管球プリアンプ、LUXKIT A3032のリペア作業は続きます。
音量を調節するボリュームがスムーズに回りません。ガサガサと引っ掛かるような感じです。一番よく動かす部分だけに、気になります。取り外して分解修理しました。
特殊な4連ボリュームが使われています。2連が使われることが多いパーツです。合計12ヵ所のハンダを吸い取ってプリント基板から外しました。
ボリュームを分解してゆきます。
元に戻す順序を間違えないように、順に並べてゆきます。
抵抗被膜で覆われたメーンのパーツです。
無水エタノールで丁寧にふき取り、接点復活剤を綿棒の先にわずかにつけて薄くコーティングしておきました。
元の状態に戻しました。回転はスムーズになってました。
後面パネルのコネクタです。ルーターに金属ブラシをつけて磨きました。
真空管の脚も磨きました。左がきれいになった脚です。
真空管を見ていて気が付きました。かつてはTOKYO SHIBAURA ELECTRICだったのです。
ジャンク箱にあった真空管のパッケージ箱です。大きく東芝とありますが、小さく東京芝浦電気と書かれています。東芝と社名変したのは1984年のことです。
わたしが務めた新聞社は、入社当時はカタカナの題字を使っていましたが、カラー化にあわせて漢字表記に戻りました。