キース・ジャレット 懐かしの「ザ・ケルン・コンサート」を聴く

 キース・ジャレットのピアノをCDで聴きました。懐かしの「ザ・ケルン・コンサート」です。30~40年前にカセット・テープにダビングして、何度も何度も聴いていました。音源は何だったかも記憶にはありません。CDは先日、アマゾンで中古を買いました。
 1975年1月24日に、独・ケルンのオペラ劇場でライブ録音された完全即興のソロ・コンサートです。まだLPが全盛だった時代です。
 耳に馴染んだフレーズが蘇りました。時にうなり声が混じり、床を踏む音まで入ってます。
 こんな音だったとは思いますが、ちょっと金属質にも聞こえます。
 気になって、このところの愛聴盤であるアリス=紗良・オットのCD「NIGHT FALL」に替えてみました。これは安心してピアノの音が聴けます。1か月余り前に、ベルリンのフィルハーモニーで生を聴いたばかりです。まあ、ライブ録音とスタジオ録音、さらに録音年代の差ということにしておきましょう。
 CDを久しぶりに聴いたのは、プレーヤーが新しくなったからです。といっても20年ほど前の「DENON DCD-1650AZ」です。それなりの銘器でした。「ジャンク品(動作不良)」というのを、ヤフオクで格安で2台落として、1台をドナーにして合体修理しました。正確な測定はしていませんが、機嫌よく回っています。 

 キース・ジャレットは、クラシックの正統派演奏でも聴かせてくれます。
 J.S.バッハの「平均律クラーヴィア曲集」の第1、2巻(各2枚組)もあります。時間をみつけてゆっくりと聴きましょう。