眺望抜群の交野山、国見山ハイキング

 わが島本町から南の方角です。淀川を越えたはるかに、でも生駒よりはずっと手前に見えていたのが交野山や国見山でした。
 初めて登った交野山(こうのさん=341m)です。交野市(かたのし)にあるのに、なぜかこんな名前です。頂上に観音岩と呼ばれる巨岩がそびえる珍しい山です。
 いつもの英会話教室の友だちから広がった仲間8人で登りました。

 国見山(284m)からの、島本町やポンポン山方面の眺望です。

 棚田はきれいな黄色でした。

 【2018/10/20 10:02】
 阪急高槻市から京阪バスで枚方市へ。京阪交野線の終点、私市がスタートでした。

 想定外に朝から小雨がパラつきました。黄色いコスモスが露を溜めていました。

 くろんど園地の入り口には「通行不可」の表示がありました。事前にネットで調べ、「開園」しているのを確認していたので、無視して通り過ぎました。
 実際に怖い個所なんてありませんでした。

 くろんど池への道です。いつ以来でしょうか。思いだせません。

 【10:51】
 くろんど園地休憩所まできました。あちこちに向けて案内板が立っていました。

 カタクリや水芭蕉が見られるという湿原などを抜けました。

 【11:39】
 くろんど園地を出て、北へ向かいました。

 「熊野街道傍示」と記されて石碑が立っていました。
 傍示とは、榜(ふだ)を立てて国境を示す意味だそうです。傍示街道は交野から高山を経て富雄川を下り奈良に通じる道です。かつて、熊野詣の街道として使われていたそうです。

 サワガニが道を横切ってました。子を抱いているのでしょうか。

 ススキの穂が揺れていました。

 放棄されて荒れ始めた棚田です。さすがにここで稲作をしようという若者はいないでしょう。

 田があったからため池がありました。紅葉にはちょっと早かったです。


 
 この秋の台風の爪痕があちこちに残っていました。

 【12:09】
 ちょっと脇道にそれて旗振山(345m)までいきました。山名に反して見晴らしはありませんでした。

 とりあえず三角点を踏んずけて登頂の証を残しました。

 交野山への急坂です。この先がピークかと思っていると、貯金を吐き出す急な下りが待っていました。

 あそここそ交野山です。

 古くから信仰の山としてあがめられていたようです。

 最後は階段も出現しました。


 【12:52】
 交野山の観音岩に着きました。

 抜群の眺望でした。
 アベノハルカスから淡路島、明石海峡大橋、六甲山とはっきりと確認できました。

 京都方面も良く見えました。天王山から小塩山、愛宕山、比叡山と確認できました。

 南を向くと奈良市街から、先日登った大峯山まで見えました。360度の眺望でした。

 ゆっくりと昼食にしました。

 気温は8度でした。清々し風が吹き抜けました。

 観音岩には、祠でもありそうな掘り込みもありました。

 【13:59】
 白旗池です。

 いきものふれあいセンターに入ると、白旗池の対岸に向けて望遠鏡がセットされていました。のぞき込むとオシドリが休憩していました。
 望遠鏡にカメラを押し付けて撮影しました。

 渡り鳥のオシドリの飛来数が表示されていました。

 ゴルフ場の下を抜けました。

 この日、3座目の国見山への登りです。

 こちらもいい眺めでした。

 島本町の辺りもよく見えました。

高低差はそれほどなくても、これだけの眺望に満足しました。

 津田城という出城があったようです。その土塁跡です。

 【15:19】
 登山口まで下ってきました。

 振り返ると、向こうに交野山が見えました。

 【15:37】
 JR学研都市線の津田がゴールでした。
 京阪バスで枚方市にでて、さらに高槻市まで乗り継いで帰宅しました。