「甘いものが食べたい」というリクエストがありました。長く茶道の師匠をしていた人です。食べたいのは和菓子とわかっていますが、固形物の摂取は止められています。
柔らかい水ようかんならいいかとデパートの和菓子店を巡りました。でも季節柄か、見つかりませんでした。
となると、自分でつくるしかありません。ネット検索すると、簡単なレシピがいくつも引っ掛かりました。さっそく挑戦しました。
ピントが、楊枝の方に来てませんが、おいしさを予感させるまずまずのビジュアルとなっていました。
用意したのはこちら。小豆のこしあんと寒天です。他に砂糖も入れました。葛は今回は使ってません。
鍋にこしあんと同量(同重量)の水に寒天と砂糖を入れて熱しました。
こしあんは乾燥粉末でした。ドバーッと入れると、予想以上の量です。
あわてて熱湯をそそぎ、思いの堅さに緩めました。砂糖も追加しました。
仕切りのついたケースに注ぎました。
待てない性格です。氷水で冷やして粗熱をとり、冷蔵庫に放り込みました。
冷蔵庫で1時間ほど。程よい堅さに固まりました。
仕切りを取り除き、二重底を持ち上げると、きれいに分割できました。さすがに道具です。
これでおいしければ良かったのですが・・・。
ヘンに粉っぽいです。小豆の甘みがしません。二口、三口でギブアップしました。ゴミ箱へ直行となりました。
何がいけなかったのでしょうか。乾燥あんの使い方を誤ったのでしょうか。改めてネット検索すると、ペースト状のこしあんもあるようです。小豆を炊いて、甑(こしき)でこすほどのエネルギーはありませんが、材料を吟味して再挑戦します。