唐櫃越(からとごえ)は、山陰道の本道である老の坂の北側にある沓掛山・みずぎ山を経由する山道です。亀岡の明智光秀が、京・本能寺に攻め入ったときのルートのひとつともいわれています。京都西山トレイルとして整備されています。
京都一周トレイルのゴールとなる苔寺近くの道標51から逆に歩き始めた時、10年ほど前にはなかった新しい道ができていることに気づきました。
きょうの京都は30度オーバーの暑い1日でした。たっぷりと汗をかきました。
赤い花かと見間違えました。よく見ると、ツバキの新芽のようでした。きれいなピンク色です。
【09:30】
阪急・上桂駅です。嵐山線は、複線として開業されましたが、太平洋戦争中に金属供出で単線化されてしまいました。軌道敷は、今も複線になっています。
バロックザール青山音楽堂の前を通り過ぎます。来週は、もおうちょっとましな格好をして、ここにやってくる予定があります。
苔寺への道を右折します。
帰宅後にネットで調べると、この道をまっすぐに進むと唐櫃越に至ることがわかりました。
苔寺の前を、きょうも素通りします。
【09:35】
林道は真っ直ぐに延びています。ここから右に上れば京都一周トレイルの道。きょうは、左の鉄パイプの階段を下り、川を渡ります。
唐櫃越苔寺側登山口という表示があります。
しばらくは渓流沿いのひんやりとした道を進みます。
尾根が近づくと、竹林になりました。
【09:50】
尾根筋に到達しました。丁塚といいいます。ここから唐櫃越を歩みます。
ツバキの根っこから枝分かれしたばかりの新芽が清々しい。
桂坂野鳥遊園までやってきました。
「唐ト越」って、あんまりな表記です。唐櫃越でいいじゃないですか。
桂坂野鳥遊園では、山道にいろんな名前がつけられています。
見晴らしポイントまでやってきました。目の下にニュータウンの桂坂、向こうは洛西ニュータウン。その向こうに天王山がかすんでいます。
【11:01】
時間もあるので、沓掛山までやって来ました。
眺望はほとんどありません。
唐櫃越を馬堀(亀岡)まで歩こうかとも思っいました。でも、きょうは昼飯の準備もありません。腹も減ってきたので、桂坂野鳥遊園に降りることにしました。
【11:22】
20分近くバックして、リョウブの坂を下ります。あまり整備されていない急坂です。
リョウブの木です。
ポンポン山にもリョウブの丘があります。
見上げました。背が高いので、新芽を摘むことなんてできません。
桂坂野鳥遊園まで下ってきました。きれいに整備されています。
観鳥楼という施設です。目の前に池があり、野鳥が飛び交います。カワセミには遭遇しませんでした。
バードウォッチング用の望遠鏡にカメラを向けました。それなりに写るものです。
【11:55】
桂坂の「花の舞公園前」というバス停がゴールとなりました。ヤサカバスでJR桂川に向かいました。