和歌山 多田屋の黄そば定食

 「熊野九十九王子を往く」の10回目は、2日続きの急激な歩行が応えたのか、左足が痛くなりました。印南から切目まで5キロも歩いてませんが、ギブアップとしました。
 JR和歌山まで戻ってきて、できるだけ歩かなくてすむところと駅前のみその商店街へ。派手な幟が目についた「多田屋」ののれんをくぐりました。
 「黄そば定食」(560円)です。黄(きぃ)そばとは、中華麺のことです。それをうどんなどの和風だしでいただきます。
 JR姫路駅の「えきそば」が有名です。わたしが勤めた大阪・なんばの会社近くの古くからの食堂でも、定食にスープでもプラスする感覚で出てきました。和歌山でも人気のようです。

 定食を頼んだのは、実は仕上げ。生中からスタートしました。

 とりあえずのジャコおろしです。

 ブリの刺身は、脂がのってます。

 昼飲みを楽しむ客もちらほらでした。夜はにぎわうのでしょう。

 紀州定食がどれも560円とは、今どき、素晴らしいです。

 多田屋
 050-5595-2019
 和歌山市美園町5-11-18

 帰宅後、整形外科で診てもらいました。レントゲン検査の結果、膝の軟骨がすり減ってますね。ということでヒアルロン酸の注射をしてもらいました。しばらくリハビリに通います。「痛くなければ山へもどうぞ」ということで、ひと安心です。

和歌山・御坊 「フィッシュテラス はし長」のおすすめ定食

 きれいな入り江の海岸線の向こうに看板が見えました。
 「熊野九十九王子を往く」の9回目は、紀伊内原から道成寺に参り、海岸線を印南まで24キロほど歩きました。
 そのルート上で楽しみにしていた昼飯です。ちょっと張り込んで勧められるままに「おすすめ定食」(2400円)です。
 イサキの姿造りをメーンにさざえ、そしていかなど3種盛りです。

 シコシコとかみしめると、磯の香りが広がります。

 食べきれるかなと心配になるほどの造りです。でもみんな、おいしく平らげました。

 半袖Tシャツ1枚で歩くほどの暑さでした。喉がかわきました。歩きの途中に大丈夫かなという不安を、飲みたいが上回りました、

 窓の下は、青い海です。

 すぐ横に広いいけすがあります。ここの魚をすくいあげて調理してくれたのです。

 車でやってきたのなら、土産にしたい魚がいっぱいです。

 フィッシュテラス はし長
 0738-29-2468
 御坊市名田町野島2368

 今夜も御坊泊です。ホテルの窓の下を、日本一短いローカル私鉄、紀州鉄道が走っています。
 「カン、カン」と遮断機の音がするたびに、窓に駆け寄ってカメラを構えてしまいます。

三田 かごの屋三田ウッディタウン店のらんまん弁当

 三田にある地域FM局・HoneyFMで7年半もの間、週一で放送されてきた「やまよもやまばなし」が最終回を迎えました。パーソナリティーを務められてきたFさんは、いくつもの山を一緒に登っている山友です。ゲストは、これまた学生時代からともに山に登っているSくんでした。ならばと、三田まで車を走らせ、フラワータウンにあるサテライト・スタジオで応援しました。
 放送後のランチは、かごの屋三田ウッディタウン店でFさんを囲んで「らんまん弁当」(1980円)をいただきました。

 お造りに枝豆の天ぷらなど、上手につくられていました。

 コーヒーも頼んで、山の思い出話なんかが尽きませんでした。

 かごの屋といえば、1階駐車場、2階店舗のイメージですが、ここは広い駐車場を前にした平屋でした。

 かごの屋 三田ウッディタウン店
 兵庫県三田市すずかけ台3-2
 079-553-0886

 「やまよもやまばなし」の生放送を、かぶりつきで見学させてもらいました。

 動画も撮影しました。

 記念撮影した応援団ら5人は、2週間ほど前に一緒に立山に登ったメンバーです。

 「やまよもやまばなし」(最終回)は、HoneyFMのHPで録音を聴くことができます。

和歌山・湯浅 湯浅米醤のおむすび定食

 9年ぶりに熊野街道・紀伊路の続きを歩き、ゴールはJR湯浅でした。
 駅前までやって来ると、おしゃれな建物がありました。湯浅駅の旧駅舎をリノベーションして、今年5月にオープンした食堂・物販の「湯浅米醤」でした。
 食堂のメニューは2択で、「おむすび定食」(950円)にしました。おむすびは具材が10種。焼きあじ大葉ともう一つを迷いました。「お薦めは?」と若い女性店員に聞くと、「きょうは茎わかめの佃煮ですかね」。「じゃ、それ」となりました。
 炊き立てほかほかのおいしいご飯です。最近流行の強く握っていない、ふんわりむすびです。たっぷりと具が詰まっていて、こりゃうまい!

 おこげのせんべいもついてきました。バリッとしたおこげは、噛むほどに甘さが染み出てきます。

 地元・有田川町の地ビール、ソラチプライム(750円)もいただきました。飲みやすくてフルーティーなビールでした。

 3つのビールが並んでいました。
 NOMCRAFT BREWING / ノムクラフト
 和歌山県有田郡有田川町長田546-1

 駅の待合室の雰囲気を残すスペースで、切り株をテーブル代わりにいただきました。

 こちらが食堂ですが、お好きなところでお食べくださいとのこと。駅ホームの横にデッキ席もありました。

 ショップもあります。湯浅といえば醤油です。いろんな醤油が並んでいました。玉子かけご飯用もあり、ちょっと気になりました。

 湯浅米醤
 070-9133-0737
 和歌山県有田郡湯浅町大字湯浅1075-2 JR湯浅駅

富山 白えび亭の白えび天丼

 旅の思い出は「食」からスタートです。
 山仲間に誘われて9、10日、立山に登りました。久しぶりの3000㍍峰でした。直前の台風接近でスケジュール変更などありましたが、予想に反して好天気。剱はもとより、槍、後立山、富士山と大パノラマを満喫しました。
 JRサンダーバード、新幹線と乗り継いで富山に着きました。駅ビルの「きときと市場とやマルシェ」に入って最初に目についた「白えび亭」で
昼飯にしました。頼んだのは当然ながら「白えび天丼」(1290円)です。

 白えびは富山湾の特産で、「海の妖精」とも呼ばれます。淡白な甘みと、ほんのりとした海の香りが口いっぱいに広がりました。

 タラの芽や赤かぶも添えられていました。

 ガリ(新生姜の甘酢漬け)がテーブルに置かれてました。

 細く切った昆布が混ぜ込まれてました。「昆布がり」という富山の特産品でした。
 酒の肴になりそうなまろやかな味に仕上がった生姜でした。 

 「白えびせんべい」が1枚、ついていました。デザートにいただくと、こちらもほのかな白エビの香りがするせんべいでした。

 ホタルイカにブリと、どれも食べてみたい海鮮が豊富です。

 白えび天丼専門店 白えび亭
 富山市明輪町1番220号 JR富山駅 きときと市場とやマルシェ
 076-433-0355

青春18 金沢のうまいすし、カミーノ仲間との再会

 青春18きっぷの旅も最終回(5回目)となりました。来年3月には北陸新幹線が敦賀まで延伸します。となると、青春では行けなくなる金沢に、うまいすしを食べに出かけました。
 YouTubeで調べると、金沢駅近くの回転寿司で「おいし~い!」と、独りでゼロ4つ近くも食べておられるチャンネルもありました。わたしは、普通オンリー利用の青春にふさわしい「おいしくてリーズナブルな店、教えて」と、金沢にお住いのカミーノ仲間のK氏に尋ねました。
 「ご一緒しますよ」と車で案内していただいた「海天すし金沢元町店」です。「本日昼十貫膳」(1998円)のセットを頼みました。
 ふぐの白子、甘エビよりおいしいといわれるがす海老・・・と地魚を中心に並びました。どこで揚がったのかわからないようなマグロはいません。

 天ぷらも、さりげなくうまいです。
 下に隠れているエビの殻のかき揚げのようなのが、サクサクと最高でした。

 もちろん生もいただきました。ドラーバーを務めていただいたK氏はノンアルで申し訳なかったです。

 こんなのが1貫づつ並んだのですから、贅沢です。

 海天ですが、回転はしてません。チェーン展開しているようです。

 海天すし 金沢元町店
 金沢市元町2-157-1
 076-253-4483

 ひがし茶屋街の近くにあるK氏の祖母の家です。赤壁が素敵です。
 ここにK氏が「カフェくわじま」をオープンされたのは、2016年のサンティアゴ巡礼路のフランス人の道で出会った直後でした。
 

 K氏も、わたしが5-6月に歩いたポルトガルの道に行く計画を立てておられます。先輩ぶって、あれこれと講釈をたれてきました。

 K氏のFBにいつも登場する「あうん堂」にも立ち寄り、ネットの世界から抜け出して師匠ご夫妻ともお会いすることができました。

 短い時間でしたが、車で案内してくださいました。
 卯辰山から見下ろす市街です。

 「冬のソナタ」さながらのメタセコイア並木です。

 秋は色づき、冬には真っ白になるそうです。

 近江町市場ものぞきました。加賀野菜のレンコンが並んでいました。

 解禁になったばかりの底引きで揚がった甘鯛なんかが並んでいました。

倉敷 常衛門食堂のおまかせ定食

 倉敷で大原美術館を見学し、川舟にも乗船して、さて昼飯です。こじゃれたカフェは、いくらでもあります。でも足を止めたのは、昔の町の食堂風の常衛門食堂でした。
 「おまかせ定食」(1200円)は、昨日はポークカツでした。小さな皿に、キャベツやマカロニとともにあふれんばかりでした。大きな皿におしゃれに盛ったカフェ飯との違いを強調しているようでもありました。

 厚さは1センチほどあろうかという分厚いポークです。ソースの海にたっぷりとくぐらせていただきました。

 奥さまのカニコロッケは、まるでアンパンでもあげたように真ん丸です。固形物はほとんどない柔らかいホワイトソースが詰まっていました。

 セルフの冷たいお茶を飲みながら、背の低いちゃぶ台で待ちました。

 1階でメニューを決めて先払いします。

 2階の和室でいただきました。隣には板張りの間もありました。

 広い庭がある一軒家がそのまま食堂になってます。

 細い路地の前に、消えかけた「食堂」の看板と、メニューがかかっているだけです。
 美観地区の入り口近くにあります。

 常衛門食堂
 086-454-7616
 岡山県倉敷市阿知2-22-2

福山・鞆の浦 鯛亭の鯛造り定食と対潮楼

 福山には昼すぎに着きました。大阪から車で3時間ほどでした。昼飯は、鞆の浦まで走って「鞆の浦 魚処 鯛亭」でいただきました。
 ここまで来ればタイです。迷うことなく「鯛造り定食」(1600円)です。
 そして、あたり前のことながらプリプリのタイです。

 こんな肴で一杯できたら最高なんですが、車でした。

 奥さまは「鯛茶漬」です。
 コンロで熱々の出汁を注ぎます。ご飯の上のタイが色づきます。横からひと口、いただきました。

 休日などは行列覚悟の人気店のようです。雨の平日で空いてました。

 鞆の浦 魚処 鯛亭
 084-982-0481
 広島県福山市鞆町鞆550-4

 雨が降ってましたが、福禅寺 対潮楼を見学しました。
 客殿からは、雨に煙る仙酔島や弁天島が浮かぶ鞆の浦の素晴らしい眺めを、まるで額縁越しに一望することができます。

 対潮楼は江戸時代の朝鮮通信使のための迎賓館として使われ、「日東第一形勝」と称賛されました。

 太平洋戦争で使われた望遠鏡が置かれていました。

 のぞいてみると(カメラをあてると)弁天島に立つ弁天塔がくっきりと見えます。

 観光船が瀬戸内に島々を巡ります。

 福禅寺 対潮楼
 広島県福山市鞆町2

青春18 関西の6つの「盲腸線」を全踏破

 JRに盲腸線と呼ばれる路線があります。あってもなくてもよい臓器といわれた盲腸(虫垂)に例えられた、短い行き止まり路線です。
 大阪近辺には終端駅(ターミナル)をもつ路線が6つもあります。盲腸線に厳密な定義はないです。でも、関西空港やUSJへのアクセス線だったり、私鉄との接続線だったりと、そう呼ぶにはふさわしくない路線だったかもしれません。
 兵庫からひと駅の和田岬線も、行ってみると通勤客で大混雑していました。
 一筆書きの「大回り乗車」では乗れなかった未踏の路線もあります。あえて「盲腸線」とみなして青春18きっぷで全踏破しました。

 左上は紀勢線の終点、和歌山市です。関西空港線の関西空港では、南海の「鉄人28号」(特急ラピート)と隣り合わせです。羽衣線の東羽衣は、南海・羽衣と接しています。
 左下は関西線の終点、JR難波です。桜島線の桜島は、一つ手前のユニバーサルシティでほとんどの客が降りて、閑散としています。和田岬線の和田岬は、ここは盲腸かと思っていましたが…。

 【2023/08/08 08:13】
 青春19きっぷに4つ目の検印をもらいました。
 3回目は、奥さまが篠山口まで往復乗車しました。ダンピングの2000円でリセールしたのです。

 まずは和歌山を目指しました。
 大阪から紀州路快速に乗りました。世の中は台風接近で警戒感が強まってましたが、われ知らずです。

 地元・島本から2時間36分(乗車時間は2時間6分)かかってやっと和歌山です。
 大阪も、東北の隅から南西の端を通り越すまで、ずい分と広いものです。

 紀勢線の和歌山市行きに乗り換えます。
 紀勢線は三重・亀山から紀伊半島をぐるっと回って、終点は和歌山市です。和歌山は通過駅ですが、きのくに線の始点ではあります。

 3両連結のワンマン運転です。途中でひと駅停車して7分で和歌山市に着きました。
 南海・和歌山市のホームの1面を借りた借家駅のようにも見えます。左には、ブルーとオレンジのラインが入った南海が止まっています。
 この時間帯は1時間に1本しか走っていません。すぐに折り返す同じ車両に乗りました。

 和歌山市を出発したところで、最前部から線路を注視していました。南海からの渡り線があるはずとふんでいました。
 的中しました。左の南海から入ってくるポイントがありました。
 わたしは学生時代、南海・難波から「急行きのくに」に乗って南紀・周参見に旅した覚えがあります。南海から国鉄(当時)に相互乗り入れする直通列車が走っていたのです。懐かしい国鉄ツートンカラーの気動車でした。
 渡り線が当時のものかは不明ですが、昔の記憶がつながりました。

 和歌山に戻ってくると、隣の和歌山電鉄のホームからうめ星電車が発車しました。人気のたま電車など、おもしろいラッピング電車が走っています。

 阪和線を日根野まで戻り、関空快速に乗り換えました。
 この駅で関空快速を紀州路快速が切り離されます。

 関西空港で途中下車しました。

 国際線の発着する第1ターミナルとは反対側のエアロプラザに行ってみました。

 再び折り返しの関空快速に載って、鳳で途中下車です。ここから通称・羽衣線が出ています。正確には阪和線の支線です。

 わずか1.7kmで東羽衣に到着です。

 目の前を南海の高架路線が走っています。左にちょっといけば南海・羽衣です。
 この高架の下に踏切がありました。その踏切が、南海と阪和電鉄(現JR阪和線)とのし烈な海水浴客争奪の舞台となりました。
 南海が開発した浜寺海水浴場に、山側を走っていた阪和が支線(現羽衣線)を敷いて乗り入れました。南海側は、この踏切を長時間、開けず、客が阪和に流れるのを阻止したという話が残っているのです。

 鳳まで戻ると、構内に「麺家 鳳」がありました。あちこちの駅にあるJR系の駅うどん・そばの店です。
 「冷かけとろろそば」(480円)にしました。

 ギンギンに冷した出汁が、喉を滑りました。ほっとひと息つきました。

 店は真ん中で仕切られており、駅の内外から利用できるようになってました。

 麺家 鳳
 072-272-3191
 堺市西区鳳東町1-125 JR鳳駅構内

 阪和線の区間快速に乗って終点の天王寺です。大阪環状線なども走ってますが、阪和線はターミナルです。
 半世紀前に、大学(杉本町)への通学路だった懐かしい風景です。この辺りは当時とあまり変わっていません。

 天王寺から普通に乗り、今宮で大阪環状線と分かれ、やがて地下に潜るとJR難波に着きます。
 地下化される前は湊町で、関西線(通称・大和路線)のターミナルでした。関西線という呼び方は、名古屋と大阪を結んで関西鉄道かからきています。

 ここも懐かしい風景です。左の通路の奥に、わたしが勤めた新聞社の地下入口がありました。

 次は桜島線に向かいます。
 駅の案内板に、USJまでの道順を記したリーフレットが置かれていました。それに従いました。

 新今宮で乗り換えです。キティちゃんがラッピングされた京都行き「特急はるか」が通過しました。

 西九条で桜島線(通称・ゆめ咲線)に乗り換えました。最初の駅は安治川口です。お隣にはJR貨物の同名の駅もあります。
 貨物線は、新しくできた大阪うめきたの地下ホームを通過してここに通じているのでしょう。

 ほぼ満員だった電車は、USJでほとんどの客が降りてしまいました。
 乗っている人は、USJの従業員通用口がある桜島へ向かうのでしょうか。

 桜島は閑散としています。
 天保山に登るため、近くの船着場から渡船で対岸に渡ったことがります。

 突然にビールです。ちょっと休憩です。
 桜島から環状線で大阪へ。新快速で神戸までやって来ましたが、兵庫からでる和田岬線の次の電車が午後4時50分発であることに気づきました。まだ時間がありすぎました。
 元町で神戸餃子でも食べようと、ひと駅戻りました。ところが、駅前の人気餃子店は2店とも休みでした。
 スマホで開いている店を調べて入った「浪花ひとくち餃子 餃餃 元町店」です。

 浪花と名乗って全国展開しているようです。パリッとした小粒の餃子です・

 神戸風にみそだれでいただきました。なかなかいけます。

 浪花ひとくち餃子 餃々 元町店
 神戸市中央区元町通1-11-2
 078-331-3751

 店を出ると、ひと雨あったようで路面が濡れていました。よいタイミングで雨宿りしていたことになりました。

 神戸地下鉄の海岸線で和田岬に向かいました。

 陸の先端の和田岬まで歩くつもりでした。でもまた雨が降りそうでした。
 すぐ近くにJR和田岬がありました。この駅も地下鉄への接続が可能とあっては、盲腸と呼びずらくなっています。

 和田岬発の時刻表です。平日は午前に7本、午後に10本が走っています。ところが昼間は7時間も運転がありません。休日はたったの2本です。

 長いホームです。待ち客はまばらだったホームです。

 それが、午後5時25分発の電車発車が近づくと、ラッシュ状態となりました。

 ひと駅で兵庫です。途中改札の前は、大混雑でした。

 兵庫から普通で神戸へ、そこから新快速で高槻まで、さらに島本へ帰ってきました。1日、JRに乗りまくっていい時間になってました。

青春18 敦賀のソースカツ丼、姫路のえきそば

 「青春18きっぷ」の旅のミッション・パート2は、1本の電車に乗って、敦賀のソースカツ丼と姫路のえきそばを食べに行くことでした。
 関西5府県をつないでJR西の新快速が走っています。その区間なら、当たり前に乗ってますが、全区間を通して乗車したことはありませんでした。
 昼飯の時間も考えて、姫路発、湖西線経由の敦賀行き新快速に乗り、ミッションを達成しました。

 昼飯に敦賀名物のソースカツ丼を食べました。
 敦賀ヨーロッパ軒駅前店の「カツ丼セット」(1210円)です。ドーンと登場しました。カツがはみ出して、丼のふたが閉まってません。

 サクッと揚げたてのカツが3枚が、丼を覆っています。
 それほど分厚くはありませんが、食べ応えがあります。カツそのものには、それほどソースはかかっていないようです。お好みで、テーブルのウースターソースをどうぞということらしいです。

 カツに隠れたご飯に、ソースがたっぷりとかかっていました。
 ボリューム満点です。大食いタレントではないので、カツを食べきるのがせいぜいです。ご飯は残してしまいました。
 ミニカツ丼(カツ2枚)という選択もありました。

 みそ汁、サラダと漬物のセットです。今どき珍しいまっ黄色なタクアンのデカいこと。太い大根がそのまま輪切りです。3口くらいかかりました。

 昭和14年の創業以来の味だそうです。

 午後1時15分、敦賀着の新快速でやってきました。地図をスマホで確認すると、「まもなく営業終了」のコメントです。昼営業は1時半まででした。
 あわてて飛び込むと、「2時まででお願いします」と。最後の客となりました。

 敦賀ヨーロッパ軒駅前店
 0770-22-4640
 敦賀市清水町2-19-1

 姫路の名物は、姫路駅の「えきそば」です。高槻から乗ってきた新快速が着いたホームにある立ち食いの「在来線上り店」でいただいた「天ぷらえきそば」(380円)です。
 あたり前の立ち食い天そばのビジュアルですが、麺が違います。ラーメンにいれる黄そばです。

 熱々をすすります。淡白でクセのない味です。

 「前年祭」ということで、40円引きになってました。

 創業は昭和24年です。わたしと同い年です。来年が創業75周年ということで、その前年でした。わたしも来年は後期高齢者入りです。
 敦賀ヨーロッパ軒よりは10歳若いとはいえ、どちらも老舗でした。

 えきそば在来線上り店
 姫路市駅前町188-1 JR姫路駅 山陽本線 上りホーム