2003年8月1日から3日まで、「どたぐつ3」のメンバー8人が、北アルプス・焼岳(日本百名山)に登り、中の湯温泉でくつろぎ、上高地散策を楽しみました。その写真集です。
(Photo by 鎌田、佐藤、原、田谷)
8:31
JR京都駅に集合。天気も良好。レンタカーに乗り込んでさあ出発
10:46
夏休みとあって名神は混雑していたが、一宮JCTから東海北陸道に入るとクルマはグッと減った。長良川SAでちょっと休憩
12:07
廣田と田谷が交代でハンドルを握った。名神・京都南ICから東海北陸道・飛騨清見ICまで246キロ、3時間ちょっと、高速料金は5550円
12:46
高山市内でガイドブックにのっていた高山ラーメンの「板蔵」へ。名物ラーメンはしょう油の色が濃く、ナルトがはいり、ネギも白い関東風だった
14:23
せっかちなわたしの提案で計画を変更して新穂高温泉に直行。駐車場に車を置き、すぐにロープウエーに乗り込む
廣田とわたしのザックは別料金を徴収された。それでも1500+300円で標高2156メートルの西穂高口駅まで運んでくれる
14:27
第1ロープウエー終点の鍋平高原駅から、第2ロープウエーのしらかば平駅に向かう
時間が遅いためか空いており、待ちなし
14:51
みどりちゃんが、ストックの代わり(?)にもってきたメロン。なぜ「代わり」なのかは、説明を聞いて納得
荷を軽くしようと、よく熟れたのをスイカのように切って胃袋に収める
15:40
樹林の中の道を行く。蒸し暑い
16:14
西穂山荘の手前にはクルマユリが咲いていた
16:15
西穂山荘に着いた。ガスがかかり、視界は不良。時間があれば独標くらいまで行きたかったが、断念する
16:52
これさえあればどこでも天国。なにはともあれ生ビールで乾杯。1杯800円ナリ
最近はアルプスの稜線でも、ジョッキを傾けることができる
18:24
西穂山荘の夕食。昨年の富士山の山小屋ほどではないが、「中の下」といったところか
18:25
時間になれば食堂に行けばよい。テント担いで自炊の学生時代と比べれば雲泥の差
18:55山荘前で暗闇のティーパーティー
マイボトル、要するにポケット瓶から手を放さなかったのは…
「ソフトクリーム(500円)と同じ値段や」と地酒に手を伸ばしたのは…
同じ夜に、東京・八王子の鎌田宅で出番を待つバーボン
前泊の佐藤の胃袋の中にこれ以上蒸発しないようにと、決意を込めてしっかりと封がされている。なくならないようにと、コルク栓も一緒にはいっている
4:42蒸し暑くて寝苦しい夜が明けた。残念ながら西穂山荘からはご来光は仰げない
4:52
「おはよう」「きょうは天気よさそう」と表情が和む
4:55蒸し暑くて、掛け布団も毛布もはねのけたが、3人でふとん2枚
シーズン・インの山小屋としては、空いていたほうか
5:37
まさに「笠」の格好をした笠ケ岳が、穂高の陰から抜け出して頭から明るくなる
6:02
さあ出発。近くの丸山(2452メートル)まで登ることに
6:16
右下にこれからたどる稜線が続く。雲がからんでいるのが焼岳。はるかに乗鞍岳が
6:16
西穂のピークがそびえる。次々と登っていく人たちを横目に「せめて独標まで行く時間があれば」。後ろ髪を引かれる思いで今回はここでUターン
6:27
笠ゲ岳をバックに記念撮影
6:37
ウッディーな広いデッキがある西穂山荘の先に、これからたどる道が。それほど悪路とは想像していなかった
6:58
焼岳と上高地の分岐
焼岳に向かう登山者はほとんどいなかった
7:37
前夜来の雨で道は池に、急坂ではスリップの連続。「えらい道やな」とぼやきながらの一服
7:40
「森の精」が舞っているような
8:06
槍見台から振り返っても、ついに槍は見えなかった。残念
9:01
ニッコウキスゲが鮮やかに咲く
9:59
予想外の悪路を下って焼岳小屋に到着した
とりあえず先が見えた安堵からか、笑みもこぼれる
10:08
上高地から登ってきた男性が、原の前にスタスタと歩み寄って尋ねた。「道、そんなに悪いんですか。スパッツしたほうがいいですかね」。たしかに足元の汚れ具合ではだれにも負けていなかった
10:21
さあ、焼岳頂上まであとひと登り
10:27
反対側の中の湯温泉から登ってくる佐藤、鎌田と携帯電話で連絡を取り合う。コースタイムを知らないふたりに「あと1時間ほどがんばれば山頂」と激励をこめて
10:33
焼岳展望台に咲いていたリンドウ
10:38
黄色く小さなアキノキリンソウが一面を覆っていた
10:40
すっかり????な、おじさんになりました
5時すぎに東京・八王子の鎌田宅を出発したふたりは、中央道を150キロで吹っ飛ばして中の湯温泉へ。そこから脅威のペースで登ってきた
10:41
登山と言うよりはゴルフといういでたちに、いつもの帽子姿
11:42あれに見えるは、往年の健脚コンビ?
いやいや、あのゆっくりとした歩みは、天の(田谷の)声に導かれし従順な羊たちかな
11:59焼岳のコル
こんな時間に山頂で出会えるとは思っていなかった。わたしは帽子をかぶっていなかったが、ふたりのがんばりに脱帽
12:15
コック帽をすっぽりとかぶったコック長の指示に従い、ミネストローネの鍋がこぼれないように支える。あたりに漂う「ムトウハップ」(そんな薬があったでしょ)のような硫黄の臭いにも負けないような、おいしそうな匂いが
12:17
2400メートルの稜線で、ピクニック気分の豪勢でにぎやかな昼食。通り過ぎる人たちをうらやましがらせる(?)
12:32
「ねー! みんなこっち向いてよ! 私の作ったミネストローネ、そんなにおいしくないの?」
食べるのに夢中になってるだけです。「失敗したらミナステヨーネなんていってすみません」
13:05
山頂の北峰は、コルから岩場を少し登ったところにある
13:10
「なんで4人そろって笑いながらこっち見てるの? そんなにお腹出てるの、おもろいの?」
13:12
元気に先陣を切る佐藤
岩の割れ目から噴煙があがり、真っ黄色に硫黄がこびりついている
13:16
噴気孔から硫黄の臭いが漂ってくる。北アで唯一の活火山であることを実感する
8人がそろって頂上に立つことができた。満足!!
13:36
岩場を下る
13:50
エメラルド色に輝くカルデラ湖。南峰はいまも立ち入り禁止のままだ
13:51
南峰との鞍部を行く。左に下るのが中の湯温泉への道
13:55
振り返ると、青空をバックに溶岩でできた荒々しい頂上がそびえる
14:43
中の湯温泉への新旧ルートの分岐。ここからふたり1時間ほどで登ってきた。下りは1時間20分ほどかかる
18:45
ずらりと料理が並ぶ。鯉の洗いにイワナの塩焼き…と食べきれないほど
18:46
ビールをおいしく飲むために、思いっきり汗を流してきた。ひと風呂あびて最高の瞬間
18:56(鎌田) すっかり気分良く酔っ払ったお父さんは、—–。
なんーか、変なおじさんみたい!(鎌田談)
18:56
(佐藤)
18:57
(田谷)
18:57
(阪本)
18:57
(上村)
18:57
(吉本)
18:58
(廣田)
18:58
(原)
20:58
鎌田がもってきた、学生当時の写真をさかなに飲み始める
1回生の秋、千光寺ユースホステルで撮影した全員集合の記念写真をみて、全員の名前を思い出す。でも「4次元はどこにいる?」
盛り上がる、盛り上がる…
22:03
まだ、やってる
思い出話はいつまでも尽きない
5:00
部屋の窓から臨む明神岳から前穂にかけての稜線
朝湯につかり、いい気分
7:08
朴葉味噌がついた朝食。体を動かした翌日だ、うまい
7:08
おかわり、ちょうだい
8:10晴れ上がった空。最高の日和になった
それはいいのだが、このスロープを上り下りするのが苦しい
8:22
やはり温泉はいい
いずれは、「山はいい、温泉だけでいい」と言い出すのだろう
9:16一度は入ってみたい憧れの上高地帝国ホテル
ロビーにはいろうとしたが、ズラリとならんだホテルマンに阻まれる
9:19入れなかったホテルを横目に焼岳を見上げる
9:20
まだ元気です
9:23
懐が豊かなおふたりは「今度は泊まりにこようね」とわれわれを無視して約束しあっていた
1泊3万5000円でしたっけ
見る角度によって、焼岳は表情を変える
花の名前はわかりません
これはアザミです。それくらいはわかります
9:31
田代橋を渡る上高地ツアーご一行さま
9:32
梓川の向こうに穂高の連山が連なる
9:45
ウエストンの碑を横目に、「こんな川、昔から流れてたかなあ…」
視線は自然と焼岳の方を向いてしまう。これからも上高地にやってくると、あそこに登ったと自慢するんでしょうね
9:53
「恩師、足は大丈夫ですか? 肩でもおもみいたしましょうか」の図
9:59
「どたぐつ3」改め「恩師を囲む会」なんて失礼、いや的を得たことを、だれが言い出した?
そのうえに「恩師を偲ぶ会」にならなくてよかった、とは…
10:06
おばさんふたりは、川に桃の皮を剥きに行きました
向こうから水鳥が様子をうかがっていました
10:17
梓川を背にして、のんびりと昼食
桃にグレープフルーツ、チーズにカキの燻製、パンにクラッカー、もちろんコーヒーもついた豪華版
、
10:22
フルーツたっぷりのランチ
11:11
岳沢から奥穂
11:07
河童橋にて
けっしてお腹の出具合を競ってるわけではありません
11:15
観光客でにぎわう河童橋。こんなに晴れ上がった穂高を見上げたのは初めてだ
11:40
五千尺ホテル前のテーブルで、参加できなかった仲間にあてて寄せ書きをした
村田、西山、奥田ちゃん、中尾ちゃん、眞子ちゃん、来年はぜひともいっしょに!