ウィーン北郊のカーレンベルクの丘から下ってくると、一面、ブドウ畑が広がります。彼方にはドナウの流れと「第3の男」の観覧車があるプラターが。そして、ウィーンの市街からシェーンブルン宮殿までが見渡せました。 (2005/05/17)
ホイリゲでのんびりと
グリッツイングにあるホイリゲ「Zum Martin Sepp」です。キノコ料理が人気という店ですが、季節はずれのうえ、さすがに昼前からここにくる客は少なかったようです。それでも頼みました、「ワインを」と。
新酒のワインを飲ませてくれる酒場です。料理は、店内のウインドーをのぞいて、「これ、とあれ」と指さすだけです。
こんな時間から酔っぱらって、最高です。
ちなみにお代は-
店内でもらったのが右の精算書
ブタの焼き肉 32eur/kgの肉を1切れもらって172g、5.5eur
添え物(小)×2 ブロッコリーとポテトを頼みました 1.5*2=3eur
サラダ(大) 生野菜などを大皿に盛りました 6.9eur
これに野外のテーブルで頼んだワインが2つ。これが手書きの精算書にある4.40eurで合わせて19.8eur、日本円にすると2800円ほどになりました。 (2005/05/17)
ベートーベンの散歩道
ベートーベンが「田園」の曲想を得たという小川が流れてます。
Beethovengung
いまでは、すぐ近くに住宅があって、その小川も下水が流れ込んでいるのか、ちょっと幻滅の風景でした。当時は、馬車に揺られないとやって来られない田舎だったのでしょうが。
雰囲気はわかりました。もうちょっと坂を下れば、あのホイリゲです。
(2005/05/17)
マロニエの咲くころ
和名はセイヨウトチノキ。パリなどの街路樹で知られてますが、花を見たのは初めてです。遠くから見ると、白っぽい房が上向きについているようにみえますが、近寄るとちょっとピンク色の花弁が可憐でした。あちこちで見かけましたが、写真はウィーン郊外のカーレンベルクの丘です。 (2005/06/17)
馬にも食われず
旧東ドイツ製のトラバントがまだ健在だった。パタパタと空冷エンジンも騒々しく走っているのもみた。
10年ほど前、ドイツに行ったとき、「あれはボール紙でできている。いなか道に駐車してたら、ウマに食べられてしまうそうだ」とバカにしたように話を旧西ドイツの男性から聞いたことがある。
日本人が、3万円で買ったトラバントを日本に運んだら、運賃だけで30万円もしたそうだ。蓼食う…ではないが、ファンもいるんだ。 (2005/05/16)
リストは怒っている
「ほれほれ、そこの人、もっと静かに」。きっとリストは怒っているはずだ。
像の礎石はめくれあがり、「こんな人、知らない」とばかりに、すぐ横までカフェーのテーブルが。遠来の観光客が記念撮影するスペースもないとは。
ウィーンでは、音楽家はもっと大事にされていた。市民公園のシュトラウスも、中央墓地のモーツァルトにも花輪があった。それなのに、ハンガリー人としては一番有名なはずのリストもコダーイもこのありさま。世界に自慢できる観光資源でもあるはずなのに。 (2005/05/16)
やっぱりコダーイは泣いている
コダーイ記念館は祝日で休館ということは知ってました。それでも行きました。
地下鉄に「コダーイ・ケレンド(広場)」という駅があります。そこまでの乗車券を買おうと自動販売機に紙幣を入れてもいうことをきいてくれません。何度も失敗して、通りかかった女性に助けを求めましたが、ちょっと試しただけで「ダメみたい」みたいなことを言って行ってしまいました。ウィーンのおばちゃんは、ものすごく親切だったのに。
次の駅まで歩いて、再び試しましたが、またもダメ。話に夢中のおじさんに聞いたら、「あっちに券売所があるよ」とそこから見えない角の向こうを指さしました。1回乗車券は160フォリント、日本円にして80円ほどです。
やっとたどり着いた記念館。それなのに、みるも哀れ。入り口は朽ち果てた建物からの落下物に当たらないように、材木の覆いが。あまりのみすぼらしさに唖然とし「これでは開館していても、展示もしれているね」。まだまだハンガリーは、共産時代から抜けきってないみたい。 (2005/05/16)
コダーイは泣いている
王宮の庭のコダーイ像です。
ゆっくりくつろいでいるようですが、まわりにはフェンスが。工事中の庭園の片隅に、忘れられたように置かれてました。
「母国語であるわらべうたや民謡から音楽教育をはじめなければならない」というコダーイ・システムという音楽教育法は、日本にも信奉者がいます。わたしの奥さんも。
それなのに母国・ハンガリーではどうなっているんでしょうか。気にかかります。 (2005/05/16)
だれでも絵はがき
だれがとっても絵はがきになります。
王宮の丘から見下ろすドナウです。向こうには国会議事堂とマルギット島が。
ウィーンからバスで行く現地ツーリストの1日ツアーは、ブダペストまでは英語ガイドだけだが、到着すると日本語ガイドがついてくれる。
九州の大学で1年間だけ日本語を学んだという30歳くらいの男性ガイドは、びっくりするマルチリンガル。ハンガリー人だが、生まれはルーマニアで二重国籍。「ハンガリー語はフィンランド語と似ている」という。ドイツ語、フランス語、英語に、「イタリア語とスペイン語も、よくしゃべれないけでわかる」とペラペラと日本語で説明してくれる。頭の中はどうなっているのか。
「ぼくは数学専攻で、日本では格闘技を学んで卒論を書いた。弟は小さいときから政治家志望で、今はルーマニアの政権党の副党首をしている」とか。きっと、ものすごいエリートなんだ。 (2005/05/06)
ハンガリアン”狂”詩曲
これどもちゃんと音楽になってるんです。すばらしい。
みてください、バイオリンのおじさんの楽器の方向を。肩当ては何のためにあるんでしょうか。それでもa線だけで「うんちゃ、うんちゃ」とリズムをとってました。
写真を撮らせてもらったお礼に、フォリント硬貨をバイオリンケースに入れてきました。 (2005/05/16)