紅葉のリトル比良 タフな縦走

 比良山系の北端にあるリトル比良の縦走路を山友6人で歩きました。13キロほど。高低差1000mにしては、十分に歩き応えがありました。
 大きなピークが4つ。その間にも激下りなダウンアップもあり、汗をながして登ると雄大な眺めも。びわ湖を終始、眼下にするようなルートではありませんでした。
 それでもあちこちで出くわす紅葉や黄葉、そして真っ青な空に感嘆の声をあげました。


 【2022/11/19 07:56】
 JR湖西線・北小松の駅前駐車場に車2台で集合しました。 

 良い天気でした。まだ早朝のガスがかかる向こうが、最初に目指した滝山です。

 楊梅の滝を見上げます。

 紅葉の向こうに滝はあります。

 ゴツゴツとした岩がむき出しの道です。コースの大部分がこんな歩きにくい道でした。

 楊梅の滝が頭を見せています。

 元気な5人に、わたしは引っ張ってもらいます。

 紅が混じる滝山です。

 黄色い葉が素敵です。

 太陽が透けます。

 水量の多い渡渉もありました。わたしは不覚にも足を滑らせて、ドボン! 片足が浸水しました。

 【10:18】
 尾根筋の寒風峠に到着です。
 名前通りに向こうから冷たい風が吹き抜けて、汗が一気に冷やされました。

 しばらくはのんびり歩ける稜線です。視界はありません。

 不思議なオブジェです。さっそくよじ登り、またがって「ハイ、ポーズ!」。

 最初のピーク、滝山(703m)に到着です。

 「駅まで約5時間」の表示に、「そんなにあるの」とため息が。

 林道と交差して、また登りです。

 【11:54】
 岩阿沙利山です。岩阿砂利山とも書いて「阿」は読まずに、「いわじゃりやま」です。ここで昼飯にしました。

 わたしは山専ボトルの湯をそそいだカップヌードルです。

 汁気のあるものが、のどを通りやすいです。

 YAMAPのハンドルネーム「りん あすか」ですっかり知れ渡ったM子さん手作りのデザートが、三角点を制覇しています。
 紅茶に白桃のケーキです。

 いただいたチョコの包み紙です。胸から下げたバッグに入れてましたが、カメラを取り出すたびに落っことして、「一緒に帰ろ」とアピールしました。

 大きな岩が転がって?います。

 ライオンか何かが大きな口を開けているような。

 名前はないのでしょうか。

 【13:25】
 絶景のオウム岩です。SNS用にガッツポーズの記念撮影です。

 はるか向こうは、比良山系に盟主、武奈ヶ岳でしょう。

 関西百名山の蛇谷ヶ峰の風格ある姿です。

 びわ湖から赤坂山、函館山などの山系が連なります。最高の眺望です。

 【14:18】
 最後のピーク、岳山を越えました。これで登りはなくなりました。ただし、長い下りが続きます。

 石像が祀られています。

 見晴らしの良い斜面でティータイムとしました。

 M子さん作のケーキを、おいしくいただきました。

 びわ湖が眼下です。向こうに伊吹山がかすんでいます。

 今にも何かを語りかけてきそうな老木です。

 「弁慶の切石」です。弁慶が一刀両断したのでしょうか。

 大きな石灯篭がびわ湖を見下ろしています。
 近くに岳観音という寺社の廃墟がありました。

 リンドウがつぼみを膨らませていました。

 賽の河原まで下ってきました。

 地蔵さま脇の石柱が笑わせます。「左 山」。その通りではありますが、あまりに大雑把ではありませんか。

 獣除けのゲートをくぐり、長いルートは終わりました。

 【16:33】
 時計とにらめっこして早足で近江高島駅にたどり着きました。ジャストの電車で車を駐車しているひと駅先の北小松まで戻りました。

 【18:02】
 車で10分ほどの「天然温泉 比良とぴあ」で汗を流し、軽い食事もいただきました。ノン・アルコールですが、風呂あがりの冷えたビールが最高でした。
 すばらしい一日でした。山友のみなさん、ありがとうございます。