焼は、ソバだけでなく、うどんも選択できます。焼きうどんというのは知ってますが、お好み焼きにうどんというのは、初めてです。今度、挑戦してみましょう。

山本5

 まんぼ焼小=580、ホルモン=100、油カス、イカ、肉=各80
 これを合計するとたしかに1020円になります。でも、おばさんは、みんなに、これを食べるのが当然といった感じで勧めてました。みんな、これを食べてました。

山本6

山本7

 山本  地図
 陸橋を上がっていくと、下が東海道線です。
 昔は、京都駅前を出発した伏見稲荷と中書島行きの市電が走ってました。
 京都市下京区塩小路高倉下ル
 075-341-8050

「京都・たかばし 「山本」のまんぼ焼」への2件のフィードバック

  1. 辛いソース、おいしそうです(^^)。
    何で「まんぼ」なんでしょうか?
    広島のお好み焼きはやきそばとうどんが選べますね。この夏初めて広島旅行した際、食べました。ボリュームがあることは間違いないし、おいしかったですよ。

  2.  たがやさん
     広島焼きにはうどんもあるんですか。知りませんでした。
     「まんぼ」の由来は-
     「細かく刻んだタクアン、ホルモン、油カス…をトッピング。そのボリュームが、マンボウみたいということで、このネーミングだとか」(「歩きたくなる京都地図本」より)
     この説明でおわかりいただけましたか。わかりませんよね。マンボウって、あのマンボウですよね。でも、イメージが合致しません。

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