倉敷・えびす通り 「かっぱ」の名代とんかつ

かっぱ1

 倉敷と豚カツがどう結びつくのかわかりませんが、豚カツ店が多いそうです。そんな中からネットで調べた「かっぱ」に行きました。
 頼んだのは「名代とんかつ」(900円)。ライス、みそ汁は別料金です。セットのミニとんかつというのもあるようですが、初めてですのでストレートにいきました。

かっぱ2

 厚さは優に1.3ミリはあります。衣がちょっとかわってます。サクッと食べさせるのではありません。わりと分厚くて、身離れがよいというか、肉から離れてしまいます。トマト系のソースにどっぷりつけて食べるのにはよいです。千切りのキャベツも、おいしく、たっぷりのソースが、きれいになくなりました。
 それにしても「わらじ」ですね。京都に、そんなうたい文句のステーキ屋があったのを思いだしました。

かっぱ3

かっぱ4

かっぱ6

 L字型のカウンターにテーブル席、奥に部屋もありました。

かっぱ5

 隣はカレー店の「カッパ」です。
 かっぱ   地図
 0120-044085
 〒 710-0055 岡山県倉敷市阿知2丁目17-2
 

奈良・ならまち 「PAO」のメキシカンサルサ丼

PAO1

 ならまちまで歩いてきました。
 奈良名物って? お腹が空いてきましたが、適当な店を知りません。
 ここなら来たことがある、と入った「PAO」です。
 メニューをみて「ならまち黒米ごはん」を頼みました。ちょっと遅かったので、「すみません。もうありません」。
 「メキシカンサルサ丼」(900円)にしました。奈良のイメージとは結びつきませんが。

PAO2

 ピリ辛のサルサ、目玉焼き、サラダの下には、黒米が隠れています。ほんの少しでですが、赤飯のような色になってます。

PAO3

 何はともあれ、よく冷えたビールです。ひと息ついてテーブルをみると、「マイ箸」が100円です。常連さんなら、箸をリザーブできるようです。

PAO4

PAO5

 高い天井の上で、扇風機が回ってます。
 井戸も現役で残ってます。

PAO6

 「界(KAI)」という複合ショップの一部です。
 PAOならまち店
 〒630-8337 奈良県奈良市脇戸町12-1

青春18きっぷので食べる 和歌山「元車庫前 ○宮」の中華そばセット

○宮1

 青春18きっぷの残り1回を使って、和歌山にやって来ました。となると「和歌山ラーメン」をはずせません。
 和歌山ラーメンには、2つの系統があるそうです。一方は豚骨系で、代表は井出商店とのことです。もう一方は醤油系です。その代表格のひとつが「元車庫前 ○宮」です。ココまでは、事前にネットで調べました。
 「中華そばセット」(800円)です。よく冷えた生中を飲んでひと息ついていると、運ばれてきました。京都の「新福菜館」ほどではありませんが、黒い色をしています。和歌山ラーメンの必須品かと思っていたナルトはのってません。

○宮2

 細い、ツルリとした麺です。汁は、色ほどに辛くはなく、むしろさっぱりとしています。そうだ、忘れていたと、胡椒もふりました。器もそれほど大きくはなく、ぺろりと食べてしまいました。

○宮3

 セットには炒飯の小がついてます。これも醤油の味が香ばしいです。中華では、チャーシュウの切れ端が入っていることが多いですが、ここでは、ハムです。

○宮4

 和歌山ラーメンと「早や寿司」はセットかと思ってましたが、ここにはそんなものはありません。メニューをみると、フツーの中華料理店と同じです。

○宮5

 地元では「和歌山ラーメン」とはいわず、「中華そば」というようです。屋号の「○に漢字1字」という店が、あちこちにあります。

○宮6

 「元車庫前」というのは、昔は市電(?)の車庫の前にあった屋台が発祥と言うことらしいです。現在は国道42号から紀三井寺競技場に入る交差点角にあります。
 明るい店内に4人掛けテーブルが11卓並んでます。これだけ広いと、次から次へとやってくる客も、待たなくて席に着けます。
 丸宮中華そば  地図
 073-445-4881
 〒 641-0014 和歌山市毛見1130-3

○宮7

 バスでJR和歌山駅に戻りました。その運賃が、なんと490円。高いラーメンになりました。
 バスは、井出商店の前も通りました。こちらには、やはり行列ができてました。

群馬・草津 「三國家」の三國そば、都汁、田舎汁

三國家1

 毎日、そばを食べてました。2日目(22日)の昼食もそばでした。
 草津温泉の中心、湯畑(ゆばた)の近くにある「三國家」です。自慢の「三國そば」(950円=そばのみ)は、2.5人分のそばが、大きな皿に盛られています。ツルリとした、おいしいそばです。

三國家2

 付け汁は別に頼みます。「都汁」(400円)は、小さく切った鴨肉とネギです。さっぱりといただけます。

三國家3

 もうひとつの「田舎汁」(400円)は、けんちん汁です。たっぷりの具が沈んでます。

三國家4

 「そばビール」の名前にひかれてこれも飲みました。オリジナルかと思ったら、なんと米国産でした。ちょっとそばの香りがする濃い味ですが、アルコール度は高くありません。

三國家5

三國家6

三國家7

 草津温泉の古くからの温泉街です。「まいたけうどん」も名物のようでしす。そちらの店は、満員で長い行列でした。

湯畑1

 湯畑です。手前からわき出した温泉が、向こうの樋に流れ込みます。底には、黄色い「湯の花(イオウ)」が堆積します。昔は、これを入浴剤にしていました。

長野・上田 「刀屋」のもりそば、真田そば

刀屋1

 上田へはじめて行き、五日ほど滞在したときに〔刀屋(かたなや)〕の蕎麦を、これもはじめて口にした。
 東京では口にすることができぬ、本物の手打ちだ。
 (略)
 並のもりそばでも、東京の三倍はある。
 大盛りとなれば、とても私ひとりでは食べきれない。
 昼時は、客があふれんばかりに詰めかけて来るので、私はいつも、午後の空いた時間を選ぶことにしている。
 (略)
 この店の名を〔刀屋〕というのは、封建のころ、刀の鍔(つば)をつくる鍛冶職だったからである。
 いかにも、城下町の蕎麦屋らしいではないか。
   池波正太郎「散歩のとき何か食べたくなって」(新潮文庫)より
 こんな文章を読めば、上田市にやってきて「刀屋」を外すことはできません。どんなガイドブックにも勝ります。21日の昼飯です。

刀屋2

 「もりそば」です。「並」でこの盛りです。隣のテーブルの「大」は、文字通り山を築いていました。

刀屋3

 もうひとつは、人気の「真田そば」です。出汁が味噌仕立てです。

刀屋4

 器に味噌となめこが入って出てきます。ここの別器の鰹のだし汁を入れます。好みでそば出汁も入れて混ぜると、冷や汁(みそ汁)のようです。これでそばを食べます。
 そのそばですが-
 あまり光沢はなく、ちょっとねっとりとした、悪く言えば団子のような感じです。スルスルと喉を流れるというわけではありません。しっかりと咀嚼(そしゃく)していきます。食べても、食べてもそばです。もちろん、きれいにいただきましたが、期待していただけに、ちょっと…という味でした。関東人とは、味覚の構造が違うのでしょうか。

刀屋5

 量もさることながら、価格にもびっくりします。もりの並(優に2人分)で650円です。
 メニューは多いですが、もり、ざる、真田の他を食べている人は見あたりませんでした。

刀屋6

 

刀屋7

刀屋8

 

刀屋9

 刀屋そば店  地図
 0268-22-2948
 〒 386-0012 長野県上田市中央2丁目13-23

長野・軽井沢 「村民食堂」の信州御膳

村民食堂1

 「草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティバル」を2日連続で楽しみました。草津温泉の帰りに寄った軽井沢です。中軽井沢で遅めの昼食を食べて、午後3時半に佐久ICから高速に乗りました。関信越-長野-中央-名神と大山崎まで走って、水無瀬の自宅には予定通りの9時に着きました。草津温泉から540キロ。往復1000キロ超の、久しぶりのロングドライブでした。

村民食堂2

 「村民食堂」の「信州御膳」(1800円)です。観光地です。いい値段がついてます。
 野菜の天ぷら、ヒジキ、ナメコそば、具だくさんのみそ汁と食べ応えがあります。

村民食堂3

 サーモンの南蛮漬けです。
 漬け物の野沢菜がおいしいです。

村民食堂4

 「村民食堂」と名乗ってますが、軽井沢町とは関係ありません。

村民食堂5

 広い食堂です。窓の外には、緑が広がります。
 赤ちゃんもいれば、犬もいます。

村民

 ガイドブックに紹介されているので、客の列が続きます。だいぶ待たされました。
 2階では宴会も可能です。近くの軽井沢高原教会で挙式したカップルが、親族とともにやってきました。披露宴をするようです。
 「披露宴は村民食堂」と、招待状に書くのかなと笑ってしまいましたが、さすがに宴会場にはしゃれた名前がついてました。

村民食堂7

 日帰り温泉の「星野温泉 トンボの湯」が隣にあります。
 村民食堂
 0267-44-3571
 〒 389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町星野

青春18きっぷで食べる 姫路・大手前通り 「夢乃蕎麦」の姫路おでん

夢乃蕎麦1

 姫路・みゆき通りを歩いていてもらったパンフレットに「姫路おでん」が紹介されていました。初めて知りました。となれば、さっそく挑戦です。大手前通りの「夢乃蕎麦」で食べた「姫路おでんセット」(400円)です。

夢乃蕎麦2

 「生姜醤油を小皿に入れて、つけて食べる」というのが、姫路おでんのひとつの定義だそうです。

夢乃蕎麦3

 薄味のおでんです。姫路には「関東煮(かんとうだき)」と呼ばれる濃く甘い味付けのおでんもあるそうです。

夢乃蕎麦4

 薬味の数々です。京都・祇園「原了郭」の黒七味もあります。

おでん

 姫路おでんの起源は、それほど古くはありません。おでんを生姜醤油をかける食べ方は古くからあったそうです。それを、2006年に姫路おでん探検隊が「姫路おでん」と命名したそうです。

夢乃蕎麦5

 「夢乃蕎麦」は1階に店舗がある蒲鉾の「ヤマサ」の直営店のようです。おいしい蒲鉾がサービスで出てきました。

夢乃蕎麦6

 メーンは「かまぼこ屋のかき揚げそば」(830円)です。蒲鉾のねりものでタマネギを揚げた、おいしいかき揚げです。

夢乃蕎麦7

 冷たく冷えた蕎麦も、ツルリとのどを通る上出来です。

夢乃蕎麦7

 夢乃蕎麦
 079-225-2277
 〒670-0922 姫路市二階町60 ヤマサ大手町ビル2階

京都・天橋立 「雪舟庵」の日替り定食

雪舟庵1

 天橋立を目の前にする「雪舟庵」です。知人の「お薦め」で昼食にしました。
 数量限定という「日替り定食」です。予約してました。それにしてもすごい。メーンは白身魚のフライです。ニンニクの効いたトマトソースがかかっています。これが1500円の定食とは思えません。

雪舟庵2

 よく冷えた焼きなすびに、身欠きニシンがのってます。
 刺身はスズキです。
 サワラでしょうか。カレー粉がはいったマヨネーズを付けて焼いてあります。
 茶碗蒸しは、豆乳が入って甘いです。
 冷たくてのどごしがよい素麺です。
 炊き込みご飯には白魚がのってます。山椒が味を引き締めます。

すし

 プラス500円の「寿司定食」は、同じ料理で、ご飯がすし5貫に変わります。

雪舟庵3

 目の前にワイドスクリーンのような光景が広がります。

雪舟庵4

雪舟庵5

雪舟庵6

 クルマがなければ、ちょっとたいへんな場所です。一番左がマイ・シトロエンです。
 雪舟庵  地図
 0772-27-1530
 〒629-2233 京都府宮津市溝尻247

京都・和知 道の駅「和」のすしとうどん

和1

 京丹波町から国道27号を走ります。由良川にそった道の駅「和」でいつものように休憩しました。旧和知町(現京丹波町)にあるから「和(なごみ)」です。
 簡単にすまそうと、うどんとパックの寿司にしました。寿司は素人風のつくりで、安いがなによりです。

和2

 シメジの天ぷらです。こりこりとしてます。

和3

 山菜ごはんは薄味です。

和4

 お値段は、うどん350円、寿司500円、山菜ごはん350円、天ぷら150円です。これを2人で食べました。ゆっくりと食事できる休憩スペースもあります。

和5

和6

 地元の農家で作った生産者の名前入り野菜が並んでいます。新鮮で、安く、いつも何かを買ってしまいます。

和7

 窓の下には由良川が流れています。鮎釣りの竿を流している釣り人もいました。

和8

 道の駅「和」

青春18きっぷで食べる 松阪駅弁「元祖特撰牛肉弁当」

松阪駅弁1

 松阪駅弁の「元祖特撰牛肉弁当」(1260円)です。
 名松線の終点からひとつ手前「比津駅」のホームで食べました。

松阪駅弁2

 さすがに柔らかい松阪肉です。ナイフがなくても、箸でポロリと切り離せます。こってりとした味付けですが、肉汁がさすがです。弁当には、酢ゴボウとレンコン、それにポテトがついているくらいですが、肉の美味しさで満足しました。

松阪駅弁3

松阪駅弁4

 だれもいない比津駅です。次の列車がくるまで半時間以上。ベンチを占拠して、のんびりといただきました。

松阪駅弁5

 商売熱心なようで、「あら竹弁当通信」といったちらしまで作っています。

松阪駅弁6

 松阪駅で乗り換えの時間があったので、駅の売店(ココにも売ってました)ではなく、駅から5分ほど歩いた新竹商店の本店まで買いにいきました。
 あら竹