まだまだ暑く、台風傷跡残る 岩湧山

 9月に入って、台風やら何やらが続いてました。久しぶりに晴れ上がった1日となりました。泊りがけで白山登山の計画がありましたが、天候と道路事情から中止となりました。それなら近場でと、大阪南部の岩湧山(897㍍)にいつもの仲間と登りました。わたしにとっては、大学生時代以来でした。
 気温はそれほど高くはなかったのですが、湿度が高かったのか、まだまだ暑く、汗びっしょりとなりました。山道は、あちこちに倒木や枝が散乱しており、台風の傷跡が深く刻まれていました。

 【2018/09/16 10:00】
 阪急-地下鉄-南海と乗り継いで、河内長野から南海バスに乗り滝畑ダムまでやってきました。

 向こうに、これから登る岩湧山の尾根の端が見えていました。

 ダイヤモンドトレールという大阪府南東部の山々を時計回りに二上山、大和葛城山、金剛山、岩湧山、槇尾山と結ぶ縦走コースの中継点です。

 【10:22】
 登山開始です。初っ端から階段も出現する急坂でした。

 台風の強風で吹き飛ばされた枝が散乱していました。

 水場でちょっと休憩です。それほど冷たい水ではありませんでした。

 崩落した山肌を横切りました。ちょっと危険と感じたのは、ここだけでした。

 気持ちの良い風も吹き抜ける植樹帯を進みました。

 【12:03】
 視界が開け、ススキの茅場が広がりました。

 急な階段状の直登で不覚にもわたしは両足が引きつり、その場に倒れてしまいました。
 通りかかった別のパーティーの女性リーダーが、「これ飲みなさい」と、ありがたいことにザックから取り出した薬をくださいました。漢方の知っている薬だったので、すぐに飲み干しました。なんとか回復して、若干の違和感は残りましたが、その後も歩き続けることができました。

 もうすぐ頂上です(Sさん撮影)。

 青い空に、白い線が1本、伸びてました。

 Fさんのアクションカメラで撮影した全天球画像です。新鮮な画像です。
 新しいアイテムが次々の登場します。追いつけません。

 【12:23】
 岩湧山の山頂はハイカーでいっぱい。あちこちで弁当を開けていました。

 わたしのこの日の昼飯は、河内長野駅のコンビニで買ってきたおむすびセットでした。

 頂上で記念撮影です。この看板がある辺りに三角点がありました。

 ススキの穂越しに臨む大阪平野です。

 金剛山(右)、大和葛城山とダイアモンドトレールの山々が連なっていました。

 秋の花々です。その代表がススキ。花かどうかは不明ですが。

 萩があちこちで秋の訪れを知らせていました。

 さて、この黄色い花はー。

 特徴のある格好をしています。ヤマボノホトトギスというらしいです。

 薄紫がきれいです。

 これは桔梗。わたしは撮影に失敗して、Oさんから借りてきました。

 里に下りると、曼殊沙華が真っ赤でした。

 【13:58】
 悪路を下りました。紀見峠までのルートが予想以上に長く、道は荒れていて疲れました。

 道が倒木で完全にふさがれている個所もありました。

 こんな悪路をマウンテンバイクを押して上がってくる剛の方もおられました。

 電線が寸断されています。これでは復旧に時間がかかりそうです。

 川は倒木でせき止められ、流木が折り重なっていました。

 【15:51】
 南海・紀見峠まで下ってきました。歩き応えのあるルートでした。

 スマホアプリ・YAMAPで記録した軌跡は、わたしや同行者2人のものはGPSの追跡が途中で途切れて直線になってました。唯一、きれいな軌跡を残していたOさんの画像です。