「やまと尼寺精進日記」(NHK-Eテレ)のグルメな尼さんら3人がおられる音羽山観音寺を訪ねました。それを楽しみにしていたのは少数派で、山仲間は関西百名山の音羽山を踏破して、3山を縦走するのが目的でした。
残念ながら住職らお三方は不在でしたが、イチョウの黄色い葉が降り積もる静かなお寺を参拝しました。
気持ちの良い青空が広がりました。
正面に金剛山、右に大和葛城山と雄大な山並みが広がりました。秋らしく視界良好でした。
【2019/12/01 09:28】
近鉄鶴橋で待ち合わせて、きょうは電車で桜井までやって来ました。
バス停は、思わぬ人出です。皆さん、最後の紅葉を求めて終点の談山神社へ行かれるようでした。
【09:52】
いったんは並んだバスを敬遠して、タクシー2台で音羽山の登山口までやってきました。県道沿いのバス停からちょっと登ったところまで運んでもらい、30分ほどの時間短縮になりました。
初っ端から急坂です。
こんな道を、あのいつもにこやかな住職さんも歩かれるのでしょうか。
「やまと尼寺精進日記」の撮影スタッフが機材をケーブルカーに積み込んでいました。
NHK-Eテレで、毎月最終週の日曜午後6時から放映されています。その12月分の撮影をするそうです。
ケーブルカーは撮影機材を満載して、急こう配を登っていきました。
ひょっとしたら住職さんも、これに乗られるのでしょうか。
【10:27】
麓から1時間ほどで音羽山観音寺に着きました。
本堂前の見上げる紅葉が素敵です。
お葉つき銀杏を見つけました。上の実には、葉が付いたままです。
本堂の周りをお百度詣りをしている方がおられました。眼病の霊験があるそうです。
お会いしたかったお三方は、本の表紙になってられます。
ご朱印をいただきました。副住職のお筆だそうです。「妙智力」と書かれています。
30分ほどゆっくりとして、さて音羽山に向けてここからは山道の登りが始まります。
万葉展望台まで上がってきました。眼下に天の香久山や金剛山などの山並みがきれいです。
【11:41】
関西百名山の音羽山山頂です。残念ながら眺望はありません。
激下りの次は、急な登りです。恨めしい!
【12:04】
2座目の経ケ塚山に到着です。宇陀の辺りが見渡せます。「又兵衛桜」への道標もあって、そんなところにきているのかとびっくりしました。
昼飯にしました。
きょうのわたしは、桜井駅のコンビニで買ってきた「青高菜と明太子のご飯」です。これくらいのボリュームで満足です。
先日の雲取山で食べるはずだったインスタントみそ汁を持ってきました。温かいものがうれしいです。
M子さんお手製のきょうのケーキは、リンゴのタルトです。リンゴを色付けするために、1時間も鍋と格闘したそうです。
梅さんからは、モンロワールのチョコレートもいただいて、ああ満足です。
見上げれば、雲ひとつない真っ青な空か広がります。
再びダウン、アンド、アップです。
3座目の熊ケ岳です。
【13:32】
近鉄の電波反射板を通り過ぎます。ここからは一気に下りです。
【13:41】
大峠まで下ってきました。
ゴールも見えて、よく歩きました。
大峠からの下りは、予想に反してあっけないほどすぐに林道に合流しました。
踏みつけられそうになったサワガニが、邪魔をするなと怒ってました。
午後の日差しが植林を抜けます。
逆光のススキが輝きます。
柿が鈴成りです。
低い枝から一つ、取らせてもらいました。渋柿ではなく、おいしかったそうです。
不動の滝まで下ってきました。目の前を流れ落ちる滝は、広角レンズでも収まらず、動画で撮影しました。
最後の目的地、談山神社までやって来ました。
気が抜けた後の登りは苦しいです。
なに、この雑踏は!!
談山神社の参道は、もう3時というのに、びっくりする人出です。
【15:01】
談山神社の山門前です。
もうこれ以上、階段を登る気力もなく、入山料を納める前にここをゴールとしました。
バスを待つ長い行列に並びながら、きょう歩いたスカイラインを眺めました。
【17:00】
鶴橋で途中下車。焼肉の臭いがプンプンとする辺りで、ギョーザや中華で乾杯しました。
まだ12月も1カ月ありますが、とりあえず今年もお世話になりました。