台風一過となって夏の日射しが戻ってきました。京都・宇治の興聖寺では盂蘭盆会(お盆)の法要が営まれました。
お参りをすませ、経木(お塔婆)をいただきました。
花手水が活けられていました。
照りつける太陽に汗ばみました。
シオカラトンボが羽を休めていました。
道元禅師が最初に開いた曹洞宗の「修行道場」です。今も座禅の修行が続けられています。
鐘楼の下で百日紅(サルスベリ)がピンクの花をつけています。
今夜の京都五山の送り火も、予定通り行われます。
ポンポン山の花の谷、竃ヶ谷(かまがたに)のオオキツネノカミソリが咲き始めたとの情報です。さっそく訪ねてみました。
咲いてました。数からすればほんのわずかです。でも開花した花は見事です。
朝ドラの「らんまん」で、万太郎がタキから名前を教えてもらった花、「キツネノカミソリ」の変種です。名前にあるように花が大きく、長く突き出るおしべが特徴的です。
和名は「大狐の剃刀」、洋名はリコリスです。
ヒガンバナ科ヒガンバナ属です。秋に咲く真っ赤なヒガンバナ(曼珠沙華)を大きく、そしてオレンジ色にしたようです。
保護地はフェンスで仕切られています。内部には入れません。
撮影は望遠レンズです。
ガマズミは、秋には真っ赤な実になるのでしょう。
ミゾホオズキがあちこちに小さな花を咲かせています。
急に思い立って車でやって来ました。大原野森林公園森の案内所の駐車場(無料)にとめさせていただきます。
きょうは祝日ですが、出会ったのはこの家族だけでした。
出灰(いずりは)川を渡って竃ヶ谷に入ります。
この数日、大阪は雨が降っていないので水量は多くはありません。
何回も渡渉を繰り返します。
オオキツネノカミソリの保護地です。フェンスで区切られています。
満開になると、辺り一面がオレンジ色のジュータンになります。ちょっと早すぎたようです。あまりの暑さに、ここでUターンしました。
桂坂野鳥遊園を散歩しました。
青紅葉に赤い種がついています。間もなく、ヘリコプターとなって風に舞います。飛び散った種が、新しい生命をはぐくむのです。
緑の濃淡が重なります。
ゴールデンウイーク中とは思えない静寂に包まれています。
黒光りしている葉もありました。
フウ(楓)の新しい葉でした。
大木に成長します。秋になるとモミジバフウ(アメリカバフウ)が美しい並木道はすぐ近くです。
ミズキが白い花をいっぱいにつけています。
この低木は名前がおもしろかったです。
シャシャンポ(シャシャンボとも)です。漢字では南燭とか小小坊と書きます。ツツジ科の植物です。
観鳥楼では池の野鳥を観察することができます。
肉眼では、点だった鳥が、望遠鏡でのぞくと黄色いくちばしまで鮮やかです。カルガモでしょうか。カワセミも飛んでくるそうです。
桂坂野鳥遊園
京都市西京区御陵北大枝山町1-100
075-332-4610
京都北山の雲ケ畑・足谷までヤマシャクヤク(山芍薬)に会いに行きました。ちょっと盛りは過ぎていました。すでに花弁を落としたのも混じりましたが、わたしを待っていてくれたのも。
ノーブルな純白の花弁の内に、雄しべが放射状に並んでいます。
飽きることなくシャッターを切りました。
のぞき込んでしまいます。
花の命は短いです。
つぼみもあります。
恥じらいの表情です。
日本在来種のヤマシャクヤクは、茎頂に1つの花をつけます。
ボタやシャクヤクは茎頂と腋芽に花をつけるそうです。
親子のように。
そ知らぬふりして。
クリンソウとコラボも。
わかりにくいですが、あちこちに咲いています。
ヤマシャクヤクなどの保護活動をしている「雲ケ畑・足谷 人と自然の会」が発刊しているガイドブックです。
ページをくると、ボタン科ボタン属の項で、ヤマシャクヤクとベニハナヤマシャクヤクの違いが説明されています。
雲ケ畑での明確な違いは開花時期です、ヤマシャクヤクは5月初旬、ベニハナヤマシャクヤクは6月初旬に咲きます。
2年前の6月にもやって来たことがあります。
その時に見たのはベニハナヤマシャクヤク(上)でした。ヤマシャクヤク(下)と並べましたが、違いがわかりません。
京都・雲ケ畑 足谷でベニバナヤマシャクと会う
大阪・島本のわが家から太閤道を歩きました。
思わぬ場所に黄色い花が咲いていました。なんとキンラン(金蘭)でした。金色に輝くから金蘭です。
3株ありましたが、1株が開花したばかりでした。
太閤道から見下ろします。向こうが三川合流域で、右から木津川、宇治川、桂川です。
きょのテーマは、8㌔ロードでした。roadではなくload(負荷)で、キロの単位はメートルではなくグラムです。
ポリタンク2個を水で一杯にするなどしてザックに入れました。重さを測ると、8.2キログラムでした。
1ヵ月をきった3回目の巡礼に向けてのトライアルでした。
京都・大原の北に東西に2キロほど続く尾根があります。「シャクナゲ(石楠花)尾根」と名付けられていて、この時期はシャクナゲであふれます。
「今年は大当たり」というYAMAPの登山情報を見て、わたしも早起きして出かけました。
純白からピンクがっかたもの、もっと深いバラ色まで、次から次へと現れる格好の被写体に、シャッターを切り続けました。
シャクナゲの画像が、これでもかと続きます。
続きを読む 京都・大原 シャクナゲ尾根の満開ロード
わが家のマンションの庭に咲くスズランが、今年も花を開け始めました。
北海道を代表する花として知られます。谷間の姫百合の別名もあります。それが大阪に自生しているはずもなく、住人の方が昔、植えられたのが広がって、毎年、楽しませてくれます。
よく似た格好をしてますが、ドウダンツツジ(灯台躑躅)です。
ヒメウツギ(姫空木)も白い花をつけました。
ツツジはいろんな色の花を咲かせます。
春に咲く花は黄色が多いです。受粉を媒介する昆虫たちを呼び寄せるために、目立った色をしているのだそうです。
小さな黄色にレンズを向けました。オニタビラコ(鬼田平子)は、道端や庭に自生する雑草です。
カタバミ(片喰)もあちこちに咲いている雑草です。
ヤマブキ(山吹)は、その名の通り山吹色をしています。
モッコウバラ(木香薔薇)も黄色です。
エニシダも咲いています。
ハナニラ(花韮)はきれいな星形です。
ランタナ(七変化)のかわいい花です。長い期間、咲いてます。
シラン(紫蘭)も鮮やかです。
牧野富太郎博士ならずとも、春になると花に目がいきます。
茨木の山間部、竜王山の麓にある「見山の郷(みやまのさと)」までドライブしました。タケノコやイチゴなど、とれたての野菜なんかが並んでいます。
ちょっと早かったですが、昼飯にと「龍王焼きそば」(350円)や巻きずし、赤飯を買って、近くのベンチでいただきました。
龍王みそが入っているのがミソのようです。焼きたてのホカホカでした。
いろんな野菜が巻き込まれた寿司も、酢が効いておいしかったです。
赤飯も加えて、2人で食べて満足のボリュームでした。
焼きそばは店内に並んでいるのを買いました。店の外で実演販売していて、「温かいのと交換してあげるよ」と親切でした。
タケノコやわらびも買いました。
標高がある山間部のためか、八重桜が満開です。
花季がちょっと遅いオオシマザクラでしょうか。桜餅を包む葉が大きくなっています。
ミツバツツジも咲いています。
キリシタン自然歩道が通っていました。ちょっと散歩しました。
フランシスコ・ザビエルの肖像画が発見された民家が残るキリシタン集落からも遠くありません。
タチツボスミレが咲いてます。
カキドオシです。
葉に毛がいっぱいはえているこちらは?
ヒメオドリコソウのようです。
ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)は、エンドウ科多年草です。
ミミナグサ(耳名草)ですか。ハコベとどう違うのでしょう。
こちらがコハコベですかね。
マメ科のようです。ヤエズエンドウでしょう。
グーグル先生も、これには答えてくれません。
コオニタビラコ(小鬼田平子)は、春の七草の1つ「仏の座」は本種のでもあるようです。
アザミ(薊)が花を膨らませています。
ハルジオン(春紫菀)が咲き乱れます。
タンポポもイヌフグリも、もういっぱいです。
de愛・ほっこり 見山の郷
072-649-3328
茨木市長谷1131
カタクリの花が今年も咲いたと、小塩山からの便りです。山友3人と一緒に登りました。
生憎の薄曇りでしたが、なんとかそっくり返ってイナバウアーしているのもありました。
「きれいね」との声が連発されました。
折角のチャンスなので、中間にある大原野森林公園森の案内所の駐車場に車を置かせてもらい、まず小塩山をピストン。その後、竃ヶ谷(かまがたに)にも行ってみました。ニリンソウがちらほらと開いていました。
1輪だけ山吹色の花弁を広げていました。ヤマブキソウです。これから咲き競います。
昼飯は、簡単野菜スープをつくりました。短時間でチャチャとつくりましたが、野菜をじっくりと煮込んだようなおいしいスープとなりました。喜んでもらえて、満足です。
小塩山の頂上で、わたしも山友にならって「🏔」のポーズです。