汗だらだらで登った 摩耶山

 六甲山系の摩耶山に登りました。暑さは覚悟してましたが、この日は曇天となった代わりに湿度はたっぷり。これまでに経験したことがないほどに汗をだらだらと流す、予想外にハードな山行となりました。
 標高は698.6mとしれていますが、ほぼ海抜0メートルからのスタートとなり、急坂の連続でした。
 それでも頂上近くには「槍と穂高」もあり、別世界のような光景が広がっていました。もちろん北アルプスではありません。穂高湖に影を落とすシェール槍です。

 わたしにとってはうれしいことがありました。
 山麓の摩耶ケーブル駅は、「近畿の駅百選」に選ばれています。朝礼中の駅員に認定プレートの場所を尋ねると、事務所の壁に固定されていた認定プレートをわざわざ外して写真を撮らせてくれました。
 プレートを掲げた写真は、92駅目にして初めてです。

 300段の階段を上りました。旧天上寺の参道です。急な登りばかりのルートでしたが、とりわけ汗がほとばしる難所でした。

 杣谷川に沿って下る徳川道は、先日の豪雨で荒れていて、何度も渡渉を繰り返すルートでした。下りなのに、またも汗が噴き出しました。


 【2018/07/12 08:05】
 朝飯を食べずに出てきました。阪急・十三の構内にある「阪急そば 若菜」で「朝若菜定食」(380円)を食べました。ハーフかき揚げのミニそばとご飯、玉子の組み合わせです。

 好物の玉子かけご飯をかき込んで、エネルギー・チャージしたのですが・・・。

 【09:00】
 時間通りに4人が阪急・王子公園に集まりました。スマホのYAMAPをセットしてスタートしました。

 ちょっと回り道をお願いして、摩耶ケーブル駅に行きました。

 近畿の駅百選の認定プレートです。この写真が撮りたかったのです。
 わたしが踏破した近畿の駅百選はコチラです。

 【09:38】
 上野道という最もポピュラーな登山道を登りました。

 先日の豪雨の影響か、流木が積もっています。

 振り返ると神戸の街並みとポートアイランドが臨めました。

 【10:50】 
 旧天上寺の山門跡です。寺は昭和50年代に大火で消失して、別の場所に再建されました。

 立派な伽藍跡が残っています。

 【11:22】
 天狗岩まで登ってきました。

祠の後ろのあまり目立たないところに、摩耶山のピークはありました。

 

 【11:47】
 摩耶ロープウエーの星駅(頂上駅)の横に、掬星台(きくせいだい)がありました。
今にもポツリときそうな雲行きでしたが、雨が降ることはありませんでした。

 眺望もよいので、ここで昼飯にしました。
 わたしのこの日の昼飯は、阪急・十三の構内にあるパン屋で買ってきた「エッグ&ベーコン」などでした。いつものようにコーヒーもわかしましたが、どうしたことか、写真は撮影してませんでした。疲れ果てていた(?)からでしょうか。

 山の上らしく、まだガクアジサイがきれいに咲いてました。

 【12:26】
 さて出発です。ここまでバスもやってきていました。

 再建された立派な天上寺です。
 「花の寺25カ所」に選ばれていて、卯の花がきれいな時期に訪れていました。9年も前のことです。

 【12:59】
 別天地のように静かな穂高湖です。

 疲れて湖畔に座り込んでしまったわたしをしり目に、元気なSくんは独り、向こうのシェール槍を登頂してきました。

 【13:38】
 当初予定していた長峰山を通るルートは、先日の豪雨の影響で通行止めになってました。


 
 徳川道は、幕末に徳川慶喜が作らせた人工の道です。

 大木が倒れていました。わたしは常に最後尾でした。

 水量も多いです。

 砂防ダムからすだれのように水が流れ落ちていました。

 【14:56】
 山道はここまで。最後の大きな砂防ダムを見上げました。上部に流木がひっかかっています。豪雨にときはどんな状況だったのでしょう。

 【15:41】
 要塞のような田岡御殿(山口組総本部)の前を通って阪急・六甲まで下りゴールとなりました。
 何はともあれ駅前のお好み焼き屋に飛び込み、ビールで乾杯しました。ああ、うまかった。この一瞬のために、本日の苦行はありました。

Sくんのブログ、『蒸し暑い!汗びっしょりで「摩耶山ハイク」』もご覧ください。