「昭和の洋食店のトンカツ」。そんなイメージがぴったりとくる錦市場に近い「富錦亭」で「トンカツ定食」(980円)をいただきました。
昔、錦通りの新京極あたりに「ムラセ」という食堂がありました。わらじのように大きな「わらじカツ」がそこの名物でした。同族がこの店で生き残っていました。
デカいトンカツです。甘いソースがかかっていました。
老夫婦(?)がやっています。頼んでから豚肉に衣をまぶしていたようで、ちょっと待たされました。その代わりに揚げたてでした。
ひと切れとって、その分厚さにも驚かされました。1センチはあるでしょう。サクッとした衣と、ジューシーな肉が口いっぱいです。
つけあわせのスパゲティーも、ドサリとついています。
黙っていると炊き込みご飯です。
7種盛りのフルーツです。ちょっと薄いのもありますが、それぞれの味はします。
トンでもビーフでもチキンでも。どれでも980円です。
相席前提の長いテーブルが2脚の細長い店です。
前に客が座ったらどうしようかと、ちょっと不安になりました。でも11時半ごろに入ると一番乗り。最後まで他の客はありませんでした。
富錦亭(ふうきん亭)
075-241-2378
京都市中京区富小路通錦下ル601
錦市場を抜けて帰りました。